「名もなき堀の中の王」


ずっと気になってた一本。

原題 STARRED UP 2013年 イギリス

原題の意味は、少年院から刑務所に囚人を移送するシステムの名称

監督デヴィッド・マッケンジーは、私の好きな「パーフェクト・センス」の人。


出演
ジャック・オコンネル
ベン・メンデルソーン
ルパート・フレンド
サム・スプルエル
アンソニー・ウェルシュ
デヴィッド・アヤラ
ピーター・フェルディナンド
ガーシュウィン・ユスターシュ・Jnr


名もなき堀の中の王




一人の若者が少年院から刑務所に移送される。
房に入るとさっそく武器を作り、すぐに暴力沙汰を起こす若者は、
心理療法士の勧めで教育プログラムを試される事になる。

この刑務所には、若者の実父も長年収監されており、
父は自分のせいで失われてしまった親子関係を修復しようともがく。








刑務所独特の上下関係、暴れる囚人への看守の対処の仕方、
よくリサーチしたんだろうなー、と見ていたら、
刑務所でセラピストとして働いていた脚本家が脚本を書き、
実在の刑務所の中でロケしたというリアルさだった。

若者エリック役ジャック・オコンネルは、
脚本を最後まで読まないまま、撮影に臨んだそうです。
「自分に起こる事を知りたくなかった」
「明日撮影する部分だけを読んで演技した」



息子エリック、父ネビルだけでなく、
囚人たちの生い立ちや罪状はほぼ描かれていない。
ただひたすら、荒れきったエリックの、凄まじい暴力を見せつける。

あそこまでにならないと親子の絆を取り戻せないってところに、
自分の親子関係を思いくらーい気持ちになった。

一箇所わからないところがあった。
「小児性愛者は奇妙だよな、施設にいたやつの顔は忘れない」
とエリックに言われた心理療法士、「勘違いだ」のセリフしかなかったから、
こいつはきっとその犯人に違いないと、ずっと思ってしまった。
エリックがグループセラピーをちゃんと受けつづけるから、あれ?
本当に勘違いだったのかな?と、戸惑った。

しっかし、刑務所、ファッ○の嵐ですな。
父と息子の喧嘩も、普通じゃ考えられない言い合い。。。
「男のケツに突っ込んでろ!」「女のケツと間違えてお前ができたんだ!」


裸が嫌いなんで、丸裸のシーンが何箇所もあるのが嫌だった。

実はこの映画、私がものすご〜〜〜く生理的に大嫌いな顔の役者が三人出てる。
父役と所長役と心理療法士役。できるだけ顔を見ないで字幕に集中した。

エリックという名前を呼ぶ父親の発音が、私の耳には
「おい!」としか聞こえず、イギリス英語?または英国の中でもどこかの英語、
の発音に驚いた。



一度は見て!と言いたい力作だと思います。





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