「ベルフラワー」


なくなってしまったマニア向け映画館<シアターN渋谷>で上映され、
観ようかどうか迷った作品。


原題 BELLFLOWER 2011年 アメリカ

*ノースハリウッドのベルフラワー通り、という地区の若者達です。
 ベルフラワー=乙女桔梗(オトメギキョウ)という花の名前

好きだぞ!これ

劇場に行って、後悔しない貴重な一本になったのになぁ

監督、脚本、製作、編集、主演はエヴァン・グローデル
自分の失恋経験を基に、見事な長編デビューを果たした

思うような映像を撮るため、特製カメラを作り、
改造車メディウス号を造り、
すべてをかけ、3年の歳月をかけて撮影した本作のため、
一文無しになり、友達のガレージに住んだ時期もあったという。

出演
エバン・グローデル
ジェシー・ワイズマン
タイラー・ドーソン
レベッカ・ブランデス
ビンセント・グラショー


ベル


オーストラリアが産んだカルト映画「マッドマックス」
その2に出ていたヒューマンガスを、
「様」づけで崇めるウッドローとエイダンは、仲良し二人組。

世紀末がきたら、火炎放射器(手造り)と改造車(手造り)を持つ、
俺たちが世界の支配者だぜい

と、毎日が本気なアホンダラ。

初めての恋に幸せいっぱいのウッドロー。
ところがある日、最悪の状況で失恋。

恋に破れたウブい男は、
「頭がおかしくなり、
身体中傷だらけになり、胸が張り裂けそう」


になる。

・これ、ヒューマンガス(演じるは重量挙げ選手のスウェーデン人)

ヒューマン


「彼女にふられたときの最悪な気分は、『マッドマックス2』の
 終末論的感覚と合致するんじゃないかと考えたんだよ」と 監督。

その通り!! 混沌としたウッドローの精神状態が、
ぼやけたり ぶれたり 斜めったりの映像で表され、
幻想なのか、現実なのか、見ているほうもごちゃごちゃになり、
「ああ、青春の痛みとあさはかさ」

な気分を、バイオレンスで昇華させ、
ぐっちゃぐちゃなままに終わるんだが、暗さや重さは感じず、
何かすっきり。 なんだ、これ??





中坊がプラモデルで作りそうな、田舎のヤンキーが改造しそうな
「MEDUSA号」は、
撮影終了後も、監督の愛車で公道を走っているそうな、


音楽がい〜い感じ
切ない歌詞を、乾いたメロディにのせて、ささやくように歌う。

Jonathan Keevil というミュージシャン。



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コメント

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Re: タイトルなし

愛ちゃん☆へ

なんだか気に入っちゃったんですよ〜
高校生頃の自分も、こんな妄想オタク野郎だったよなー、って。
失恋でこの世の終わりを感じるのは、男女同じなようですし。
監督、この作品で燃え尽きちゃってないかしらん?
次作も、驚かせてくれるかしら?と気になります。

> 虫の早食い競争のシーンで、ケイト・ブッシュの曲が流れてきたのが、 ツボでした☆

ケイト・ブッシュ! だったのですね〜 聴いた事ある古めの曲?としか気づきませんでした。
YouTubeで見てみたら、あの髪型あの化粧、「TOKYOロックTV」とか、思い出しました。

この映画、いいですよね☆私は、観た時、自分の感覚にフィットしなくて、後味が悪かったのですが、凄い作品だと思いました(^^)

虫の早食い競争のシーンで、ケイト・ブッシュの曲が流れてきたのが、 ツボでした☆