「愛について、ある土曜日の面会室」


年末だけど、大掃除も親戚訪問も旅行もおせちの用意も、
なーんもしない私は、家で映画三昧。
クリスマス同様、年中行事をするのも楽しむのも、子供が小さいうちのみ。

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カトリーヌ・ドヌーブに絶賛されたという、
ずっと見たかったフランス映画一本を、やっと鑑賞。

いい映画です。
私は、こういう、辛い立場にある人間をリアルに描いた映画が好きです。
できるだけ知らない俳優たちで。

原題 QU'UN SEUL TIENNE ET LES AUTRES SUIVRONT 2009 フランス
*フランスのラップの歌詞から”逆境を耐え抜くためのかけ声のようなもの”

出演
息子を殺された母 ファリダ・ラウアジ
その犯人の姉 デルフィーヌ・シェイヨー
金に困窮し身代わり収監を引き受ける男 レダ・カティブ
その恋人 ディナーラ・ドルカーロワ
身代わりを計画する男 マルク・バルベ
恋人との面会に大人のつきそいが必要な少女 ポーリン・エチエンヌ
少女の恋人 ヴァンサン・ロティエ
少女につきそう医者 ジュリアン・リュカ


面会


夫が連れて行かれた、助けて!と叫ぶ女性のシーンから始まるこの映画、
監督が目撃した体験からだそうです。
このシーンが象徴するものは、愛する人を奪われた悲しみに加えて、
幼子を抱えて、男手無しでどうして生活していける?の絶望の絶叫。
世界中に、こんな女性がどれほどいることか。






息子を殺されたゾラは、弟(犯人)をかくまった姉に近づき、犯人の面会に。
「なぜ?」を知りたくて

ローラは、警察と揉めて収監された、激しい気性の恋人のため、
偶然知り合った医者に付き添いを頼み、面会に。

貧しさに、母に疎まれ恋人に愛想をつかされたステファンは、
危険な身代わりの申し出に応じる。

三組の『受刑者と面会者』を、静かにじっくりと描き、
限られた時間では語り尽くせない、結論が出ない、30分の面会と同じように、
映画の結末も、答えを出さず未完のままのように作られた。
観客に、これからの三組に想いを巡らせる余韻を残してくれました。

素敵な監督です。心があります。


ところで、
☆デルフィーヌ・シェイヨーという女優さんが、
 ノオミ・ラパスに激似でした
☆ヴァンサン・ロティエ君、16歳時出演の映画
 「クロエの棲む夢」の頃と変わらず、とてもとても不幸で悲しい顔つき。
 幸せになってほしい・・・・

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受刑者の家族の面会や手続きなどを支援する、
社会活動に参加していた事があるレア・フェネール監督。
そこで実際に見た、聞いた、感じたことを取り入れたそうです。
来日した時のインタビューによると、
「支援活動を通じて知った人々を語りたいという気持ち」
「社会で、受刑者とその家族に関する話題はほとんど無い。
 だから取り上げるべきだと思った」だそうです。

これは、フランス語習得のサイトにあった、
監督のインタビュー動画 ↓









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