原作「ベンジャミン・バトン」


◼︎クリミナルマインド7-21にビッグバンセオリーのペニーのパパがいた!



公開当時映画館で観て、その後WOWOWで放送されるたび見ている
大好きな映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

原作があるのは知ってたけど やっと今頃読みました。

「雨の朝、巴里に死す」も、「華麗なるギャツビー」もどうにもダメだったので、
フィッツジェラルドの文章は私には合わないと思い、なかなか手が出せなかったのです。
(雨の朝、映画は、リズの美しさ以外ダメで、
ギャツビーは、新旧の2本の映画もダメだった)


「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
著者スコット・フィッツジェラルド


フィッツジェラルドベンジャミンバトン



映画とはまるで別物にしか思えない小説です。

ベンジャミンはジジイの外見(新生児じゃない)で生まれてくるし、
親に捨てられないし、金持ちのボンボンらしい道をたどるし、
正式な結婚するし、若返ったら老けた妻に飽きるし、
娘じゃなくて息子できるし、周りの反応もきついし。
デイジーも老人の家も出てこないし。


70歳の外見で生まれたベンジャミン・バトンが、どんどん若返る人生が、
人物描写も心理状態も事柄もおおざっぱ(簡潔に?)にささっと書かれ、
映画のスケールと、繊細に描かれた愛と苦悩を伺えるものは皆無!

ベンジャミンの人柄も、深みのない短絡思考の嫌な奴です。
観客が主人公に好意を持てない原作通りの人物設定だったら、
映画は成功してないんじゃない?

第一、いくらシワシワでも、生まれたのが赤ちゃんじゃなきゃだめでしょ。
原作では、白髪髭面の爺さんが、ベビーベッドからはみ出して
「父さん、ここから出してくれませんかね。せめて揺り椅子でも用意して」
なぁーんてぬかすんだもの。
「何か食べたいと思っても、ミルクの瓶なんか持ってきやがって!
なぁーんて怒鳴るしさぁ。


映画を知らずに読んでいたら、奇妙な小説だなー、くらいで軽く忘れるだろう代物。

やっぱりこの人の書くものは私には合わない。

_______________


*映画化が実現するまでには、ずいぶん回り道をしたようです。

監督フランク・オズ、ベンジャミン役マーティン・ショート
(ブラックコメディの小作品になってたでしょうね。)
監督スピルバーグ、ベンジャミン役トム・クルーズ
(娯楽色の強い映画になりそう)
監督アニエスカ・ホランド(叙情的で私好みになりそう)
 監督パトリック・リード・ジョンソン(B級の危険・・・)
監督ロン・ハワード、ベンジャミン役トラボルタ(勘弁して!)
監督スパイク・ジョーンズ、チャーリー・カウフマン(吉と出るか凶と出るか、な感じ)
監督ゲイリー・ロス(予想できない)



本当、デヴィッド・フィンチャーに決まって良かった〜って結果。

最初に見た時は、
特殊メイクと技術がすげえ!!!と思っただけのブラピ(ベンジャミン)、
数回の鑑賞後、ブラピの演技が素晴らしかったと思うようになった。
外見爺さんだけど子供の時は、いたずらっぽい目をして、好奇心おう盛な雰囲気があったし、
青年になってからの若々しさと戸惑い、行く末を案じて苦悩する姿には、
控えめな演技だけど哀愁が漂っていた。

アカデミー賞では、美術、視覚効果、メイクアップが受賞してたのね。

映画公式サイト





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