「1971」



懲罰大陸USAは擬似ドキュメンタリー作品だが、
懲罰公園以外は、ほぼ真実だったんだ!


と恐ろしくなったドキュメンタリー番組です。


「1971」2014年 アメリカ

NHK BS1で放送になりました。


ベトナム戦争時代の1971年、
ペンシルベニア州フィラデルフィア郊外の、
メディアという町にあるFBIの事務所から、
国民を違法に監視するFBI活動の書類を盗み出し、新聞社に送った若者たちが、
40年の時を経て名乗り出、真相を語った番組。

*なぜ今か、というと、
 中心人物ビルの体調が悪化し、彼の功績を社会に知らせなければ、
 と決断したから。


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ベトナム戦争反対運動をしていた若者たち、
「非暴力の抵抗運動」をしていた若者たちは、
いくらデモをやろうと、座り込みをしようと、
逮捕されたり、大学の寮に発砲され学生が殺されたりで、
「もう、言葉だけでは何をやってもダメだ」と、
「非暴力の破壊活動」を決意する。

<徴兵委員会の事務所から書類を盗み出し破棄する>
という運動をするグループのメンバーが、
〜8人の若者がNYのFBI事務所に押し入り逮捕される〜
という事件でひらめいたビルの提案で、メディア計画を実行に移す。

『FBIを捜査する市民委員会』として


体制に刃向かうものに、権力側がどういう仕打ちをしてくるかを、
乗っていたバスに放火され身をもって知ったというメンバーの一人は、
「権力を笠に着て、その力を乱用しようとするものには、
逃げずに立ち向かわなくてはならない」
「理不尽な暴力を見過ごさず、立ち向かわなければならない」
と、ビルの計画に参加した。


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盗み出した書類に書いてあったのは、

・大学の手紙は全部開封しろ
・すべての郵便受けの裏にFBIがいると思わせろ
・黒人学生を監視するため大学に潜入し、反米的な団体を監視する
・オレゴン州のボーイスカウトは、
 ソ連圏のボーイスカウトと合流したからスパイを送り込む

など

とくに重要だったのが、のちに発覚した
「コインテルプロ」と記載されている書類。
司法省が情報開示を拒んだため、判事の命令を取り付けて開示された。
コインテルプロは、フーバーFBI長官が共産党の勢いを弱めるために始め、
やがて個人や組織がターゲットになった計画のプログラム。
この書類に書かれていたことは、

・大学の教授に『新左翼を糾弾せよ』と匿名で手紙を出せ
・「お前がやり残したことは一つ、お前は用済みだ(自殺しろって意味ね)」
 のキング牧師への手紙

など

1971年のメディア事件は、その後の
ウォーターゲート事件でFBIを調査しやすくし、
FBIの情報活動を規制するガイドラインが作られた。
これも、メディアを計画したビルのおかげということ。


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親の驚くべき過去を知った子供たちは、
「なぜ子供がいるのにそんな危険なことができたのか?」と聞く。

親は言う。
「なぜ子供たちを危険にさらすようなことをしたのか?という人たちに対して、
もしみんながことなかれ主義に徹したら、
アメリカの政府を国民から奪おうとする連中が野放しになってしまう。
そうなれば、結局国民は危険にさらされるから と答える」







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