「ロープ」




邦題、全然だめ、
皮肉を込めた原題に失礼。

原題 A PERFECT DAY 2015年 スペイン

監督 フェルナンド・レオン・デ・アラノア 

出演
ベニチオ・デル・トロ
ティム・ロビンス
オルガ・キュリレンコ
メラニー・ティエリー
フェジャ・ストゥカン
セルジ・ロペス



A PERFECT DAY




バルカン諸国 とある村

一応戦争は終結、国連や国際援助活動家は現地に入り、
復興を助ける目的で活動中。

井戸に死体が捨てられ、衛生問題を危惧した活動家たちは、
死体を引き上げるためにロープを探す。
規則だらけの国連側の言い分は、現場で市民の生活を見ている活動家にとっては、
現実問題の解決に結びつかない。

途中、一人の少年と関わることになり、
少年のおかげでロープは手に入るが、
地雷地帯で足止めを食い、一晩を車で過ごすことに。
やっと井戸に到着するが。。。。。



愛と感動の、とか 勇気ある活動、とか
まちがった方向に宣伝してんな・・・






夢は叶う
頑張れば道は開ける
諦めないで!


そんなポジティブシンキング文言が、
バカバカしくてヘソが茶を沸かしそうになる。


なーに頑張ったって、
ダメなもんはダメだし、どーしようもないことはどーしようもない
平常時でもそうなのに、なんせ戦時ですから。


ラストが最高ですね。これが現実ってもんだ。


ベニチオ・デル・トロは普通じゃない状況専門の顔してるよなぁ、好きだ!



すごく面白かった。


流れた曲

「Sweet Dreams (Are Made Of This) 」
Marilyn Manson






日本では「花はどこに行った」という曲、
「Where have all the flowers gone」という反戦歌だったんですねー。
聞いたことはあったけど、意味は知らなかった。






エンドロールで流れた
「There is no TIME」Lou Reed





その他の曲もカッコいいものばかり、

選曲が素晴らしい!





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「シャット・アイ 占い詐欺師の逆襲」


⚫︎ NHKの英語ドラマの深刻なシーンで、
「◯□△ 〜〜〜 ソーセージ」と聞こえた。
なぜここでソーセージの話題?と思ったら、
soul searching だった。


原題  SHUT EYE 2016〜2017 アメリカ


邦題の「占い詐欺師の逆襲」って、詐欺タイトルです。



出演
ジェフリー・ドノヴァン(夫 占い師チャーリー)
ケイディー・ストリックランド(妻 リンダ)
ディラン・レイ・シュミット(夫妻の長男)
リア・ギブソン(チャーリーの妹)
ローン・カーティス(ディランの片思いの相手)
アンガス・サンプソン(ボス フォンゾ)
イザベラ・ロッセリーニ(フォンゾの母)
ハバナ・グッピー(フォンゾの娘)
ザック・サンティアゴ(フォンゾの敵トニー)
レイラ・アリザダ(トニーの妻)
スーザン・マイズナー(チャーリーのセラピスト)
エマニュエル・シュリーキー (催眠術師)



シャット・アイ 占い詐欺師の逆襲





LAで占い師を名乗り、金持ちから大金を騙し取る夫婦。
彼らのバックには、犯罪で大金を集めるロマの組織があり、
その掟は絶対。

いい加減に占い「別れるべき」と告げた客の彼氏に恨まれ、
殴られた夫は幻覚を見るようになる。
占い詐欺稼業と、組織の言いなりになるのに嫌気がさした夫婦は、
ボスに内緒で大口の仕事を計画した。









せっかく、
チャーリーが変な予知能力みたいなやつ手に入れたらしいのに、
その設定がほとんど活かされず、
特殊能力をメインにピンハネボスに逆襲するドラマかと思ってたら、
能力に関しては、本人がおろおろしてるだけ!
妻の方がよっぽど悪活躍するし、
ロマの掟みたいなやつも、本当なんだか創作なんだか知らないけど、
古臭く悪どく、むかつくばかりだし、
最後の最後まで納得できないままに終わりましたが、

実は、
実は、 毎週楽しみにしてた。


性根が腐った奴らが主人公で、周りの奴らも悪だらけ、
まあまあ味方できるかと思った息子も、女の子のいいなりに薬に手を出すし、
誰一人、応援したくなる人物はいません。

