「みなさん、さようなら」


WOWOW放送などで何度も見てる、好きな映画、
まだちゃんと書いてなかったので、あらためて記録。



原題 Les Invasions barbaresって、翻訳サイトだと、未開の侵入。
   『死』という未知のものが、人生に訪れたことを意味するのかな。

いくら、ちょっとしたコメディ映画だからって、この邦題のふざけかたは嫌いだな。
同名の邦画があるみたい。関係ない内容ですね。

2003年製作 フランス/カナダ 監督ドゥミ・アルカンの作品は、これ一本しか観てません。
「アメリカ帝国の滅亡」Le Le De clin de L'Empire Americainの続編のようです。

出演
レミー・ジラール
ステファン・ルソー
マリ=ジョゼ・クローズ
マリナ・ハンズ
ドロテ・ベリマン
ルイーズ・ポルタル
ドミニク・ミシェル
イブ・ジャック
ピエール・キュルジ

みなさん



「この女狂い」「エロじじい」「すべけじじい」

病室に来た友人たちが愛しげにこう呼ぶ男、
大学教授のレミは、社会主義信望の末期ガン患者。
贅沢を嫌い、個室を拒否する父に対して、
海外で成功した収入の多い息子は、金ですべてを解決していく。

空いているスペースに、父専用の部屋を作らせ、
苦痛緩和のヘロイン投与の世話係を雇い、
大学の生徒たちにバイト料を払って見舞いにきてもらう。

正反対の親子だが、死にゆく父の望みを叶えるため、
息子は全力を尽くす。最後の瞬間まで。

英語圏の予告編動画




友人、元恋人、その家族が集まり、
ワインと美味しい料理とともに思い出を語り合う。


死ぬ場所として望んだ、湖畔の友人の別荘。
向かう車の中でレミがうろたえて告白する。

「まだ受け入れられない」「まだ覚悟ができない」
「自分はいなくなるのか?」「死ぬ意味がわからない」



対して、ヘロイン中毒のナタリーが言う、

「人生に執着してるんじゃない、過去に執着してるのね」


死にゆく者への態度として、友人も愛人も妻も子も医療関係者も、
とても成熟した対応をしている。

生き方ばかりじゃなく、死に方の選択も許される社会が、
本当に豊かな、洗練された社会だと思う。


いい映画ですね。
カナダがこんな国なら、カナダに行ってみたいな。


こんな死に方が理想。






関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント