「ドキュメンタリー最強のふたり」


去年、武蔵野館で観たフランス映画「最強のふたり」(Intouchables)
実話の人物たちと、映画関係者を撮ったドキュメンタリーを見ました。

『触れることのできないものたち』

というこの原題の意味が、いまひとつわからず、また考えてみました。

・資産家上流社会と、その日くらしの貧乏人
・白人と、映画では黒人 実際はアラブ系?
・健常者と障害者

環境、人種の違う人々は、普通ふれ合わない。その機会はそう無い。
そういう意味?
あと、そういう、あんまり接触したくない、問題を語りたくない、
見て見ぬふりしたい、ことを題材にしてるから、「触れられない」?

私、この映画、面白く観たのだけれど、
どこかが「好きな映画」ジャンルに入れにくいのよ。
それがなぜなのか、、まだちょっとわからない・・・

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原題 Real Untouchable


WOWOW番組案内

元々、フィリップが口述筆記?かなにかで書いた
「Le Second Souffle 」(第2の呼吸)という本がテレビで話題になり、
番組の司会者が作ったドキュメンタリー番組を見て、監督二人が映画化したのが、
「最強のふたり」


ドキュメンタリー「À la vie, à la mort 」




大富豪フィリップが、パラグライダーでの着地失敗で首から下が麻痺して、
世話係に雇ったのがアラブ系?移民のアブデル。

映画と同じく、フィリップを車に乗せて暴走して遊んだり、
ナンパに出かけたり、「ムチャばかり」して楽しんだそうです。

映画出演の二人が、フィリップに会い、話をする場面もあります。





フィリップの言葉がとても重い。

「アブデルは社会的障害者、私は身体的障害者」
「人生はもともとジョークみたいなもの」
「現状を受け入れるのが、人間の美学だ。」
「懐かしむ、期待するという行為は非常に危険。
 現実が見えなくなる。」
「人を雇う時履歴書を見ると、そこに答えがあると思い込み、
 人間を見ようとしなくなるから、履歴書は見ない。」

アブデルのインタビューを見ると、
彼の、確固たる信念のようなものを感じる。
意識してそうしてるわけじゃない、
「誰にも何にも妥協しない自分の哲学」が見える。

フィリップは、アブデルを、「人生の貴族だ」と言います。

100万も使って、歯磨きや食事の手伝いロボット?を作った人の話で、
フィリップが言います。

「大金使って機械を作るくらいなら、
その金でアブデルを探せ」


(アブデルのような人物を、ということね)


フィリップを演じたフランソワ・クリュゼが、
痛みに悲鳴を上げるシーンの撮影前に、何分も何分もジャンプし続け、
汗だくになって足がつってから挑む場面には鬼気迫るものがありました。


****だけど、

みんなは、フィリップが、
苦しみを乗り越えて現実を受け入れているのがすごい、
みたいに言ってたけど、私は、見ていて、
「いつかこの人が自殺幇助を希望するのではないか?」

と、すごく悲しく、心配になりました。




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コメント

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ロンさん

おおー ご覧になったのね。
そう、実際にあったことを、ちゃんと映画の中に入れてるんですねー。
「アブデルを探せ」のフィリップの言葉に、この二人の出会いが、いかにすごいものだったかを表してる気がします。

二人の出会いにブラボー

「ドキュメンタリー:最強のふたり」観ました。映画は、良くエピソードを活かしてあるなと感心、そして実際のお二人が素敵な人達だったのだなと納得しました。この二人の出会いにブラボーです。

ロンさん

わぁあーーー有難うございます!
私、大好きなのに、意味を考えたことなかったアホです。
このタイトルなら、私が心震えるわけがわかりました!
チェンバロで弾いても素敵なんですよ〜
楽器ですが、私は、音色はチェロが好きで、全体的にはヴァイオリンが好きで、
やりたいのはティンパニです。

秋の日に至福の時

ラ・フォリアですか。ロンも大好きです。久しぶりに聴き直しましたよ。フォリア=”狂気”だそうですが、熱情と言うか勇気が湧いてきますね。演奏楽器も多彩、華麗なバイオリン・柔らかなリコーダー・力強いビオラなど色々。名曲はなんで演奏しても聞き惚れる、秋の日に至福の時が流れました。

ロンさん

ドリス役のオマールは、飾らない自然な男を、
キラキラした目と明るい笑顔で魅力的に演じてましたねー。
私、オペラのシーンのドリスの、「どうかしてるぜ??!」爆笑が大好きです。
クラッシックお好きですか!私は、クラッシックとパンクロックのみ、
くらいの偏りかたで音楽を聴いてます。一番愛してるのは、コルレリのラ・フォリアです。
ドキュメンタリーは、好んで見ます。現実が(真実?)知りたいので。
深い寸評・・・有難うございます。深く考えるたちなのです。
この中での、フィリップの言葉は身にしみます。10/7楽しみに♪

2人の笑顔が素敵でした

「最強のふたり」昨日観ました。”笑わせ泣かせるツボを押さえた心憎い展開”、で良い映画と思いました。フィリップ役のフランソワ・クリュゼと、ドリス役のオマール・シー、2人の笑顔が素敵でしたね。そして散りばめられたクラシック音楽がね。ショパン・ヴィヴァルディ・シューベルト・バッハなどポピュラーな名曲が次々と。そう、ロンはクラシック音楽が使われていると、それだけで嬉しくなるのです。(^_^;)
なもんでついDubbingしてしまいました。
さて本題「ドキュメンタリー」は観てません。今迄ドキュメンタリーはあまり当たらなかったもんで軽視してました。独断さんの深い寸評に触れたので10/7に必ず観ます。

W座さん

Dlife、大好きです。
ホームランドは、主演男優の顔がダメで、ストーリーが入ってこず、見るのを諦めてしまってます〜。
WOWOWも、何度も再放送するから、ぜひ、ご覧になってください。
やはり、実際の人物を見ると、重さが違いますね。
「モダンタイムス」面白かったですよね。
どちらも、
どんな高度な機械でも、人間には遠く及ばない。と言っているようです。

まだ観てないですけど

こんにちは。
気になっていましたが、
同時刻放送の、d-lifeのhomelandの録画を
選択してしまいました。今度の再放送を期待しています。
100万も使って、歯磨きや食事の手伝いロ ボット?を作った人というくだりで、
何故か、子供の時に観たチャップリンの「モダンタイムス」という映画が心に浮かんできました。
確認の意味でも、絶対に観ます!