なんだろ、画面に力があったのよね、それでも。
なんか、惹かれるもんがあったのよ。

あと、ジーナの魔力かなー?? 
演じるは「メンタリスト」でローレライ役だった、魅惑のエマニュエル・シュリーキー

自分でも、「私の魅力に勝てる?」とか言っちゃうくらいに魅力的。
そそる、っつていうの? たまらんかったわぁ。
とても抵抗できませんでしたぁ (/∀\*)

この人って
ドレス姿より、Tシャツとデニムとか、なんてことない服着た方が色気が増す。


「メンタリスト」の時の
サイモンとエマニュエルのインタビュー動画







フォンゾ役俳優は、これまでどっちかっていうと、
下っ端脇役専門のイメージだったのに、すげえ迫力の悪!

オープニングがかっこいいです。






「ぼくは歩いてゆく」




原題 DON 1998年 イラン
*「DON」は「知りなさい」の意味

監督 アボルファズル・ジャリリ


出演者は監督が実際に街で出会った本人たち
ファルハード・バハルマンド
バフティアル・バハルマンド
ファルザネー・ハリリ


親が働かないし戸籍ないからなかなか雇ってもらえない男の子。
戸籍がないから決まった名前はない。その時々で様々な呼び名で呼ばれる。
父親は麻薬中毒で刑務所入ったり出たり。
子供は仕事を探してひたすら毎日歩く。大人たちのせいでトラブル抱えても、
家族を養うためには、自分の足で仕事探しに行かなければならない。
過去も未来も関係ない、今、食うための金を手にしなければ。


aruite.jpg




ヤク中の父親 当然働かない。
母親は夫の麻薬を子供に買いに行かせる。 
ヤク中だからお上が怖いから、子供生まれても届けに行かない。
セックスはする。コンドームは使わない。宗教っすか?ふァッキュー!

このような夫婦、このような親、このような子供が
イランには山ほどいると知り、怒りに震えた💢


イランの子供達の現状を、
ドキュメンタリーとドラマを融合させた手法で描き、
いかに過酷な国に生きているか世界に知らせてくれているジャリリ監督。

「スプリング―春へ」しか見てないので、
これから全部見ようと決めました。

怒り狂うだろうけど


*嬉しいことに、映画撮影後、
監督の尽力で、ファルハードは戸籍を手に入れ学校に入ることができた。
正式な名前として、映画で使われたファルハードという名前を、
本人が選んでつけたそうです。




「ムルと子犬」




原題 MYRSKY 2088年 フィンランド

すごく楽しかった映画「ヘイフラワーとキルトシュー」の、
カイサ・ラスティモ監督の作品


出演
ロンヤ・アルヴィロンミ(ムル)
ラウラ・マルミヴァーラ(ママ)
ヤンネ・ヴィルタネン (パパ)
サラ・タンメラ(お姉ちゃん)
Antti Väre(お姉ちゃんのパンクな彼氏)
*この人、レイチェル・マクアダムスに激似ですわ




ムルと子犬




東ドイツ。ベルリンの壁崩壊に伴い、軍は、
壁を越えようとする人間を殺すように調教した大型犬を殺処分した。
体重50キロにもなるコーカサスシェパードは、
スターリン の警護犬と言われていた。
一人の軍人が、処分直前に檻から逃げ出した子犬を不憫がり、
市場の老婆に預ける。

東ドイツを訪れていたフィンランド人のヴァイオリニストは、
市場で売られていた子犬が、誰にも引き取られないと殺されると思い、
家に連れて帰る。
家には、動物好きな7歳の娘、ムルがいた。

パパが子犬につけた名前はミュルスキュ(嵐)。
東西ドイツが統合する直前の、”嵐”の時代に生まれたから。
ムルは、子犬のパパとママ宛に、
「二人の子犬を預かりました。これからは私がママです。」と手紙を書く。

