「疑惑のチャンピオン」


ツール・ド・フランスの王者
ランス・アームストロングのドーピング疑惑を12年間追求した、
サンデー・タイムズ紙記者デイヴィッド・ウォルシュのノンフィクション
「Seven Deadly Sins: My Pursuit of Lance Armstrong」を基にした作品。



原題 THE PROGRAM 2015年 イギリス

監督 スティーヴン・フリアーズ


出演
ベン・フォスター
クリス・オダウド
ギョーム・カネ
ジェシー・プレモンス
リー・ペイス
ドゥニ・メノーシェ
ダスティン・ホフマン



疑惑のチャンピオン



ランス・アームストロングは、アメリカの自転車競技で勝ち続けた選手。
いよいよツール・ド・フランスでもチャンピオンになろうという矢先、
精巣ガンと脳への転移が見つかり、闘病生活へ。

ガンを克服してからのランスは、ツール優勝を目指しチームを組む。
市販薬を選手に投与することで批判されているドクターを自ら訪ね、
チーム全員にドーピングをさせ、7連覇という偉業を達成する。








狂気としか思えない勝利への執念に息詰まる。


まず、役者たちについて書いときます。

凶暴ささえ感じる、勝利にとりつかれた男アームストロング役、
ベン・フォスターは、昔から、目が変わってるなー(狂ってるなー)
と思っていたので、適役だったと思います。
さすがに最初の方で、21歳には見えなかったけどね・・・
怖いです、この迫力。この演技。 あの目。 (@゚Д゚)@


「THE FALL警視ステラ・ギブソン」犠牲者役、
ローラ・ドネリーがいて嬉しかった。 

ギョーム・カネがまたもや悪玉役で。。。
もういい人の役に戻ってぇーーー。と。

「落下の王国」のリー・ペイスは、「シングルマン」以来の
ほかの出演作を観てなかったので、さすがに老けたのね。と。


それと、曲が良かった

一発目にこれが流れ、すごく興奮した。昔大好きだった曲

The Ramones -「Blitzkrieg Bop 」



この二曲も好き

Black Rebel Motorcycle Club 「Spread Your Love」




Leonard Cohen 「Everybody knows」





早いテンポで、ランスのガンと、ドーピングへののめり込みが進みます。
どんどん勝っていきます。あれよあれよとスターになります。
ドーピングに対するためらいも危機感も後悔も一切見せずに進みます。
ランス含めチームもコーチも。

事実がこうなのかもしれません。だとしたら、
自転車レースの世界は真っ黒黒ですね。

詳しいことはいろいろ検索すると出てくるように、
選手個人の薬物使用だけでなく、
ガンを克服したスター選手のドーピングを隠蔽したほうがうまく収まる、
と考える業界全体の問題も大きいのですね。

今はどうなんだろ?


アーミッシュらしいアシスト役選手の家族とコミュニティは数回出てくるのに、
ランスの家族は、出会いと結婚式くらいしか出てこないので、
私生活を少し入れた方が、人物像に深みが出るかなー?とは思いました。
勝負への執念の部分しか描かれてないので。



初めてランスが、
自分の口でドーピングを告白したのがオプラのショーだったとは。


*ランスのセリフで、「ラクリマクリスティ」ってあったの。
「キリストの涙」っていう意味だったとは知りませんでした。
いたよね、昔、ビジュアルバンド ラクリマクリスティ。

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ツール・ド・フランスのドキュメンタリー映画を5年前に観てました。
この後、ツールのドーピング疑惑が話題になり、かなりがっかりしました。

チェイシング・レジェンド過去記事


こちらもやはり5年前、ツールを題材にした愛すべきフランスのアニメ

ベルヴィル・ランデヴー過去記事






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