「マーシュランド」


■ハロウィンって何?という疑問はいつになっても消えない。


なんでこんなに面白いのか、分析しないとわかんないが、
ハラハラしっぱなしで観ました。

原題 La isla hodgepodge 2014年スペイン

たしかに沼地って湿地帯って、人を狂わせる何かを出してる気がする。
暑さは無いが、「ペーパーボーイ真夏の引力」の淫猥さを思い出し、
ニューオーリンズの湿地帯に住む人と違う土地に住む人では、
まるで別の星の人くらいに理解不能、
のようにアメリカ人が言っていたことを思い出した。

監督 アルベルト・ロドリゲス


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1980年代スペイン アンダルシア地方 マーシュランド湿地帯
未成年の姉妹が失踪
姉妹の母親が見つけた写真のネガには、男と一緒に裸で写る姉妹の姿が

都会から来た刑事と地元の刑事がチームになり捜査する
事件の背景にチラつくのは、若い男と老いた男の連続共謀強姦
貧しい人を食い物にする麻薬組織
児童性愛男

内戦の痕が深く染み付いた人間心理
根底にある、女は性欲処理係と家事係、黙って男に従え思想

事件は解決したかに見えたが、本当の魔は別にある


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ネタバレせずにどこまで感想書けるか難しい。
犯人は誰だ?!と思いながら見る映画だもんね。

最初に、脳みそみたいに複雑怪奇にぐねぐねした湿地帯の空撮があり、
これだけでも、見る側の不安をあおります。

地元の刑事の、酒とタバコと女と暴力志向に、
都会の刑事と同じく観客も驚かされます。
いくら時代が時代とはいえ、下衆いなー危ねーなーと。
これ、伏線ね。

湿地帯の不安定な天気が事件への恐怖興味をかき立てて、
いったいどんな悪党が待っているのか、ドキドキします。

ラストがいいのです。
ラストにゾッとします。
悪の正体を知ったことより、
知られた(どうせみんな知ってる刑事も知ってる)
ということを知っている悪党の極悪さにゾッとします。

見るものの想像力を膨らませる筋書きです。
これもある意味チラリズムってやつでしょうか。
チラリズムつて言葉をエロに使うのは大嫌いだけど。

ネタバレってほどでもないです。
⬇︎
なるほど奴は、ほとほと残虐趣味。「腐っても鯛」じゃない、、、
「腐った鯛は元には戻らん」って話さね。

しかし、内戦の爪痕深いスペインの田舎じゃー、
人の心理はまだまだ尋常になれず、隣近所の誰もが密告者に、
誰もが拷問や殺害の被害者加害者になるかもしれないという恐怖は染み込み、
内戦が終わっても、犯罪行為があろうが誰が犯罪者だろうが、
人々は見て見ぬ振りをする。自分の身を守るため。
だから、よそ者の刑事にだけは、親切にも悪の秘密を示してあげたのだ、
あの現像した男は。


ただの殺人犯探しの映画じゃなくて、過去の負の遺産を抱えた国(地域)の、
そこに生きる人々全てに関わる、おぞましい犯罪についての映画でした。
とは言っても、結局はちん○犯罪です!


あいつら全員玉腐れろ!

虫酸が走る内容ですが、映画としてはすげえ傑作だと思う。

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やーーーん‼️ ロドリゲス監督ったら〜
マリオ・カサス君主演の映画も撮ってたのねーーー♪♪


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コメント

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つかりこさん

マーシュランドもそうだけど、スペイン映画は、内戦の影を引きずった重く悲しい映画こそ、とてもいい作品が多いなと思います。
ホラーも美しく悲しく重く怖いし。
英語はやっぱりややこしいですー。自分の頭悪さを確認しに行ってるようなもので・・・ でも、人と話す時って、顔で態度で話すって感じである程度通じますよね。難しいのは文法より発音ですねー。海外ドラマを今までより意識して見るようにしています。つかりこさん、初心者の英会話サークルとか始めたら私も参加しますわ♪

No title

あ、この映画すごいですよねー。
たしかに、圧倒的な引力と圧倒的な邪悪さに打ちのめされます。
やはりスペイン映画、畏るべしです。
あ、びーさんに教えてもらったスペイン名作、観なくちゃですわー。

英語がんばっているごようす、好きです!
僕にも教えてーな(うまくしやべれないんす)。