ミュルスキュはムルのいうことしかきかず、
大きくなるにつけ近所や学校で問題を引き起こし、
家で飼うのが難しくなってしまう。












女の子と子犬の微笑ましい映画かと思ったら、
嬉しく楽しいだけではなく、
人間が動物にしでかす悪行を痛感させられる、
辛い部分が大きい映画でした。

でも、そんなクソ人間らの事、戦争の事を、
ちゃんと子供にもわかるように、子供が子供の感覚で理解できるように作られた、
立派な映画でした。



ムルのお姉ちゃんの彼氏が言っていたように、
パンクって、海外映画やドラマ見てると、
チンピラとかゴロツキとか、悪い意味で使われる事多いように思えるけど、
実はシュタイナーの幼児教育や肉を食べないことや、動物実験反対なことや、
そういう思想の人々が多数なんだそうです。
ただ、パンクやってると高収入にはなれない場合が多いから、
なかなか実行できなかったりするとか。わかる〜
パンク彼氏を登場させて、権力による残酷な歴史への批判を盛り込んだのですね。


音楽も、
バッハ「主よ人の望みの喜びよ」がテーマ曲のように流れますが、
”体制をぶち壊せ”の精神がきっちり入ってます。

Pelle Miljoona
「Juokse Villi Lapsi 」




Pelle Miljoona
「Olen Kaunis」





パパが家でヴァイオリンを弾くときの曲、
バッハ「ガヴォットニ長調」





子供にも、嘘やごまかしのない歴史を知ってもらうためにも、
この映画はオススメです。







「はじめて馬に乗った日」




原題 WAAR IS HET PAARD VAN SINTERKLAAS?
   2007年 オランダ

監督 ミシャ・カンプ 

出演
エビー・タム(ウィンキー)
アーロン・ワン(ウィンキーのパパ)
ハンイ・ハン(ウィンキーのママ)
Pim de Pimentel(ウィンキーの新しい友達)


はじめて馬に乗った日




「ウィンキーの白い馬」(2006年)
と同じ監督・脚本・出演者たちによる、続編。

「ウィンキーと白い馬」過去記事

ウインキー



去年のセントニコラスの日に、
一年間愛馬を預かって、世話をしてほしいとニコラスから頼まれたウィンキー。
毎日学校から帰ると、パパのレストランの手伝いをして、その後馬に会いに行く。
でも、パパとママは、馬に乗るとこは危険だからと許してくれない。
やっと誕生日に乗馬レッスンの許可が出たウィンキー、
とうとうニコラスの馬に乗れると思っていたのに、
大きくなるまではポニーで練習と言われがっかり。

ある日、誰もいない馬房に行ったウィンキーは、
こっそりニコラスの馬を外に連れ出した。
しかし、そこに友達のブラムが犬を連れて現れ、
犬に怯えた馬が逃げてしまう。






ウィンキー、ほんと、可愛くて可愛くて

自転車漕ぐ姿も馬の世話をする姿も、パパの手伝いする姿も、
なにやっててもかわいいよー、この子。



子供への愛情の眼差しが伝わってくる、素敵な映画です。

子供が悪いことしちゃって、悪いと思っててもなかなか素直に言えなくて、
って部分がすごくよくわかる。
喧嘩した友達と、仲直りしたいのにうまくできないのもよくわかる。
下の子が産まれて、ちょっと疎外感覚えるのもよくわかる。


何も説明しなくても、
ニコラスがちゃんとウィンキーの気持ちをわかってくれてるのが嬉しい。


前作で、オランダのセントニコラスの日について知り、
今作では、誕生日のサプライズの習慣を知った。


あゝ いい映画だったなー


ウィンキー役のエビーちゃんは、素敵な女性に成長してますね。






「反省させると犯罪者になります」



⚫︎夫が「トイレの後は流水で20秒手を洗うこと」とメールしてきた。
悔しいので40秒洗うことにしたが、水資源への申し訳無さに悩む。
 


臨床心理学者 岡本茂樹 という方が、
問題行動をした子供や犯罪者との面談の中で、
実感したことを書いているようです。


この方の本のタイトル、このようなものもあります。

「いい子に育てると犯罪者になります」
「ほめると子どもはダメになる」





私は、「反省させると犯罪者になります」だけ読みました。


反省



ほー、そうですか

親が、そのまた親が、そのまた親が、
子が悪さをした時に「反省させる」「謝らせる」と、
子が、そのまた子が、そのまた子が、
犯罪者になる可能性高し、とな。



かなり昔にあったな、

「母原病」と言う、久徳重盛なる医者が書いた悪本が


この作者によると、
母親が全部悪いんだよな 確か


てめえら バカ言ってんじゃねえ!

