「ボブがくれた世界」


リハビリ中の麻薬中毒患者が野良猫と出会い、友情を育む実話の本、
「ボブという名のストリートキャット」A Street Cat Named Bob

1年後に、二作目が発売されました。
「ボブがくれた世界」The World According to Bob


日本では2013、2014年にそれぞれ発売されていたのですね。
私は今月になってから知ったんだけど。



20160711120341007.jpg




二作目には、ジェームズとボブがロンドンの新聞に載った経緯、
アメリカのエージェントが出版を持ちかけてきた経緯が書かれています。

路上で演奏することに限界を感じたジェームズは、
ホームレスの救済を目的にロンドンで生まれた雑誌、
「the Big Issue」の正式な販売員になるが、
いちゃもんつけられ、またもや路上演奏に戻る。

新聞記者が記事を載せ、
ボブとジェームズの暮しのエピソードをまとめた本の執筆が進んでも、
ジェームズは生活の不安と病気に苦しみます。
「路上生活は救いようがなく不快そのものなのに、こんな物語を誰が喜ぶ?
ボブは愛されてるが自分は嫌われるに違いない」と思う。


二作目を読んで、私が前作で疑問に思っていたことの答えがわかりました。

『ヤク中や小児科医からの精神病の診断や、
万引きで逮捕の過去をよく暴露できたなー』の疑問。


やはりジェームズは、
自分の暗い部分には何としても触れたくなかったそうです。
執筆を手伝うライターに、ジェームズとボブはどん底の時に出会い、癒しあってきた、
そういうことを書くべきだと言われ、心を動かされたそうです。
なるほどね。


イギリスには正式にホームレスと認めらてると住居に関して支援される。
ビッグイシューは正式な販売員と認められたホームレスだけが、
定められた場所で売る。この二つのことは、私が知らなかったことでした。

日本でもビッグイシューは販売されています。

ビッグイシュー日本

世界中のいろんな問題の記事があって、内容濃いです。


バスで寝込んだジェームズを起こすボブ、
ジェームズの足の病気を心配するボブ、
ジェームズの肺の病気を診断するボブ、
ひったくりを撃退するボブ、
ボブの賢さと可愛さはいうまでもありませんが、
いろいろと思い悩むジェームズの心境に共感し、
前作にも増して二人への応援したい気持ちが強くなりました。

大切な人にプレゼントしたくなる2冊です。


謝辞の最後に、ジェームズはボブへの感謝を述べています。
ボブが僕を見つけなかったら僕はどうなっていただろう。とも。




でもね、本にも数箇所、タバコを吸う描写が出てきますが、
今も吸ってるのかなー?もし吸ってるなら、
ジェームズ本人のためにも、ボブのためにも、
絶対に禁煙して!たのむよジェームズ!

映画の予告動画にもタバコを持ってるシーンがあった。   やだなー



イギリスでは
「My Name is Bob」っていう子供向けの本も出てる。
こっちには、ジェームズ&ボブの写真がいっぱいある。
欲しいなぁーーー










関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント