羊たちの沈黙&ハンニバル考


昔から理解できなかった、

なぜ、「羊たちの沈黙」がヒットしたのか?
なぜ、玄人受けもしたのか?



沈黙


誤解しないでね、「羊たち。。。」好きですよ。
好き、の理由は、バッファロービルの描きかた、出かた。
最後のシーンの緊迫感あふれる演出。

でも、こういう、
『変態』と呼ばれるたぐい(病んでる、ではない)の人間が犯人の映画が、
なぜ万人に受け入れられたのかがわからないの。
カルト映画扱い、一部のファンに支持される、
キワモノ映画扱いじゃなかったのはなぜ?

レクターのキャラ?
・・・私はこういう、IQ高げな犯罪者がごたく並べる話が嫌い。

レクターとクラリスのやり取り?
・・・私は、犯罪者と捜査する側が、交流を持つ話が嫌い。


皆様はこんなこと、思わないでしょうけれど、
私が一番怖かったのは、殺戮シーンじゃなく、
レクターが初めて登場した時の、あの、あの上半身なのだ!

『樽のように丸く大きな胴体』

これがなぜこんなに怖いのかわからないけど、
初めてマリリン・マンソンの胴体を意識的に見た時と同じ、
ものすごく、非人間的で残酷で怪物人格に感じてしまうのです。

犯人役、テッド・レヴィンについては、もう書いた。
しかし、バッファロービルへの、このなんとももやもやする感情も、
まったくわからず長年過ごしてきた。
どこかに、「かわいそうさ」を感じているやもしれん。

あの、トイプードルが穴にいるのを発見した時の取り乱しぶりが、
あいつの病と不幸を表しているようで、あそこに寒気と悲しみを感じる。

ところで、原作者トマス・ハリスの小説は、「レッド・ドラゴン」だけ読んでます。
「レッド・ドラゴン」「羊たちの沈黙」「ハンニバル」の、映画化との繋がり、
ちゃんと把握してないけど、
「レッド・ドラゴン」を読んだ限り、すごく面白かった。
映画では、エドワード・ノートンが巧かったですね。

私が小説で強く印象に残っているのは、
自尊心の低さから逃れるための、ドラゴンの入れ墨。

つまり、ここでの犯人は、もともと弱い。人格も社会的立場も。
私は、弱い奴に共感する性質なので、
バッファロービルへのかわいそう感も消しきれない。
えらそーなハンニバルが嫌いなのは、強者だから。


はん


のちに、「ハンニバル・ライジング」で、幼少期の妹のエピソードにより、
レクターもひどい目にあってたとわかるのね。覚えてないけど。
それでも、これは本人が、じゃないからね。
私がかわいそうと思うのとはちょっと違う。
もとが貴族だし、戦争が関係してるし、武道とかやってるし、
なんか、気の毒に思えないんだわ。
「ハンニバル・ライジング」はダメだった、どこがダメだったか、
見返さないと書けないわ。ほとんど記憶に無いから。

ライジング


☆ クラリスについて、

「羊・・・」ーーージョディ・フォスターの硬質な顔だからこそ、
         レクターと対峙しても、正と悪の一線は守られていた。

「ハンニバル」ーージュリアン・ムーアは、オンナです!
         女感むんむんの彼女が、レクターと接触すると、
         生々しいSE◯臭がぷんぷんしてしまう。

どうにも、この映画でのジュリアン・ムーアは、感情の動きが見えない、
仕事熱心にも見えない、中途半端な添え物みたいで、大根役者にみえてしまう、
なぜ?監督の人となり?演出の下手さ?
おまけに、無駄にエロくて肌の匂いがしてくる存在。

そして、映画全体に漂うムードが、「羊・・・」にある、
犯罪ドラマらしい緊張と展開の見事さに比べ、
「ハンニバル」はベタベタしてる。かっこよくない。
じっとり演歌ないやらしさ。ぬめった万年床の湿気を出してる。


なにが言いたいのかわかんなくなった。ごちゃごちゃだな。
映画のできとして「羊・・・」はすごいと思う。できはいいが、、
みんなが好きな理由はわからない。
「ハンニバル」」は、映画のできとして、何を表現したいのかわからない。
 第一、生理的にダメ! 気色悪い爺犯罪者と、若めの女捜査官が、
ああいう絡みをするのは耐えられない、考えられない、信じられない。
原作はどうなの? あんなに性的なの?

ひさしぶりに見て、つくづく嫌いだわよ、「ハンニバル」
あーーー 気持ち悪い





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コメント

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W座さん

こんなにも、私の脳みその怪物を理解してくださる
「男性」は、めったにおりません。W座さんはやっぱりピンク♪

歳とればこの呪いから逃れられると思っていたのに、
逆に強く縛られてしまうのは、感情が敏感になり、知識が増えたからでしょうか。
独り言で怒っているおばあさんにならないよう、心がけますわ。

Let it BE to The PINky that

私たちも、時々刻々と変化していってるんでしょうか?
ペ○ス(The Tower) の呪いを超えてLOVEを手に入れましょう!
刻が訪れれば、世はピンク色に染まると思いますし、そう願います。

W座さん

だいぶ大人になった今、レクターに感じた怖さは、
気持ちの悪さになりました。悪の部分はさておき、
根底に、「けっきょくあれだろ?性的満足の代わりが殺し・人食い・いじめなんだろ?
と、軽蔑の気持ちが強くなりましたね。

すみません、デビルマンは、あまりよく知りません〜

Resurrection of MothS ButterflieS

何やかやと仰いながら、お好きなんですぇー(笑)
NEWびーさんの人格を、登場人物に当てはめると誰になります?

私も昔、全作観ましたが、
今語るとなれば、複雑すぎて、
又違った私として観なおさなければ語れませんw メンゴw

ただ、当時の私にとって、レクターは恐怖の対象でしたが、
今は陳腐にしか感じません・・・
だいたい本当に高度な存在は、悪の様な陳腐なコトには拘らないでしょうw
だいたい彼は、自分が小物の悪魔に使役されて操られているだけだと気付くことがまだできないのですw(一応暗喩的に)
自分がまだまだ蝶にメタモルフォーゼできない
(天国の扉をいくら叩いても田舎モノなので開けてもらえないw)
ということを無意識で知っていて、もがいて、暇つぶしに自分より
弱い奴をイジメて気晴らししているだけだと思います。
デビルマンの様に、悪魔の力を善行に向かわせるくらいの器量を身に着けて
こそ、善悪や性別を超えたジェントルな美しい蝶に復活する資格が与えられるのだと感じます。

今ディティールを分解する記憶は残ってません。
あなたの意見を聞いて、
軽く引き出されたことを述べさせてもらいましたv-221