「アレックスと私」


原題 Alex&Me 著者アイリーン・M・ペパーバーグ

鳥類の研究者ペパーバーグさんが、30年間ともにすごした、
アレックというヨウムについて、2007年に彼が死んだ後に書いた本です。
なので、最初の数ページ泣きながら読んで、辛くなって
しばらく読み進めるのをやめていました。

やっと最近全部読み終わり、アレックスと著者が成し遂げたことの素晴らしさに感動し、
忘れないようにここに書くことにしました。

アレックスの名前の由来は、
Avian Language Experiment(鳥類言語実験)の頭文字からだそうです。



あれっくすと


著者は、子供の頃から鳥を飼い続けてきた人。
数学や科学が好きで、大学で専門に勉強しているうちに、
自分がやりたいことは動物学だと気付き、
小さい頃から友達として付き合ってきた鳥の研究に専念することになる。
特に、鳥の言葉の能力、知性、感情を知りたいと、
知能の高さで知られるヨウムを選び、
試行錯誤しながら独自に開発した実験方法で研究を始めた。


アレックスの訓練の詳しいことは、
「アレックス・スタディ」という本に詳しく書いてあるそうですが、
論文ということで、私には理解できないだろうから読みません。


「アレックスと私」には、著者の子供時代のトラウマや鳥との絆、
研究するうえでの大学とのやりとりの苦労、研究費の苦労、
鳥の知能など馬鹿馬鹿しいとする、当時の専門誌や学者たちとの意識の食い違い、
私生活の苦悩などが書かれています。


本にもあるように、
『人間だけが特出した頭脳を持ち、世界に君臨できる』
という学者たちの考えは、動物と接する人ならだれでも体験としてわかる、
その知能、感情を真っ向から否定する。



アレックスが、自分の意思で言葉遊びを楽しんだり、無視したり、
他のヨウムが答えを間違うと叱ったり、人間を意のままに操ったりするのを読んで、
鳥の賢さをあらためて実感した。なんと、足し算までするのだ。
足し算するように聞かれたわけじゃなくて、他のヨウムの訓練を覗き見て、
さっき見たのはブロック2つ、今出したのはブロック2つ、
だから4つ、というように、自分が見た数を自分の頭で足して「ふぉー」と言う。



テレビや雑誌でアレックスが知られるようになると、
学問の世界でも鳥類への見直しが始まったようです。




アレックスの訃報を伝えるイギリスのガーディアン紙の記事は
<平均的なアメリカの大統領よりも賢いことで
知られていたヨウムが31歳で早世>

だったそうです。 ひゃははは


アレックスとペパーバーグさんの最後の会話が、
「ILOVE YOU」「アイ・アブ・ユー」「アシタ、クル?」「明日、来るよ」
だったことが良かったなぁ、と思いました。
よく、事件で家族を亡くした人が、「愛してる」って言えないうちに死んでしまった、
などというのを見るとね。


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映画になったの? 予告動画





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アレックスが、「夢のカリフォルニア」でノリノリに踊るエピソードがあったので、
以前から、音楽に合わせて踊る鳥たちに興味があった私は納得。


踊る鳥たちの動画をいくつか

















みんな、ちゃ〜んと、曲調に合わせたダンスするんだよねぇ〜




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