個人がどんな悪さしようとも、個人の責任なんだよ

同じ親に同じように育てられたきょうだいが、
同じような思考と行動の人間になるわけねえだろ!
個人の問題なんだよ!
持って生まれた資質とその後の経験によって、人間性が出来ていくんだよ!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

人間は、なんかしでかした時、
「罪を犯したことに対する反省」よりも、
自分の家族に申し訳ない(自分本位の考え)、とか、
あの時あれが(被害者が)ああじゃなかったらこんなことは起きなかった、とか、
被害者である相手を責めることが先に立つものらしい。そりゃそうだ、
動物の本能として、困った状況になったら、
自分がその場を切り抜ける(生存本能)事を最優先させるから。

そこは作者がちゃんと書いています。そういう生き物なんだと。

その上で、その時どう感じた どう思った なぜそうしたか、
責めずに話を聞いてやってから、
本心から自然に『反省』の気持ちが生まれるのを待て。と

この理屈はわかる。

わかるがね、
どんなクソ親からでも、どんなに下手な教育を受けても、
正しい行いをする、良心を大切にする人間は育つんだよ。
親が悪いと決めつけんじゃねえよ

自分の親にされて嫌だったことは、
自分はしないようにしようと心がけて、
子供に接する親だっているんだよ

くそむかつく本だった。


こいつによると、
「凶悪犯ほど(正しく導いてやれば)反省する」らしいです。

なんかこれ、ノルウェーの、犯罪者に対する考え方を思い出した。


私の考えでは、
生まれつきの社会病質者に反省の心は生まれません








ルーカス・ムーディソン特集上映会



⚫︎物が斜めに見えて目の病気かと思ったら、
ストレスによる脳の誤作動だと。ストレスってすげえ



渋谷のユーロライブで、「はみ出し者映画」の特集上映イベントが。

ユーロライブWEBサイト


『もっとも弱い者の見方で今の世界を識別する/させる』ことが監督の本分

と、映画ライターの常川拓也さんが書いてます。

虐げられる者を描いてくれるムーディソン監督、大好きです。



大好きな大好きな映画
「リリア4-ever」
の監督。




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一日限りの上映です。

4/7(日)13:00〜 二本立て1500円!

1名につき250円が、
貧困や虐待に苦しむ子供達への学習支援と自立支援に役立てられるそうです。




ぜひ!














「サスペリア」




こら! 金返せ!


気持ち悪いったらよ!

気持ち悪いっていうのは、肉の匂いがする
セックスの匂いがする から
セックスしてないのにセックスなんだよ、全編よ

吐き気

女優たちは今までのどの作品で観たより醜く撮影され、
元から醜いから、ダコタが悪を受け入れる変化に乏しくてイラつく。
(生まれつき悟っていたとしても、目覚めがはっきりしない)
元から醜いから、ティルダの正体を見せられても変化に乏しくてイラつく。
緩急がないってのかなー 人間の裏表は表面ではわからないものだよ、
という制作側の意図だとしても、私は嫌いだ。

で、精神科の医者?あれがよー、
子供と女と年寄りを足して5で割ったみたいな、わけわかんない
ものっすごく気持ち悪い声なんだわ。ずーっとムカついてた、あの声に。

あとで知ったそのワケに仰天したけど。
(これはネタバレというか言っちゃいけないのかな?)

それと、ああいうくそめんどくせえ舞踏って奴、大嫌いなんだよ私。
御託並べくさってるくせにダンサーのくせにタバコ吸いやがって、そこも腹たつ。
ダンサーなら健康管理も仕事だろうがー!
衣装も、禍々しいというより、赤フンみたいで汚かった。

もとの「サスペリア」はバレエ
バレエは大好き、美しいしセックス感じないから。


時代的にナチスとか赤軍とか挿入してるけど、
私には、無理矢理感が鼻についた。


監督は「これは母性の(母の)物語だ」みたいなこと言ってるし、
女が外で活躍できない時代を描き、主人公が成長していくことで、
今の時代に合う設定にした、みたいなことらしいが、
ぜーんぜん こっちには伝わってこないもんねー
全くそれは伝わってこないもん。
下手くそ!とても「君の名前で僕を呼んで」の監督とは思えん。



盛大な血飛沫は好みだった。

そこだけ
そこだけだ  いいのは


無駄に長ぇしよ


あー、胸糞わりー


この映画のティルダ(振付師役の時の顔)は、これのようだった


「ロード・オブ・ザ・ロング」のゴラム






あ、クロエちゃんは、ちーっとしか出てきません  ちぇ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


原題 Suspiria 2018年 イタリア/アメリカ

監督 ルカ・グァダニーノ


sasuperia.jpg



続きを読む

「君の名前で僕を呼んで」その2




男女に関係なく、共通した恋への歓喜と苦悩の映画といえど、
この作品は男特有ではあります。


だよね?


