⚫︎友達に、私がどんなに不幸なのか指摘されたので、
紛争地で毎日レイプされてる女の子たちに比べたらすごく幸せと答えた。
ジェシカ・チャスティン主演だから、気になっていた実話。
実話を資料やインタビューを元に小説のような書き方で仕上げたノンフィクション。
「ユダヤ人を救った動物園――ヤンとアントニーナの物語」ダイアン・アッカーマン著

1939年 ポーランド ワルシャワ
ワルシャワ動物園を営んでいたジャビンスキ夫妻は、
ユダヤ人を園にかくまい、脱出させた。
夫も妻も、多数の著書があり、日記も残っているおかげで、
事実の記載だけでなく、彼らの心情も細かく描写されている。
美しく装飾的で、ファンタジーの世界のような文体は、
動物園の日々や妻アントニーナの人となりを輝かせ、
好きな人ならうっとりするような文章になっています。
動物たちに対するアントニーナの愛情だけでなく、著者の愛情も感じられます。
私は、ドライで完結な文章が好きなので、
ちょっとめんどくさかったけどね。
こんな本が原作なら、きっと素敵な映画になってるんだろうなー、
と思いました。
ダイアンの夫が脳卒中で失語症になり、回復するまでの、
5年間の記録、
「愛のための100の名前」が面白そうだ。

邦題が鼻につくけど
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ジェニファー・ローレンスがスパイ役だというので読んだ。
「レッド・スパロー」ジェイソン・マシューズ著

なんじゃこりゃ!!
スパイ小説というより、まるでポルノ小説!まさかジェニファーが、こんなエロシーンはやらないだろうね???
やらないよね?? ね????
著者ご本人が元CIAエージェントだというから、
ああいうエロ仕掛け専門スパイの訓練も、本当にあるのかもしれないけど、
気持ち悪すぎてほとんどすっ飛ばしながら読んだ。
主人公のドミニクの人物描写も浅いというか、
男目線だなー、薄いなー、と物足りなかったし、面白いと思えなかった。
一点だけ興味深いのは、ドミニクが共感覚の持ち主という点。
でもこれも、とってつけたようで、あざとさしか感じない。
映画は、「ハンガー・ゲーム」の監督だから、
違った切り口になってるんだろうけど、
ジェニファーには合わないと思う。
ヘアメイクを見ると、ロシア人っぽくなってるけどね。
私は、「ユダヤ人を。。。」もそうだけど、
その国の俳優が役をやってないとしらけるんで、
その国の言語でないとしらけまくるんで、
両方とも見ないのだ。