孤島の王

実話もの好き

知らない役者が出ている映画が好き

特に北欧好き



このタイトルには惹かれていましたが、
きっと、ものすごく腹たつ場面がいっぱいあるんだろうと、
映画館に行くのは避けていました。

「孤島の王」


原題 Kongen av Bastoy 2010年
  ノルウェー・フランス・スウェーデン・ポーランド


スウェーデンの俳優ステラン・スカルスガルド以外、
(奇跡の海/ギャラリー/ドラゴン・タトゥーの女)
有名な出演者はいないようです。 
なのに、すべての出演者、特に子供達が素晴らしい!



孤島



1896年 ノルウェーで「問題児たちの矯正」制度ができる
1898年 国は税金でバストイ島を買う

*労働と勉強で子供を更正させる施設を建設するため*


ヨーロッパでは、非行少年の再教育施設の模範とみられていたこの施設。
権力ある大人が、言う事きかない子供にする事といったら、
当然、規則でしめつけ、はむかうと体罰。ですわな。






何度も何度も脱走に失敗し、
そのたびにひどい体罰を受けても、反抗し続けるエーリングに、
院長と看守を恐れながらも従っていた少年達は、刺激を受ける。
虐待されていた少年達が、我慢できなくなった時、
「王」のようにふるまっていた大人への反撃が始まる。


反抗的なエーリングが、もうすぐ卒業?出所の模範生
オーラヴに繰り返し語る鯨の話。

『モリをいくつも打ち込まれても
抵抗を続けた巨大な鯨がいた』


暴力・権力に屈しない精神。の象徴として語られるこの逸話が、
陰惨な施設と事件を描いた作品に、ファンタジー色を加え、
美しい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


中盤まで、くそ野郎な院長&看守どもに、腹たって腹たって!
もう、見るのやめようか、と思ったら、
いっきに転換した反逆事件の描写に、姿勢を正して見入りました。

忍耐の限度を超え、爆発した子供達の躍動
凍った海を渡るシーンの緊迫

こんな最悪な事件をここまで美しく描けるこの監督、

すごいです



この人に「僕のエリ、200歳の少女」を撮らせたらどうなるだろ
と想像してしまいました。



これは、名作です

ああああ 映画館に行けば良かったなぁーーー



● この事件、ノルウェーでもあまり知られてなかったらしく、
 大人の野蛮な思想と行為に、痛めつけられた子供達の存在を、
 世界に知らしめてくれてありがとう、の気持ちです。




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コメント

非公開コメント

Re: 観る!!!!!

凛さんe-420

暗く悲しい事件だけれど、映画芸術として秀逸だなー、と感じました。
映像が美しいです。男の子達の表情がいいです。
見終わって、なぜか清らかな気持ちになりました。

イツマの寝癖♪ うふふ(^ω^)

観る!!!!!

リストに入れたよ(ノ´∀`*)♪
重そうだけど、心して観るわ♡

そうそう
イツマの寝癖(^^♪
私もインプットしました♡きゃー♡