やはりそこには、ちん●問題がありますから

ダイレクトに射精ですから  


昔、朝のニュースバラエティで、コメンテイターのおっさんが、
「思春期は、襖の穴でも入れたい」とか言っていて、寒気がしたもんだ。


女の子は直接日頃からヴァギナは見えないし、
自分でもそこがどうなってるかわかんないまんま生きてるし、
私も多分、昔カンジタ膣炎になった時以来、15年くらい見てないと思う。
ふと気づいたんだが、あたしら女って、
おしっこがどこから出てるかよくわかんないで生きてるんじゃない?
近場の女たちに聞いてみたら、「考えたことなかった」「出るのみた事無いし」
って感じの答え。他の女のもまず見ないしね。
私も知らないなー、どこから出るのか。

男は生まれた時からそこに生殖器が見える、常に意識できる
自分のは一日何回も見る、温泉行けば人のも見える


これってかなり意識に違いが出るはず
深く掘り下げたいものだ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


いきなりちん●問題から書きましたが、
「君の名前で僕を呼んで」は、夏の別荘地ということで、
ほぼ半裸です。半裸の男たちです。
とてもとても、日常が性的なんです。
なのに、きたならしいいやらしさはないのがすごいですねー。







ここから、この映画の嫌いなところを書きます。

一応、思春期の男の子の一夏の熱愛なんでしょうが、
私にはすごく嫌に思える設定です。
劇中、ローマだかギリシャだかの裸体彫刻についての会話が出てきますが、
昔って、日本もだけど、若い男の子をおっさんがイタス、じゃん。

つまりすけべじじいが、若さを食い物にするじゃん。

この映画も、年上(大学生?にしてはアーミー・ハマーは歳いき過ぎ)の男が、
十代の男の子とヤる。合意でもなんでも今じゃあ逮捕されるだろ!
しかもよ、男の子の両親がいる家の中でだよ!信じられないクズ!
しかもいけしゃあしゃあと婚約発表しやがる。


もう一つ、文句がある

父親も母親もインテリらしいが、息子にインテリ教育してきたらしいが、
子供の前でタバコ吸いまくり!
自分が癌になろうがCOPDになろうがあんたの勝手だけど、
子供に副流煙たっぷり吸わせて、喫煙もさせて、バカじゃねえの!ばか

これは、時代設定が1980年代だから、社会の意識がこうだったからだけど、
私はどんなに社会的地位が高かろうと、人物が素晴らしかろうと、
喫煙癖あるだけでもう、ダメです。

あ、父親もゲイを隠して、本当の自分を殺し納得して生きてきた。
それを妻は知らないと思ってるあたり、違うよね。
妻は知ってるからこそ、息子の感情に気づいたんだ。
ゲイでない人間になることを選んだ夫、それをちゃんとわかってるんだよ。


うーん、まだまだ
誰かと語り合いたい映画ですなー








「君の名前で僕を呼んで」その1




これは ( ‘o’)

こ、これは .゚+.(・∀・)゚+.

これはああああ ・゚・(つД`)・゚・ あああ

 なんていい映画なんだぁ〜 うううううう

***いや、しかし、嫌いなポイントもあるよ
その2で書くよ

あたいはこういう、君はだの僕はだの僕らだのの邦題がついたもんは、
ちょっと敬遠してしまうひねくれもの。
だけどこれ、原作の原題通りのタイトルだったんだねー。

これは長くなりそうなんで、
二回に分けて書くことにします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



なんてこったよ
20歳の若さであの細やかな演技を披露したティモシー君、
こりゃあ、主演男優賞に決まってるよーーーーー
なんか受賞してるよね?してるよね???


