「狼たちの処刑台」


■レストランのアンケート用紙に、「ジャズが神経にさわる」(BGM)
と書いた びーです■



ばっかやろーーー!
狼=無軌道で凶暴なチンピラ
の見方しやがって!
狼は心優しく秩序を重んじる愛の多い生き物なんだ、
動物の中で1番始末が悪いのが人間なんだ!くっそーーー
バイオレンス映画に「狼」って邦題つけるやつ出て来い!



原題は主人公の名前「HARRY BROWN」2009 イギリス 未公開
くそ邦題からの連想はアクション、バイオレンスでしょうが、
哀しい人間ドラマですから。

監督は、これがデビューのダニエル・バーバー

出演
マイケル・ケイン
エミリー・モーティマー
チャーリー・クリード=マイルズ(顔、だいっきらい)
リーアム・カニンガム 
イアン・グレン(顔、怖い)

どうしよーもなヤク中チンピラ達とか、若い役者の外見役作りすごいです。



狼



10代のチンピラらが、いきがってヤクやって銃もって車流し、
道にいたベビーカーと母親を、ゲーム感覚で笑いながら銃で脅す。
母親に当たる。「やべぇ、」逃げる。


こんなシーンで始るこの映画、
一転、年寄り男二人の寂しい生活の描写が始まる。
無知無経験でホルモンにあやつられる若造と、
辛苦を舐め、あらゆる経験を経てきた老人の心情の対比が巧い。

ハリー・ブラウンは、長年連れ添った妻が危篤状態。
唯一の友人レンは、毎日起こる暴力沙汰で、団地のチンピラに怯えている。
警察に訴えても相手にされないとレンは言う。

年金で細々と団地で暮らす、病気を抱え怯えた老人が、
ややこしい法の規則では暴力を正しく裁けないと知り、
静かに怒りを行動にうつす。







イギリスの低所得者向けの荒廃した団地
こんな所に住んでたら気がめいるなー、の殺風景な風景
重く暗い空、空気

ただのドンパチやるだけの映画じゃない。
気面すべてから、ハリーの絶望と怒りを感じる。

誰もが一度は考えるんじゃないだろうか
<税金かけて捕まえて裁判やってすぐ出所>
の、先が見えてる『社会のクズ』を誰か一掃してくんないかな・・・


やっぱり映画って、役者がどうより、
作る側(監督、撮影、脚本など)の腕しだいで秀作にも駄作にもなるもんだ。

似たような題材の、世直しヒーロー系映画はいくつかあるが、
これが1番良かったよ。いい映画だったよ。







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