「エル・スール」「ミツバチのささやき」


▪️ローソンのビスケットが思いの外美味しくて、飽きるまで毎日買うはず  びーです▪️




BSイマジカで、最高画質版というので、久しぶりに見てみた。
この二本、高評価にも関わらず、昔見た時の印象がとても嫌〜な記憶なの。
なぜかしら?と確かめた。


「エル・スール」

原題 EL SUR 1982年 スペイン/フランス

原題は南という意味で、スペインの南の土地に父のルーツがあり、父が嫌っている祖父がおり、
娘はまだ見ぬ南に憧れと怖さを感じているわけです。


原作「エル・スール」(短編)アデライダ・ガルシア・モラレス著


アデライダ・ガルシア・モラレス


監督 ヴィクトル・エリセ 2012年に新作が出来てます。


出演
オメロ・アントヌッティ
ロラ・カルドナ
ソンソレス・アラングーレン ・・・8歳エストレリャ
イシアル・ボジャイン ・・・15歳エストレリャ
オーロール・クレマン



エル・スール



8歳の女の子エストレリャが、子供時代を回想するスタイル

エストレリャは両親とともに父の新しい職場近くに引っ越しをする。
父は医者だが、ダウジングを得意とし、霊的な物を信じている。
祖父と縁を切っている父の過去は、スペイン内戦で刑務所に入っていたとしか知らない。

ある日エストレリャは、父の引き出しにあった封筒に、イレーネ・リオスという、
知らない女性の名前を見る。父に秘密があると感じとり、
エストレリャの今までの無邪気な世界は変化する。







結果、いやな気持ちがしたのは、ガキだった私が見た時には、
<父親の恋事情が汚らわしく思えたから>でしょうね。

たくさんの好きなスペイン映画で内戦あったことを知り、
誰の親にも若い頃があった、誰の親にも別の人との過去があった、
と充分わかるおばさんになり、映画の父親の大人な事情も、ある程度は許しちゃう。

それから、父がやるダウジングが胡散臭く思えていたのかもしれません。
今じゃ、自分もやるくせに・・・・ スンマセン

あと、主演の俳優、名作映画に出てますが、私には怖い。顔と雰囲気とヒゲとはげ頭が。
だから、「父/パードレ・パドローネ」も「サン・ロレンツォの夜」も怖かったイメージしか無い。
今見てもも怖い。


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重厚な巨匠の絵画のような画面、文学的なストーリー運び、 美しかった。

しかし、三時間のはずがプロデューサーに後半90分も削られたって・・・
後半も見たい、見たいけど寝るかも。。。な作風だね。

これは
父を一途に敬愛する女の子が、自分の知らない父の一面を知り、
子供ながらに悩み悲しみ反抗し成長する映画だったんですねー。ようやくわかった。
にしても、父ちゃん歳がいきすぎなのは、内戦時代に若い年月を過ごしてしまって、
結婚が遅くなったからなんでしょうか?



*映画館のポスターは「ヒッチコックの「疑惑の影」
 父の昔の恋人が出ていた映画は架空。

*日本人にも馴染みの音楽が使われています。
 グラナドスのスペイン舞曲集「アンダルーサ」が父の秘密を知ったシーンに流れ、
 「ラ・クンパルシータ」が父と食事したホテルの結婚式で流れる。


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「ミツバチのささやき」


原題 EL ESPIRITU DE LA COLMENA 1973年 スペイン

監督 ヴィクトル・エリセ 

出演
アナ・トレント
イザベル・テリェリア
フェルナンド・フェルナン・ゴメス


みつばちのささやき



スペインの小さな村に移動映画がやってきた。作品は「フランケンシュタイン」。
映画を見たアナは、生きているフランケンシュタインを見たと言う姉イザベルに連れられ、
フランケンシュタインが隠れている空家に行ってみた。
好奇心はいっぱいだが、最初の数日は中に入ることができないアナ。

ある日一人で空家に入ったアナは、足を怪我した男を見つける。
食べ物や父親の上着を運ぶアナ。
しかしこの男は追われる身であり、すぐに銃殺されてしまう。








びっくりした
アナちゃんじゃない、もう一人の女の子の美貌に!




アナは女優業を続けていますが、イザベルはそうじゃないみたい。
大人になった顔は、アナは平凡に、
イザベルは、骨格が険しくなったが、特徴のある口元は立体的に美しい。


この映画はみんなが好きだけど、私には何か気まずい記憶なのは、
小児性愛臭を嗅ぎ取ったからだとわかった。
フランケンシュタインのファンタジーだとしても、
大人の男の面倒を見る美少女って設定が、もう、いやらしく思えたんだな。きっと。

大人になって見返しても、やはり同じ思いになりました。

少女の死への甘い切望と恐怖はよくわかるし、
この年頃の、現実と空想の境界線が曖昧な感じもわかる。

それでも どうしても性的な嫌悪感を持ってしまう私は、汚れたおばさんです。


さて、あの男はパルチザンの生き残り?と想像しました。







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コメント

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sukunahikonaさん

こんにちは
トゲ!トゲですね。すごく適切な表現ですね。ありがとうございます!
妹さん、高校生でこの映画で泣くというのは、かなり感受性が豊かなのではないでしょうか。男が殺されたことを感じ取ったアナのショックに共鳴して悲しかったのかな?または失われた幻想への悲しみ?
私はどうしても、性的いやらしさで嫌な気持ちになってしまうんですけどね。

こんにちは
彼の映画は苦い思いと一緒に思い出します
特に具体的に表現するとか意図した映像を入れるわけでもなしに
そこがこの監督の持ち味だと思ってるんですが

それこそ何十年も前に見たのにいまだにとげが刺さって抜けないような感覚を覚えます。ミツバチのささやきは妹と最初で最後、二人で映画館で見ました。高校生だったかな?女の子のほうが敏感に察知するのか彼女は最後はなぜか号泣していましたよ。

こんぺいとうさん

おお、やはり いかがわしい気分になりますか!? 私だけがこう感じてたんじゃないなんて。よかったー。
ロッタちゃんは、素直に子供なんですよね。素直に子供と大人なんですよね。
この違いは文化的民族的違い?監督の思考? よーく考えてみたいです。

こんにちわ。

私もアナトレントの
カラスの飼育
ミツバチのささやき好きな映画ですが、なんかいかがわしいきぶんになるんですよね。
別の目的で見てる人がいたらとか
余計な邪念が入ります。
同じことおもってたひとがいたなんて!ロッタちゃんシリーズだと感じないのにねぇ。