夜更かし映画鑑賞


「東ベルリンから来た女」

原題 Barbara 2012年 ドイツ

☆第62回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)受賞

出演
ニーナ・ホス
ロナルト・ツェアフェルト
ヤスナ・フリッツィー・バウアー
マルク・バシュケ
ライナー・ボック

東


旧東ドイツを舞台に、秘密警察に監視されながら、
西への脱出を計画する医師(恋人が西にいる)バルバラが主役。
希望を捨てて生きざるを得ない地の人間を、
固く強ばった表情で表すバルバラ役の女優が素晴らしい。





東ベルリンって地名はないよね?
この邦題が狙うのは、壁のあったドイツの時代の、
スリリングなスパイがらみ映画と思わせたほうが客が入るから?

私がこの邦題から受ける印象は、苦しみや哀しみ。

それにしても狂ってる この時代 この時代のこの国。
世界中で起きていた起きている狂ったこと。

お化けより呪いより、何より怖いのは人間。

バルバラのした事に、人間の美しい心をみた。救われた。

*公式HPに、「過去を失う事は、未来を失う事」って言葉が引用されてるけど、
 私はこう思う。「過去を捨てる事は、未来を築ける事」
 
本人にとって目をそむけたい過去なら、失うほうがいい。
過去が素敵なら、失うのは苦痛だが、未来を愛したほうが良い。


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「トゥルーへの手紙」

原題 A Letter to True 2004年 アメリカ

ファッションフォトグラファー、ブルース・ウェバーが監督

ブルース・ウェーバー公式サイト


toxuru-

9.11以来、
すべてが、次の瞬間にどうなるかわからない、
今は永遠ではない、と感じるようになったブルース。
思うまま感じるままに、愛犬トゥルーに手紙を書く。
メールではなく、手紙、にこだわって。

あーーー この心境わかるなあーーー
私も、震災以来同じ気持ちだよ。毎日、今死んでもおかしくないと思ってる。
でも、犬、いない・・・




いくつもの戦争フィルム、動物の映画をはさみ、

エリザベス・テイラーとのエピソード
ダーク・ボガードとのエピソード
など、有名人との交流、秘蔵フィルムも収録。

中でも、ドリス・ディが、夫に、「ベッドから犬を降ろせ」と言われ、
次の日に離婚したエピソードが、私は清々しい。
そーだそーだ!そんなやつぁ別れろ!とね。

私には、この映画、ブルースの遺書に思えました。

ただただ悲しい・・・・・・
悲しいなあーーー

あれ以来、飛行機の音が聞こえると、犬が悲しい顔をする・・・

悲しいよ 人間のせいで殺される動物達 自然達

人間が死ぬより悲しいよ

あたし、人間、嫌いなのかなー?


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Vogue Parisでのブルースの仕事
美しい男と美しい女のファッションフィルム






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コメント

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ロンさん

静かにこわい、静かに切ない、静かに嬉しい、でも、とっても力強い映画でした。
アンドレ、全身から、優しさがにじみ出てるような人ですね。
この二人のキャスティングで、ストーリーが活きたのかも。
あのラストは、ひねくれた私を慰めてくれたようでした。

Barbara

地味だけど味わいの残る映画。バルバラも良かったけど医師アンドレの影ある役が印象に。人間捨てたものでは無いと思わせた作品。(559)