「ステーキ・レボリューション」


食欲がわく映画との売り込みだが、
グロテスクにしか感じなかった、食物のドキュメンタリーを観た。



原題 STEAK (R)EVOLUTION 2014年
   フランス/イギリス/アメリカ/スウェーデン/スペイン/日本
   イタリア/カナダ/ブラジル/ベルギー/アルゼンチン

これまで製作者だったフランク・リビエラ、監督としては初作品。
「スガラムルディの魔女」「屋敷女」などを作ってきた人。
共同経営者ヴェラーヌ・フレディアニと本作を作り本も書いた。



レボリューション




パリの精肉店の店主イヴ=マリ・ル=ブルドネックと、
2年間の世界で一番うまいステーキを見つける旅に出た監督。
20カ国で200店以上のステーキを食べ、順位をつけ、
肉牛農家、精肉店、レストランでインタビューを重ねた。

シャロレー牛の繁殖農家に生まれた監督は、肉が大好き。
フランスの牛肉は、他国で食べる牛肉とは別物のように思えるのはなぜ?
と、フランスの牛肉と世界の牛肉の、作り方食べ方考え方を調査する。
(フランスの牛肉=赤身中心脂は取る 他国=サシ入り)








世界を旅して、40時間分もの映像を撮った監督が言っているように、
「肉」そのものよりも、人間を描く作品になっている。

人により国により違う、肉牛への牛肉への考え方仕事の仕方。
人により国により違う、旨さの好みとこだわり。

中でも、かなり日本の肉が取り上げられていて驚いた。
口の中でとろけるらしい『佐藤』のステーキの旨さだけでなく、
◯◯牛と格付けされた肉牛を育てる畜産家の仕事、
ステーキよりスキヤキを好む消費者について。


あたしは、草食の生き物<牛>に、
とうもろこしや大豆や他の穀物を混ぜた飼料を食わせ、
たんまり肉をつけさせるやり方が大嫌い!
◯◯牛なんか(それを作る人間なんか)くそくらえ!と思っている。
松坂牛の生産者は、この映画の依頼を受けて、
プラスのイメージしかなかったでしょうね。
「畜産を始めたご先祖様に感謝しながら松坂牛を作ってます!」と、
誇りを持ってにこにこ話してます。
が、どうみても、異常なこととして印象づけられてたよ。


〜 疑問に思ったこと 〜
私には初耳の、フランスはイギリスを嫌う???ってどういうことだろ?
イギリスのアンガス種牛が優れてるけど、フランス人はそれを認めない、みたいな。

〜初めて知ったこと〜
牛の世界では、肉が硬いからと、オスが生まれるとすぐ殺す。
(去勢するか熟成させれば売り物になるそうだ)
性格がおとなしい牛の肉はうまい。


監督は人間の映画になってるというが、あたしには、
<牛>の映画にしか思えなかった。
<牛>ってなんだろ?って思わずにいられなかった。

ただ動物の一種なだけなのに、うまい肉を取るためにだけ、
交尾させられ人工授精され、本来体に悪い食物食わされ、
病気でもないのにホルモン剤や抗生物質摂らされ、
ぶも〜ぶも〜と鳴きながら、人間の欲望を満たすためにだけ生きさせられる。

牛  牛  牛

「自然だったら、他の動物に襲われたり餓死したりする。
人間が屠殺するほうが痛みも恐怖もない」という映画製作者。

そうな、そう考えないとな、そうでもしないと肉食ってる自分が嫌。


「アンソニー世界を駆ける」か「アンソニー世界を喰らう」
で見た事ある数人のシェフも出てた。



私としては、もっと肉牛を作るうえでの環境問題に突っ込んでもらいたかったが、
そうすると、モンサント問題系の映画になってしまうから、
これはこれでいいのだろうと思いました。


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恵比寿ガーデンシネマは、これとこれが並んじゃう素敵さ。
あ〜。。。。 ジョルジュ・ドンのボレロ〜

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でも、座席が、
背もたれが高くて頭が楽なのはいいけど、
そのわりには床の高低差があまりないので、前が見にくい。






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