「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」


映画館の大スクリーンで観たら、確実に乗り物酔い状態になっていたでしょう。


原題 BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)
    2014年 アメリカ

監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

出演
マイケル・キートン
エドワード・ノートン
ザック・ガリフィナーキス
アンドレア・ライズブロー
エマ・ストーン
ナオミ・ワッツ



バードマンあるいは



アメコミのスーパーヒーロー役でスターになったリーガン。
その映画「バードマン」3作以降ヒット作無しで、いつの間にか老人になってしまった。
家庭では、離婚と娘の薬物中毒を抱えている。

再ブレイクを切望し、ブロードウェイで芝居を制作するが、
共演男優とはもめ続け資金は不足する。

聞こえてくるのは、頭の中で「バードマン」が囁く声。








過去の栄光を引きずる堕ちた俳優の物語を、
ダークなファンタジー色とコメディ色を挿し色にして描いた映画。
として見たつもりだった。
ひょっとして、父親と娘の再生物語?も描きたかったの?
そこんとこの痛みはあんまり感じなかった。


小説家レイモンド・カーヴァーの言葉から始まる。

<この人生で望みを果たせたのか?
<果たせた
<何を望んだのか?
<愛される者と呼ばれ愛されてると感じること

愛、が主題なのかしらね。劇中劇の原作タイトルも
「愛について語るときに我々の語ること」だし。

そんなことより、
こ、これ、どうやって撮ってんのおおおおおーーー?!
驚いた!ワンショット長回しに見える。編集のテク?
ぐるっと回り込んだり、人物の後をつけたり、人物が映り込むのを待ったり、
地面から空へ空から地面へ、室内から外へ外から室内へ。
このカメラワークが、主人公のいかれた精神状態やエンタメ業界の非情さや、
NYという街の慌ただしさを想像させる。



マイケル・キートンとエドワード・ノートンの顔、正確には唇と小さい顎が嫌いなため、
映画館には行かなかったが、テレビ画面なら少しは我慢できるもんだ。
ウディ・アレン映画みたいに大量の言葉の応酬は私の嫌いなタイプだし、
JAZZが神経に障るたちなんで困ったけれど、
撮影手法に舌を巻いてたんで、早送りせずに見られました。

私がずーーつと思ってたことがセリフにあって喜んだ。
「ファラ・フォーセットはマイケル・ジャクソンと同じ日に死んだ
運が悪すぎる!」


はっきり言って、このセリフ聞けただけで満足。

好きな女優が三人も出てるのに、全員薄汚くいやな人間になってる・・・
でも、アンドレアお姉様に迫られてみたいわぁ〜 ナオミ・ワッツ、羨ましい


濃厚でおじさんな映画でした。


ラストは想像するしかないですね。
全盛期の人気が忘れられない、老いた元スターの話なら、
私としては、喜劇より悲劇の方が好きなので死んでほしかったけど。
娘が笑顔になるから 何か違うことになったんでしょう。
ラスト、好きじゃない。




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コメント

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Yuimaさん

ハリウッドの裏側を描く映画は好きなのに、この作品は汚らしくて、場末の飲み屋のゴミ置場的悪臭を連想してしまいます。空想のバードマンも邪悪で嫌でした。でも、こういう映画に出るって、俳優にとってキャリアに箔がつく気もします。くろうと受け?な作品。
やっぱりあの舞台で死んだと考えられますよねー。テレビの献花、気がつきませんでした(-。-; 再放送で確かめてみます

私も観ましたよ。すんごく後味の悪い映画・・・・。観た後いやーな感じで寝ましたw 俳優・女優がいいので、話はとても面白く引き込まれるのですが、最後が・・・。私は死んでしまった派です。特にテレビの画面に映っているのが、献花の様子。やはり彼はあの舞台で死んでしまったというのが自説です。