原題 CALL ME BY YOUR NAME 2017年
   イタリア/フランス/ブラジル/アメリカ


アンドレ・アシマンという作家の原作は、
映画よりもっともっと性描写が多いらしいけど、
読んでみたいなぁ


監督 ルカ・グァダニーノ 

出演
ティモシー・シャラメ(エリオ)
アーミー・ハマー(オリヴァー)
マイケル・スタールバーグ(エリオの父)
アミラ・カサール(エリオの母)

脚本がジェームズ・アイヴォリーと知り、
ああ、なるほど、と合点がいきました。
その昔、お耽美好きな友達に勧められて見た、
「眺めのいい部屋」「モーリス」
そして自分で選んで見て、とても心に残った
日の名残り」

叙情的で、
登場人物の心情が、スクリーン全体にレースのカーテンのようにまとわる。
心が絵になって蒸気になって日の光になって、
感覚として、手に取るように愛と悲しみが伝わってくる。


ティモシー




エリオは17歳。
大学教授の父親の休暇中、家族でイタリアの別荘に滞在している。
毎年父は、学生を一人別荘に招待している。
今年の学生、オリヴァーは、自信に溢れる美青年。
オリヴァーへの気持ちに揺れるエリオ。
両親は息子の感情に気づいている。
女の子たちと遊びながらも、互いに惹かれ合うオリヴァーとエリオ。

と、このような内容だと、
ゲイの恋愛映画か、で終わってしまいそうだけど、
違うのよ、男とか女とか関係なしに、
恋、の苦しみ 恋 の喜び、
恋 によって新たな自分を見出す神秘

そんな映画なのよ(泣


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



愛し合ったあとの二人、

「君の名前で僕を 僕の名前で君を」

これは何かの詩?と思ったんだけど、原作読まないとわかんないね。

私も真似してみたよ。
以前恋した女性の名前で、彼女が私を呼ぶところをね。
☆これは じん・・・ときた。きたわ
なぜか?崇める女性と同化したようで、自分が美貌の知性溢れる彼女になったみたいで。
でも、自分の名前で彼女を呼ぶのは好きになれなかった。きもい
自分が嫌いだからかなー?私は自分を頑張って好きになってるつもりなんだけど、
やっぱり底のところでは大嫌いだからかなー?

これは、自分を発見できるかも?みんなやってみてください。
あ、もう、やってるかな?



とにかくとにかく、
ティモシー、すげえよ


2回目に続く

「ジ・アリンズ 」





ダサい歌謡ロック聴いてたヤツ、
みんな死んじまえ!
(中原昌也)

👏👏👏👏 ✊✊✊



”愛すべき最高の家族”  
なーんてダサい邦題サブタイトルなんか、クソ喰らえ!
GGアリンの、兄と母親を中心にしたドキュメンタリー作品。

原題 THE ALLINS 2017年 デンマーク

監督 サミ・サイフ 



ジ・アリンズ : 愛すべき最高の家族






父親の名付け
ジーザス・クライスト・アリン Jesus Christ Allin

狂った夫から子供達を連れて逃げた母親が付けた名前
ケビン・マイケル・アリン Kevin Michael Allin

ニューハンプシャー州ランカスター産まれ
水道も電気もない森の中の家で、
狂った宗教観の凶暴な父親に育てられ、
母親の実家に逃げてからは、
母は働きづめで家にほとんどいない。
少年時代から兄とともに犯罪まみれ。
その後兄弟で音楽を始める。

ライヴは糞尿と血と裸と暴力の嵐。
自殺予告に逮捕に服役。

そして薬物過剰摂取による死亡。36歳

GG亡き後もMURDER JUNKIESは活動を続け、
兄マールは、GGの遺品などを売り、生活をしている。







地元が大嫌いだから破壊したかったし、
人が大嫌いだから暴れるぶん殴るうんこ投げつける。

酒とタバコと麻薬が大嫌いな私ですが、
全部浴び浴びだったGGへのこの愛は、

何もかもに狂いそうに怒りを感じ、
お前の敵は俺!つまり、世の中全部俺の敵
と感じていた人間への、共感と同情と愛おしさ。


GG本人は、
頭おかしかった狂信者の父親の影響は受けてないと言ってるそうだが、
確実にそいつの遺伝子を色濃く受けてしまったし、悪影響受けまくってしまったはず。
母親ははっきりと言ってないけど、幼い頃、GGが父親に何をされたか想像はつく。
でも、GGは、自分は自分としてこうなんだと信じているのに、
奴の影響受けていると認めると負けになるからね。
弱者ってことになるし。絶対に認めない。
「壁を作ってきた」とGGが言ってる。すごくわかる。


