「ジミー、野を駆ける伝説」


▪️クリミナル・マインド4-9にシェルドンをキュートと言ったお世話女が
刑事マードック3-8にサラ・ガドンが
CSI科学捜査班14-16にシェリリン・フェンが
と、一晩でみっつも楽しい発見をした!  びーです▪️





ケン・ローチは我が友、我が同志
そう接しています、あたくしは。かってにね。

その思想、姿勢 大好きです。大賛成です。



”庶民が理不尽な抑圧を受けていた時代”
ということだが、アイルランドと英国とIRAともろもろのこと、
どうしてもよくわかりません。

1930年代 実在の活動家ジミー・グラルトンと彼を中心とした人々が、
無償で教え教わり合い、歌やダンスや詩を学んだホールのことを映画にした。

こういう、歴史上の有名人じゃない、懸命に生きた普通の人を、
ケン・ローチは世界に知らせてくれる。ありがたい。


原題 JIMMY'S HALL 2014年
   イギリス/アイルランド/フランス

出演
バリー・ウォード
シモーヌ・カービー
アンドリュー・スコット
ジム・ノートン
ブライアン・F・オバーン
シェーン・カレン
ソーチャ・フォックス
アシュリン・フランシオーシ
カール・ギアリー
デニース・ガフ


マリー役アイスリング・フランシオシは、
「THE FALL 警視ステラ・ギブソン」でベビーシッターだった子。
いい具合に太って、田舎のお金持ちのお嬢ちゃんに変身。別人。



じみーのをかける


アメリカ、NYから、ジミーが故郷アイルランドに帰ってきた。
ジミーは活動家だったため、アメリカに逃れ、その地から故郷を応援していた。
老いた母親の面倒をみながら、農業をして静かに暮らす。
そう決めていたジミー。
だが、ジミーたちが10年前に建てたピアーズ=コノリー・ホールは、
若者たちの間では伝説となっており、ホールでの活動を再開してくれと懇願される。

歓喜することを罪とする司祭は、和解しようとするジミーを無視。
ジミーたちを非難し、教会主導の銃撃事件までおこす。

法律違反をしたわけではない、ただ、
人々に生きる喜びを伝えたかっただけで、
ジミーは指名手配となり、ふたたび故郷を離れることに。







冒頭で、
『アイルランドは、英国からの独立運動が失敗に終わり、
その後英国が押し付けるルールへの賛成派反対派で内戦がおきた』
というようなことが書かれています。

そうだったの! と初めてわかった。

いつものように、監督の、労働者・庶民への共感のまなざしが、
そしていつものように、権力者ども・政府への怒りやバカバカしさが、
そこにもここにもたっくさんで、嬉しくて嬉しくてさぁ
もう、あたしゃ、
くそ権力側への、映画館で暴れ出しそうな怒りを超えて、
嬉しくて涙が出てたよ。嬉し泣きだよ、俺はよ。


いやぁ〜
ほとんどのセリフが、私には金言でした!

「いつも邪魔するのは 地主と聖職者ね」
「(教会は)無知と恐怖を利用して庶民を支配している」
「罪悪とは、心に愛ではなく憎悪があることだ」
「ただ生きるのではなく喜びを感じて生きたい」
「悲観主義者じゃなくて現実主義者だ」
「追放の理由が、頭の中のこととは」


などなど、
そうだそうだ! うおーーーー!いいぞ!と、
こぶし振り上げ、ケン・ローチにエールを送りたい気持ちでいっぱいに


でもって、怒りだけじゃなくて、大きな心で包んで作ってんの。
大人なの。だから わたしも大人心で見ないと、と心がけた。
(にくい相手には、頭ん中で、こいつチ◯◯くされろ!チ◯◯くされろ!
と毒づきながら)

そんでね、そんでね、も一つうれしかったこと、
ラブシーンが無い!こと。
結ばれなかったが愛し合う男女は出てきますよ。出てきますが、ヤらない。
キスでもしたら、あたし、この映画嫌いになるかんね、
と思いながら観てたんだけどね。
音楽もない静かなダンスシーンだけで、
あの二人の深くて強い愛を表現してくれました。
「瞳の奥の秘密」の、大人の愛を思い出しました。

あと、おかあちゃんがいいんだよ〜
あのジミーのおかあちゃん、素人っぽいな?と思ってみてたけど、
わからなかった。


ケン・ローチ、ほんと、大好き

エンドクレジットでは、ジミーの遺族と、
ジミーを目の敵にしていた金持ちの遺族にサンクスしてます。
お話し聞いたのですね。



しかし、あんな陰険暴君司祭にあんなことされて、
なんでみんなそれでもミサに行くの?
なんで「あいつ嫌い、どーせひどいこと言われんだから、
おいらは教会なんて行くもんか」と ばっくれないの?
教会に通うのが生まれた時から当然なお国、土地では、
いやでも行くべき場所なの? そうなんでしょうが、
気チガイ新興宗教以外は人が何信仰しようがしまいが、
特に問題無い日本に住んでると実感としてわからない。
この点は日本はいいな



前後するが、ジミーが置いていった、
黒人女性ジャズシンガーのレコードを聴いた司祭が、
弟子に「すばらしいだろう?」と言う。すばらしいから、
人々の感情を揺り動かすと権力側に都合が悪くなるから、潰す! 
この考えかたのじつにいやらしいことよ。






**さて、ウーナ役シモーヌ・カービーは、
スーザン・サランドンレイトン・ミースターを足して2で割り、
ドリュー・バリモアを注いだ顔してます。


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