「愛の悪魔」


生理的にひじょ〜にむかむかする

実は好みの作り方なんだが、性の臭いがぷんぷんするところがダメなんだ。


映像から染み出てくる、ただれた熱気
ねっとりいやらしい赤い色
魚眼レンズみたいに鼻が大きく映される、マゾホモじじいの顔
牡蠣をすする口のアップ、ネクタイをはずす首のアップ
若作り化粧じじいの作業 脱ぐ男たち 絡む男の全裸 

人を小馬鹿にした、インテリ気取りの芸術家の会話

*芸術家フランシス・ベイコンと、
恋人兼モデルだったジョージ・ダイアーとの関係を描いた映画


原題 Love Is the Devil Study for a Portrait of Francis Bacon
   1998年 イギリス/フランス/日本


ダニエル・クレイグがまだ有名じゃなかった頃の出演作。
監督ジョン・メイブリーが、当時、
「彼はきっと大スターになるよ」と言っている。

音楽 坂本龍一

出演
デレク・ジャコビ
ダニエル・クレイグ
ティルダ・スウィントン
アン・ラントン
エイドリアン・スカーボロー
カール・ジョンソン
アナベル・ブルックス
リチャード・ニューボールド

アニタ・パレンバーグ




愛



1960 年代〜1970年代 ロンドン
アトリエに来たコソ泥ジョージに欲情したベイコンは、
そっこー、ヤる。
そんでいい服着せて自分らの集まりに連れ回し、
若い男を見せびらかす。
「彼は無知じゃない、無垢なんだ」

新しい若い子の無教養や粗野な話し方も、最初の頃はそりゃ、
あばたもえくぼよね。

ジョージを<ミューズ>として、作品を作る芸術家は、
すぐに素材に飽きて、新しい男を物色し始める。
「居るだけでむさくるしいんだから」「ピス、オフ!」

そんだけど、いったん甘い汁をすった若者は、
元の生活に戻れないし、自分はいっぱしの知識階級になったつもりなもんで、
そこから追い出されるのは耐えられない。
で、酒と麻薬に溺れる、ときた。








ベイコンの性癖を表すシーンは、実際の肉欲シーンにもあるが、
ボクシング観戦、ボクサーの血を顔に浴び恍惚するシーン
↑ 絶対、ここで出てると思う。液が、

「戦艦ポチョムキン」を観て、階段乳母車シーンに鼻息荒くするシーン
↑ ここは、固くなった程度かな?

で、こいつはぁ〜、この変態はぁ〜、とわかる。

ぐだぐだ頭良さげな世迷い言言ってっけど、
ただの身勝手変態ホモじじいです。こいつは。きもっ!


ティルダは凄いです、いやはやすごいです


結論、
愛じゃないよ、一時的な発情と飽きだよ




監督の、画家だった恋人は、麻薬の過剰摂取で亡くなったそうで、
この映画には特別な思い入れがあるそうです。
(監督自身も絵を描きます。)


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


ベイコンは、「戦艦ポチョムキン」の保母をモチーフにした
シリーズ作品を描いてるんですね。あの保母に強く惹かれたとすると、
ベイコンは、母親または乳母(世話してくれる年上の女)への
コンプレックスがあったのか?
あの保母が叫ぶ顔に欲情してたとすると、幼い頃に
血と中年女と大口に何か触発された過去があるのか?

と、調べたら、幼少期はぜんそくで家庭学習で育ったそうな。
家庭教師や看護師へのあれもあるんだろうな。きっと


シュテーデル美術館 ベイコンの頁

「Study for the nurse in the film "Battleship Potemkin」





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