あたしは、GGはキチガイ父親の犠牲者だと思っている。

GGは自分が犠牲者になるのは我慢できないだろうし、
本人とファンには激怒されるだろうが、間違いなくそうだ。

ちん●の小ささのせいじゃない


じゃあ、兄マールはどうかと言うと、
どうやら、母親の方に似ているのかもしれない。
楽天的で実務的。GGとは真逆の資質。
だからきちがいに育てられてもそれほど影響を受けなかったのかも。


このドキュメンタリーのネットでの感想は、
感動とか涙とか母親が素敵とか、そう言う感じみたいだけど、
あたしは、悲しくて悲しくてたまらなかった。胃が痛くなった。
母親、もっと早くに逃げてくれればよかったのに。

あ、母親、ケビンは二重人格だったって言ってるけど、違うと思う。
母親を憎む手紙は、子供の頃の恐怖と憎しみから救ってくれなかった怒りからだし、
ケビンがGGでいることは、彼にとって救いになってたと思うんだ。
どんどんエスカレートして自己破壊になったとしても、
ケビンでだけでは生きるのが辛すぎたと思う。
それと、エスカレートしてしまうのはGGだけじゃない、
人前に出る人にとって、観客ってものすごく残酷だから、
観客のせいでもあるんだ。

ああ、悲しい




今は無い,
素晴らしくクールな映画ばかりを上映してくれていた渋谷シアターNで、
GGのドキュメンタリーを昔観ました。

「全身ハードコア GGアリン」
「ザ・クランプス 精神病院ライブ」過去記事

GGアリンとザ・クランプス










今年、GGが忌み嫌ったニューハンプシャーに行く予定です。
行く街が違うから墓参りはできないけど。





「ゴッズ・オウン・カントリー」






原題 GOD'S OWN COUNTRY 2017年 イギリス

監督 フランシス・リー 

出演
ジョシュ・オコナー(ジョニー
アレック・セカレアヌ (ゲオルゲ
ジェマ・ジョーンズ(ジョニーの祖母
イアン・ハート(ジョニーの父



フランシス・リー 



神の恵みの地と呼ばれるヨークシャー地方
だがここで生きる人々にとって、自然は厳しく、
生活は苦しい。息抜きには、パブで飲むしかない。

ジョニーは、ささやかな牧場で、
病気で思うように体が動かない父親と祖母と暮らしている。
命令しかしない父と、グチばかり言う祖母にうんざりの毎日。
家を出た母親とは音信不通。

羊の出産シーズンに向けて、
父はルーマニア人のゲオルゲを短期で雇う。
最初はゲオルグをジプシーと呼び、バカにしていたジョニーだったが、
彼の真摯な仕事の仕方に心がほぐれていく。









セリフにしなくても、感情も背景も人間性もわかる極上の物語


祖母・父・息子
色々やりきれないそれぞれ。
家族としての感をどう表現したらいいかもわからない。
だから口から出るのは文句ばかりになってしまう。

ああ、 わかるなぁ・・・・・


ジョニーとゲオルゲの関係の始まりは、
「ブロークバック・マウンテン」を思い出させます。
ラヴシーンというより感情の爆発による格闘みたいなね。
でもその後は全然違う。
ジョニーは鬱々としていた自分を解放していき、
やがて、家族にも仕事にも今までと違う視線を得る。

気持ちを表す言葉をほとんど発しない中で、
「変わりたいんだ」というジョニーのセリフにグッとくる。


家畜たちの出産、死、農場や牧場の現実として
そのままに撮ってます、はい。ダメな人はダメでしょうね。
ただ、亡くなった命を別の命を助けるために使う、
あの羊の赤ちゃんのシーンには心打たれた。


美しい映画でした。おすすめです。



なんにせよ、これが60過ぎのハゲデブ爺さん同士だったとしたら、
とてもじゃないが純粋な心には見えんわな。
やっぱ恋愛の表現は若者に限る!映像なんだから。


それにしても
父親役のイアン・ハートって、すごくない?
この人、54?歳だけど、70近い感じのなんちゅうか、
老けてるっていうんじゃないの、ちゃんと父親らしい、
ちゃんと爺さんらしい。苦労した年配の男らしいの。
ジョン・レノン役で有名になったそうだが、
写真を見ると、一人の人間とは思えないくらいに多彩。
特殊メイクの力を借りなくても、年齢も立場も違う人間を自在に演じられそう。
これぞカメレオン俳優ってやつね。







