「サウルの息子」


◼︎最近の映画で、デイン・デハーン君のデコが、
とんでもない広がりになっていることを知った日




原題 SAUL FIA 2015年 ハンガリー


監督 ネメシュ・ラースロー 

出演
ルーリグ・ゲーザ
モルナール・レヴェンテ
ユルス・レチン
トッド・シャルモン
ジョーテール・シャーンドル



サウルの息子



第二次世界大戦時、アウシュビッツ。
ゾンダーコマンドたちが、移送された人々が裸にされガス室で殺され、
焼かれ灰になり、その灰を川に捨てるまで、ドイツ軍のために労働する。
強制的に連れてこられたユダヤ人が、
強制的に連れてこられたユダヤ人を殺す手伝いをする。それがコマンド。

コマンドたちも働かされた挙句抹殺される。

サウルはいつもの作業の途中、息が残った息子が軍医に殺されるのを目撃する。
息子が解剖され焼かれるのを何としても避けたい、ユダヤ教で正式に埋葬したいサウル。

囚人の中からラビを探し、埋葬を頼む。








こういう、無駄な説明も音楽もない作り方は好きです。
その方が力がある。引き込まれる。


ユダヤ教のこと知らないから、
サウルの頑固な「息子を埋葬したい」行動が途中で嫌になった。

HPを見て知った。
ユダヤ教では、火葬にすると復活できないとされている。。。
収容所では、ガス室で殺した後は焼却炉で燃やす、
または穴にぶっこんで火炎放射器で燃やす。
息子が復活できないのはダメだ、と、他のユダヤ人を危険な目に合わせてでも、
サウルはラビを探したんだね。
だから、ラストのあの表情だったんだね。息子の生まれ変わりを信じた父の顔。

私は無宗教どころか嫌宗教嫌神仏だから、宗教上のこだわりやしきたりに向っ腹がたつ。
頑張ってサウルを理解しようとしたけど、
「自分がひっそりと弔ってやればいいじゃん」な気持ちは拭えなかった。



ほとんどの画面を、サウルがもくもくと動き回るすぐ近くからカメラで追って、
ユダヤ人=部品と呼ばれる強制収容所の惨劇は背景にする。
累々と積み重ねられた痩せこけた全裸の死体を、単なる背景として映したため、
非情で異常なホロコーストの恐ろしさがより強調されている。


人間ほど恐ろしい生き物はないね、と またまた胸に刻む。




引っかかったのは、「妻が産んだ子ではない」ってサウルが言ったこと。
何すかそれ? 浮気の子? 先妻の子?何?






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