「ネスト」


やっぱ、ホラーはスペイン産がトップだね



原題 MUSARANAS 2014年 スペイン/フランス


監督 エステバン・ロエル/フアンフェル・アンドレス 

アレックス・デ・ラ・イグレシア奇才夫妻が気に入って製作。

出演
姉 マカレナ・ゴメス
妹 ナディア・デ・サンティアゴ
(濃い化粧したら、ディタになるんじゃないか?)
父 ルイス・トサル

女好きな男 ウーゴ・シルバ
男の婚約者 カロリーナ・バング




ネストスペイン



姉と妹二人きりで生きるアパート。
母親は妹出産時に死に、父親は戦争に行き14年行方不明。
”真相は後半で 姉の告白として明かされる”
姉は妹が寝る前の儀式として、毎晩聖書を読んでくれたが、
妹はなぜか怖さを感じ、姉は涙を流していた。
”恐怖と涙のわけは告白により姉の苦悩のためとわかる”

妹は18になり、自分から離れて家を出るのが怖い姉。
妹が男といちゃついた罰はお祈りしながらのムチうち。
家のドアから出られない病の姉は、仕立ての仕事で収入を得る。
発作を抑えるために客からもらうモルヒネを常用する。

ある日、アパートの階段から落ちた男を仕方なく家に入れた姉。
抑えていた情念が湧き上がり、身だしなみを整えるようになる。
妹は姉の本性を男に教え一緒に逃げようとするが、足を痛めた男は動けない。

男の婚約者は警察に捜索願いを出す。








姉の幻覚に出てくる父役俳優、
最悪に生理的に耐えられない映画「スリーピング・タイト」で、
最悪に生理的に耐えられない顔の俳優なので、
ずっと寒気がしてものすごく気持ち悪かった。



私の好きなスペインの悲しく怖いホラー映画は、みんな、
スペイン内乱、フランコ政権の抑制された時代が背景になっている。
そこに、信心深さの極端な例としての異常な禁欲・マゾかと思うほどの節制が加わると、
おっとろしい人間心理が生まれるわけです。

広場恐怖症の姉の、
家事と祈りと裁縫だけに使われるべきとでも言いたげな震える手が、
時々首元や胸元にあてられると、ものすごく卑猥に見えるのは私だけかしら?
欲求不満が手に現れてるみたいで、手を見るだけですごく恥ずかしい。
もちろん、モルヒネと精神疾患で震えてる部分もあるでしょうけど。

繊細で悲しくて恐ろしい姉役女優は、
ふっくらしてる時はクリスティナ・リッチにそっくりなマカレナ・ゴメス。
すっぴんメイクにシワシワでガリガリで目の下クマだらけの顔面ホラーで、
普通に笑っても泣いても怖いのに、血だらけの顔と血だらけの歯で
「あなたとママの写真よ」なんて息も絶え絶えに言う。こええ・・・
ひいいいいいいいいっ


トルソーにした人体が素敵

姉と妹と父親の関係は予想通りだったから、驚きはなかったけれど、
とても美しくおぞましくドラマチックで、さずがスペインホラー


*ラストで、原題MUSARANAS(トガリネズミ)の習性のナレーションが入ります。

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