「ローマの教室で ~我らの佳き日々~」


◼︎もし人生が手に負えなくなったら 巻かれろ
とグリッソムが言うので


原題 IL ROSSO E IL BLU 2012年 イタリア

*赤と青というのは、赤=セーフ 青=留年落第のペンで、
 生徒の一人から教師が借りたペンでもある。


原作「赤と青 ローマの教室でぼくらは」マルコ・ロドリ


赤と青 ローマの教室でぼくらは




監督 ジュゼッペ・ピッチョーニ 

教師役
マルゲリータ・ブイ
リッカルド・スカマルチョ
ロベルト・ヘルリッカ
ルチア・マシーノ 他

生徒役
シルヴィア・ダミーコ
ニナ・トレーシ し
ダヴィデ・ジョルダーノ 他



ローマの教室で ~我らの佳き日々~



ローマの公立高校

人生にも教育にも嫌気がさしている老教師
教師という職業が純粋に好きな補助教員
母親が蒸発した持病のある生徒に関わることになる校長

恋した女の子のに翻弄されて盗みをする優等生
母親が死に学校に興味がない落第生

移民として息子だけが希望の星の親
授業中に息子の携帯電話を鳴らす親
金と権力を振りかざす親


幾つかのエピソードで、学校現場で起きていることを描く。







老人の声のナレーションで始まる。

『この学校は、大人になって
往々にして誰かを踏みつけながら何とか生き抜く手管を子供達に教える学校』
『大人になり、生活に疲れて昔を懐かしく思い出す。
(自分たちがどれだけ無知無感情で愚かな時代を過ごしたか気づかずに)』

というような、とてもとても子供たちと人生に敵意と諦めを持つ老人の言葉です。
もうここで、非常に不愉快な気分にさせていただきました。


地面に国境がある国の学校は、様々な出生国と人種の子供たちで溢れている。
補助教員が、子供たちの名前を覚えようとするシーンでそれを見せている。
イタリア人には発音しにくかったり読みづらかったりする名前の子供が、沢山いるのだ。
そして子供たちの家庭事情も複雑。

教育のプロとは言え、子供に勉学への興味を持たせそれを持続させ、
心身の発育を促すのは難しい。
反抗され無視されあざ笑われるどころか、そもそも教室に来ない生徒もいる。

国の財政危機(でも軍事や政府役人には潤沢な予算)を理由に、
一番大事な教育に金をかけないのは、先進国と言われる国々では当たり前の事。
そんな教育現場で働く、怠惰だったり熱心だったりな教師の物語です。


厭世的で高慢にもほどがあるナルシストじじい教師を見るのがムカついた。
こいつ、えっらそーに哲学だ美術史だかの講釈を、
常に見下してる子供たちに独り言のように垂れるが、
「社会との交流、文化を知るため」と称し、SMコスプレのエスニック美女を買ってやがる!
授業中にタバコ吸って子供に発ガン性物質吸わせて「校長にも親にも言えばいい」
と開き直り、他の教師や校長のことも軽蔑してる。
こいつが昔の女生徒にときめくのも、寒気がする気持ち悪さ。

補助教員がませた女生徒にくらっとくるのも吐き気がした。

ラストを含め、いい話のように装ってはいるが、
じじいとよろめき教員の二点で嫌いな映画になった。











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