女王陛下のお気に入り お衣装




⚫︎夫は、毎夕食時、社食のご飯がどんなに美味いか、
私の料理を食べながら云います。


TOHOシネマズ六本木には、

「女王陛下のお気に入り」で、

実際に女優たちが着用した衣装が展示されてました。


端っこのみすぼらしいのが、
エマ・ストーンが宮廷に初めて行く時に着てたやつ


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はぁ〜 (//∇//)・・・・・   ❤️

レイチェルちゃんのお肌がこれにぃ
レイチェルちゃまのお汗がこれにぃ 

黒いやつね


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女王陛下がお召しになったドレス
細部

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「女王陛下のお気に入り」




いやー、
この監督のやることなら、なんでも両手を上げて賛成しますよ。あたしゃ
特にセックスのアホくささ滑稽さ描写ね。

ヨルゴス・ランティモス監督

いかに人間不信で人間嫌いで、
人生は茶番と思って生きてるか、よーくわかる。


このかたの作品は全作見た!全作クソ好み!


「籠の中の乙女」感想

「ロブスター」感想


あ、「聖なる鹿殺し」の感想、
書いてなかったことにさっき気づいたので、
あとで書きます。

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原題 THE FAVOURITE 2018年 
   アイルランド/アメリカ/イギリス


出演
オリヴィア・コールマン(アン女王
エマ・ストーン(アビゲイル
レイチェル・ワイズ(サラ
ニコラス・ホルト(ハーリー
ジョー・アルウィン
マーク・ゲイティス
ジェームズ・スミス




お気に入り




英国に君臨するアン女王
痛風に苦しみ、17人の子を失い、愛憎入り混じる侍女に操られ、
生きる喜びも女王としてどう存在すべきかもわからない。

弱っている女王の腹心はサラ
女王の世話だけでなく、政治にも口を出す。
女王の意見を思うままに変えることさえできる。

父親が賭けに負け上流社会から落ちぶれたアビゲイル
従姉妹のサラを頼って宮廷に行き雇ってもらう。
目指すは元の身分を取り戻すこと。










この映画に男の居場所はない
実に心地よい


自然照明のみの陰影が映し出す、人間の政治の時代の裏表。

魚眼レンズの歪んだ世界が、
この時代の貴族や王族の狂った世界と同化する。

とは言え、監督は、
衣装も家具も、ぜーんぜん正確な時代考証なんか気にしなかった。
むしろそんなものからわざと外してるんだね。
いいねー、監督

人間どもは、言うことやることヘンテコで露骨で醜くて、
あー、いつもの監督だー、とワクワクした。
ワクワクして毒笑いして、毒のまんま気持ちよく終わるかと思ったら、
なんと!


な・な・涙が出てしまったのだ!

ええええーーーーーっ
ヨルゴス作品で涙ーーーーー???


うん、 
女王に取り入り、権力をものにしようとする二人の女の、
手段を選ばぬあの手この手の策略を楽しんでた。
なのに ラストに向かう女王とアビゲイルのシーンで、
女王の苦悩が痛く痛く胸に刺さり、
アビゲイルの、「結局この人の心に、もう食い込めないんだ」
とわかった、あの表情と、
子供代わりのウサギたち、でも決して子供の代わりにはならない、その虚しさと、

あの、ラストに涙を拭ったよ
セリフでもナレーションでもテロップでもない、
女優二人の表情とウサギを重ね合わせたあのシーン。
なんて見事な演出なんだろう。


さすがだ!ヨルゴス!





オリヴィアだけじゃないよ、
エマ・ストーンも、歳とってもきゃわいいレイチェル・ワイズも
監督の意図をよーく理解した上での、すごい演技してるよー

*ニコラス・ホルト君は、こん時代のばっかばかしい装いなのでね。。。
美貌を拝めはしないね。


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主演 オリヴィアは、
「ブロードチャーチ~殺意の町~」が代表作みたいですが、
(このドラマ、ものすご、好きです)

私は個人的に、このドラマのオリヴィア、だーいすき❤️

「セレブになりたくて ~サイモンの青春日記~」(2008)
 BEAUTIFUL PEOPLE