「悪童日記」


■外出中に携帯電池切れて街の携帯ショップに充電に行ったら、
30分100円です。と言われた。いつの間に世の中そうなった? びーです■



アゴタの文章が好みで、日本で和訳出版されてるものは、
自伝を含めて全作読みました。

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うむむむむ
本を読まずに観たら、どのような感想になったのだろう?


原題 A nagy fuzet 2013年 ドイツ/ハンガリー

ハンガリー語で『大冊子』とでた。”僕ら”が父親にもらったノートね。

出演
アンドラーシュ・ジェーマント/ラースロー・ジェーマント

ピロシュカ・モルナール/ウルリッヒ・トムセン/ウルリッヒ・マテス
ギョングベール・ボグナル/オルソルヤ・トス口
ザビン・タンブレア/ペーター・アンドライ

観てて、「白いリボン」に似てるなー、と思ったら、撮影は同じ人。
「ピアニスト」といい、非常に緊張感漲る画面を作る人ですね。
監督は、イメージにぴったりの双子を探して、
ハンガリー中の小さな村をまわったそうです。
原作者アゴタは、作品が出来上がるのを待たず、亡くなりました。


悪童



夫婦は息子(双子)を疎開させるため、母方の祖母に預ける事にする。
小さな街のはずれ、あばら屋に住む祖母は魔女とよばれる因業ばばあ。
働かないと食わせないよ!と双子に宣言。

祖母にも街の大人にもいつも殴られる
・痛みに勝つ訓練をしよう=互いに殴り合う
飢えた兵士が死んでいた
・飢えに勝つ訓練をしよう=4日間食べない
母親はなかなか迎えに来ない
・母親の優しい言葉は心が痛む=罵倒の言葉に置き換える


過酷な環境で強く生きるため、双子は訓練で感情を殺す。
そして最後の訓練は・・・・・


なんで、本編で使われない曲を予告編に入れるのかわからん。
どういう取り決め?なんでこんなことするの?腹立つ!





原作の持つスタイルやムードは、とても良く表現されています。


不満はと言えば、
双子の顔つきはいいが、少し年齢が上に見える
(9歳なのはふたりの証拠で解るから、比べると大人っぽい)

兎ッ子を<この子>と言っている
(兎ッ子の悲劇は、ミツクチにあるのに、その重みを消してしまう)

兎ッ子が大人すぎる
(双子が大きいので、年齢をあげたのかもしれないけど、
もう少し幼くないと無惨さが薄れる)

性的なむごたらしさは描写していない
(監督が、意図して描かなかったと言っているし、性描写は嫌いだが、
この本では重要な部分だから物足りない)


本ではガリガリのおばあちゃんが、映画ではでっぷりなのは嫌じゃない。
このばあさんの個性をうまく演じている女優さんだから。

要所要所で打楽器が鳴る。
これは、双子が何かの行動を起こすきっかけになるシーンに聴こえ、
あー、あれだ、あれだ、と、本のシーンを連想した。

クレジットが、紙にインクで打って年月を経た感じになっていて、
原作への敬意を感じました。

静かな快作。





だけんどしかし

監督は、悪童日記以外の2作は映画化しないそうですが、
悪童日記の真実を知っている読者としては、
謎を解く二作で締めてもらいたい気持ちになった。
だって、悪童日記って、、、この双子って。。。ねぇ、、、〇〇・・・ねぇ
これ一本で完結するには、本、読まなかったことにしないと〜
欲求不満。
それにこの監督の力を気に入ったし。


なんにせよ、アゴタの悪童三部作はすごいです




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