「シークレット・アイズ」



見始めて、あれ?なんかこの設定、見たことあるな?
と思ったら、秀作「瞳の奥の秘密」のリメイクだったー!


映画 SECRET IN THEIR EYES 2015年 アメリカ

監督 ビリー・レイ

キウェテル・イジョフォー
ニコール・キッドマン
ジュリア・ロバーツ
アルフレッド・モリナ
マイケル・ケリー
ジョー・コール
ディーン・ノリス
ゾーイ・グレアム


シークレットアイズ



FBIテロ対策チームの捜査官の娘が、強姦され殺されて発見される。
容疑者はFBIの情報屋だったため、
国の安全の方が優先だと、事件はもみ消される。

チームを去ったレイは、13年間容疑者を探し続けていた。
ある日容疑者に似た容貌の男を見つけ、
昔の職場に伝えに行くが、正式な捜査再開は許可されず、
レイは独自に動き出す。










<文句>

被害者を、捜査官の同僚の娘にしてしまったので、
刑事が純粋に正義のために長年を費やすというもと映画の良さが、
仲間内のことだから必死になる、みたいに変わってしまった。
これ、良くないと思う。見ながら、
「じゃあ、あんた、これが一般市民だったらそこまでやるの?」
と疑問視してしまったもん。

それと、たまたま見かけた女に目をつけた犯罪になってるから、
タイトルにある、視線の秘密感が薄い。
もと映画では、もっと過去に遡っての鬱積した欲望だったから、
犯人の視線の意味が強く、より陰湿でより悲惨さが出たのに。

瞳の奥の秘密=犯人の視線ってことと、検事と刑事の押し殺した愛が瞳に宿る、
ってこと、二重にかけててそこがいいんだけど、
ハリウッド版は二人が両想いってことがわかりやすく描かれすぎてて、
奥深さがない。タイトルの意味、二人の恋だけを表すことにしたのかなー。

ラスト、普通の人があの復讐をするから共感できるのであって、
法に携わる人たちがあれじゃダメでしょう?と不満。

ニコール・キッドマンが告白されるのを待ってる風情すぎて、
もうちょっとマッチョでいて欲しかった。

アルゼンチンの犯人に比べて、
この犯人には凶悪感やずる賢さが見えない。物足りない。



大事な大事なセリフ「終身刑でしょ?」が持つ
重みと衝撃が、全く感じられなかった理由を考えた。
もと映画では、法律のこと何も知らない一般市民が切望した終身刑だから、
捜査官に「あなたは終身刑になると言ったのに奴は釈放された。」
「終身刑ですよね?」が効いてくる。
でも法を知っている人間がこれを言っても、言葉に力が宿らない。
ただの正当化に思えてしまう。だからだと思う。



<褒める>

*ジュリア・ロバーツの、
ほぼスッピンでの苦悩する母親ぶりは見事だと思いました。

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アルゼンチンのもと映画「瞳の奥の秘密」は、大好きな一本だから、
過去記事見返してみたら、今はなき三軒茶屋中央劇場でみてたのね。
しかも、あの地震の時だった・・・・

瞳の奥の秘密 過去記事


もう一度観たいな


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