「クイーン・オブ・ベルサイユ」


予告編だけで、思い込んでた

・若い女好きの富豪じじいの繁栄と転落
・金持ちじじいにうまいこと見初められた頭からっぽビッチ

この夫婦が、
いかにおバカにすごしているかの、笑えるドキュメンタリーだろ、と


ぜーーーんぜん違いましたから・・・・
ものすごく深刻な社会のでたらめに頭かかえる、真剣な映画です。
なのにそこここで笑いが起きるのが信じられない・・・
なんで笑うの???みんな



原題 The Queen of Versailles 2012年
   アメリカ/オランダ/イギリス/デンマーク


出演は シーゲル一家と使用人と美女とか美女とか美女とか

男の意図は、『豪邸建つのを映画にするのもいいな』
だから、転落映画になっておかんむり、その後訴訟を起こした。



く


デヴィッド・シーゲル
シカゴ産まれマイアミ育ち 普通の家庭
オレンジ畑を売ってくれ、タイムシェアのホテル建てるんだと言われ、
そいつはおいらもやろうと、タイムシェア商売始めて大もうけ。
(ウエストゲートリゾーツ)結婚は三度目

ジャッキー・シーゲル
普通の家庭に産まれ、大学でなんとかのエンジニアの資格取り、
IBMに就職したが、「引退してからが人生の始まり」と言う上司に驚き、
そんな人生嫌!!と退社。美貌を活かしてNYでモデルになる。
最初の結婚でフロリダ州に越す。ミセス・フロリダになるもDV夫とは離婚。
その後デヴィッドと二度目の結婚。
そっかー、金持ってるから乳母をやとえばいいんだー、と知り、7人産む。
一人は親類の子を養子に。


途方も無い金を稼ぐ人の途方も無い金の使い方。
(自家用飛行機 バカバカしいほどの豪邸 大人数の使用人
パーティパーティパーティ ブランドブランドブランドetc,)
途方も無い豪邸の想像もつかない規模。

そんなことより気になったのは、夫のムカつく発言。
「お前は40だから、20の女の子二人と交換するぞ」
「60になったら20の子三人だ」


若い子が好みの夫のために、お直しして腫れた顔で近づくと、
「ばあさんとはキスなんてしない」



それなのに、今ぴりぴりしてるのね。と笑顔の妻。
この妻、ブランド好きの色気と美貌だけの女なんかじゃないの、
子供たちへの愛情に溢れ、夫を思いやり、友達を大事にする、
気だてのいい、呑気な女性なの。
・・愛に溢れるが、犬や子へのいい意味での躾はまるでしないんだろうなー、
と伺わせる家の中。でも子供達は本当にママが好きみたいで嬉しい。
いい母親なんだと思う。


あと、絶好調時期にくそブッシュ当選に金ばらまいたらしいこと
「ブッシュは私が大統領にした」「法にふれるから言えないな(笑)」
「イラク戦争は私がいなければなかったよ」←自慢気に






宣伝されているように、
<大富豪の成功と転落のスキャンダルを、面白可笑しく描いた映画>では無い。

これは、
銀行っつー、悪徳企業の合法的な詐欺と盗みに翻弄される、
一般人の悲劇であり、金がいくらあるかに関わらず、
あいつら頭のいい金の亡者ら(銀行)が、
いかに他者を虫けらだと思っているかを思い知る事実の映画です。
ものすごくおそろしい映画です。


そして、男と女の違いというものを、明白に映してくれた映画でもある。

男は、成功時の余裕かましたにやけ笑いは消え、気難しい小言老人化。
妻も子供もうざい存在になり、どう金を取り戻すか、
どうやってまた頂点に昇りつめるかしか考えられない。

女は、金無くなっても、家族への愛は何も変わらない。
日常を生きるだけ。特にジャッキーは楽天家。子供への買い物はいつも通り。
(しかし、使用人が故郷の子供に会えないことへの配慮は思いつかないらしいが)


成り上がった男って、仕事や金儲けが上手くいかないと、
すべてのやる気や自信や思いやりを失くしてしまうんだろうなー。
稼いでなんぼ、俺の価値は金持ちであればこそ。な感じ?
単純だが頼もしくもあり、悲しくもある。


それにしても、「アンダーカバー・ボス」でいつも思ったように、
富豪の妻は絶対若い金髪美女(豊胸済み)なのは、
野生の生き物の本来の組み合わせっぱいなー。
強いオスが繁殖能力のある若いメスを選ぶってね。
金髪は人間という種では希少種だから、
希少なもんを手に入れるのは、成功したオスのステイタスよね。



今、ジャッキーは、キャラをいかして、リアリティ番組に出る?出てる?
みたい。これでたぶん夫の負債返せるんじゃない??
金持ち夫が失敗した、冷たくなったからといって、
離婚しないジャッキーって、すごいんじゃない?
ファンになったわ

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この監督に興味をもったので検索

ローレン・グリーンフィールド

ろ





拒食と過食に苦しむ女性4人のドキュメンタリー
「Thin」2006





ロス在住の十代の子達が、金について話すドキュメンタリー。
「Kids + Money」2008





美容整形を大きくとりあげ、人々が外見の美を追求する姿を映す
ショートドキュメンタリー。
「Beauty CULTure」2012


など非常に、私も深く知りたい事柄を撮ってくれてる女性。
かってに、この人とても好き。



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