続編「ミレニアム4」蜘蛛の巣を払う女


▪️英語の先生に、どんな勉強方法してる?と聞かれ、
「行き当たりばったり」と言ったら、「それはダメです」と言われた。



著者が急死したため、ダヴィド・ラーゲルクランツという人物が
続編、「ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女」を書いた。
スティーグ・ラーセンの遺構に関係のない、ラーゲルクランツまったくの創作。

しかし、もともとミレニアムシリーズは、著者が二人いて、
スティーグ・ラーソンが32年間死ぬまで一緒にいたパートナー、
エヴァ・ガブリエルソンとの作品。
婚姻関係ではなかったため、スティーグ死後、エヴァには何の権利も収入も無く、
遺族とエヴァは作品の権利や収入などで揉めた。


原題 Det som inte dödar oss(我々を殺さなかったもの)



4蜘蛛の巣



サヴァン症候群の男の子が登場。
リスベットは、人と交流できないその子に親しみを感じ、世話をする。

リスベットの双子の妹カミラがやっと出てきた。
姉と違って、一目で誰もが虜になるほどの美貌の子で、
それをいいことに幼い頃から人心を思いのままに操ってきた。
両親に対する気持ちはリスベットとは真逆で、
母親を殴る蹴る強姦する金持ちで権力者の強い父親に憧れ、
犠牲者の母親を、弱い人間として軽蔑してきた。
父親の会社に関わり、強い支配欲に動かされる犯罪者になった。

執筆者は別でも、登場人物の多さと、一人一人を詳しく描写する文章は同じ。
読んでて感じた違和感は、重さ、重苦しさ、暗い影を感じないところ。
ミレニアムシリーズは、狂った暴力権力性欲の犯罪と、
スウェーデン政府の闇が主軸にあったから、
底知れぬ恐ろしさ不気味さが魅力だった。

シリーズ4には、暗さを全く感じない。
表面だけで暗い過去だの過去の犯罪だのをただ書いてる、って感じ?

それなりに面白い物語になってるとは思うけど、物足りないのよ。

なんだろなアーーーー
きっと、死んじゃったスティーグは思春期に強姦事件に遭遇していて、
生涯、女性への暴力に対する怒りや苦しみにつき動かされてきたから、
文にその感覚が見えるんだと思うの。
4の作者の私生活や思想は知らないけど、
根っこのところにあるのが、スティーグと違うんだと思うのよね。

浅いというか、痛みを感じないというか・・・・

この人、今後もシリーズを書く、もう書いてる?そうだけど、
もう読まないや、多分。


***シリーズ通して不満だったこと
リスベットの言葉使いが普通すぎる。
これは翻訳のせい?「〇〇なのよ」「〇〇わ」とか、
普通の女の子の言葉使いになってるんだよね。
もっとぶっきらぼうで突き放した言葉で書いてくれた方がいいです。



こうなったら、
次は、気の毒なパートナー、エヴァ・ガブリエルソンの、
「ミレニアムと私」を読むぞー!


スティーグとのことを語るエヴァ










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