「ベニーズ・ビデオ」



◾️12分300円という守銭奴なナビパークを目撃した日


年末年始のケーブルチャンネルは一挙放送ばかりで、
見たい番組があまり無いので、久しぶりにツタヤに行ったら、
4年間も借りてなかったとわかった。4年ぶりの更新。
近場二つのツタヤは、韓流だらけ邦画だらけアニメだらけになってたり、
アクションのコーナーにジャングルブックがあったりカティンの森があったり、
昔はカルトコーナーがあったのに消えてたり、ヨーロッパ映画のコーナーが消えてたり、
つまんなくなってた。私が借りたかったリストのほとんどが、
検索してもお取り寄せか商品はありません、になって、つまんなかった。


原題 BENNY'S VIDEO 1992年 オーストリア 劇場未公開

監督脚本 ミヒャエル・ハネケ

出演
アルノ・フリッシュ (ファニー・ゲームの片方)
アンゲラ・ヴィンクラー (ブリキの太鼓の狂う母)
ウルリッヒ・ミューエ(ファニーゲーム 夫婦の)



ベニーズ・ビデオ






14歳ベニー ビデオオタク
毎日毎日部屋にこもってレンタルビデオをひたすら流す。
豚がスタンガンで殺されるビデオが気に入っている。

ちょっと知り合った女の子を家に呼び、屠殺ビデオを見せるが
彼女は気に入ってくれない。

スタンガンを見せるが、女の子に発射してしまい、
苦しむ姿にうろたえたベニーは何度も打ちまくり絶命させる。










しょっぱなの豚屠殺。
もう二度と肉は食べない!と決心させる力がある。
やっぱりもういい加減、魚も肉も食べない人間にならないとダメだな、
と思った。夫とメシ食いたくないっすよ。肉料理したくない、ほんと。


ハネケ監督の作品の胸糞悪さは、
人間ってやつの本質を表に出しただけなので、
やたらと怒鳴りあったりモノ壊したりビル壊したり戦ったりする映画より、
よつぽど好きです。巧いしね。


この年頃の子供の、無関心無表情、先を予測できなさ。
とてもリアル。

子供ってこんなもん

子供の犯行を知った親の反応も似たようなもんかもしれない。
が、こいつらあまりにも卑怯。
しかし、この両親の子供ならこうなるな、と納得させるものがある。

人は何か困った出来事が起きた時、自分を守るためにとっさに嘘をつく。
自分のヘマを無かったことに思い込む心理が働く。
相手が何々しなければ自分はこうしなかったのに、と相手に非を感じる。

人間ってそんなもん


母親が一度だけ泣いたのはホッとしたが、
こいつら、いくらなんでもおかしいな。

自分の子供が何を考えて何をしてるか、
親には本当のところはわからない。怖いな


ラストも子供の思考の浅はかさを表しただけで、
別に良心とか罪の意識とかの問題じゃないはず。
そんななまっちろい事、監督はしないはず。

とても優れた作品だと思います。


☆私は、ブリキの太鼓がものすごく生理的にダメなので、
(いや、すごい映画だと思ってるよ。原作も読んだうえで)
あの女優が映っただけで吐き気催す気分だった。







関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント