「Mother!」を観たよ



トロントに来る前にメールで問い合わせしたら、
素早く丁寧で親切な返信をくれた映画館に行ってきました。
毎週火曜日は5ドル、普通の日は10ドル。
対応が嬉しかったので、普通の日に観ることにした。

なーんの前知識もなかったが、ジェニファー・ローレンスがホラー??
という事で、気にはしてました。
夫役があの、あの、あの、私の大の苦手のハビエルなんで、
躊躇してたのよね。あまりに合わない夫婦だろうよ!とも思ったし。

だけど、観てわかった。
あの年の差は、必然だったのです。
そして、ハビエルの、顔と声と話し方の気色悪さが、
この映画の内容に欠かせなかったのです。


ネタバレになるからあんまり言えないけど、
狂ってます!頭おかしいです!(ほめてる)
監督は、「一般の客向けに作ったんじゃない」てな事言ってるそうです。

そうでしようね。
これを勧めて同感してくれる友達っていない気がする。

また別の日にちゃんとした記事書きますが、
なんかすげえ映画だった。
「タクシデルミア」を誰にもわかってもらえなかった時の感覚を思い出した。
「パフューム」のラストの意味をわかってもらえなかった時を思い出した。

ジェニファー、どうなんでしょ どうなんでしょ
ちゃう!!!どんなんでしょっていうのは、
今までの役とは違う、誰かの影になってというか、
状況をコントロールできないしない、一見愚かで従順なというか、
(それは理由がちゃんとあるのですが)こういう役をどう思ったのか?とね。
彼女があの役をどう解釈して演じたか、インタビュー記事などを検索したいと思います。
あ、ジェニファー、体的にはサービスショットありです。


ホラー系でセリフも少なめなので、英語わからなくても大丈夫。


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今 トロント時間9月19日17時41分

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「シークレット・ディ」



▪️親知らずが痛くて歯医者に行ったら、おっさん医者が
「18歳の女の子のようには早く伸びないですけどね」と言いやがったので、
苦情のメールを送りました。


原題 Every Secret Thing  2014年 アメリカ


見てるうちに、あ、この話知ってる!と思い出した。
好きな小説の映画化だった。

ローラ・リップマン著「あの日、少女たちは赤ん坊を殺した」
すごくよかったんだよね、この本。


監督 エイミー・バーグ

出演
ダニエル・マクドナルド(アリス)
ダイアン・レイン(アリス母)
ダコタ・ファニング(ロニー)
エイミー・トライビー?(ロニー母)
Brynne Norquist(アリス少女時代)
エバ・グレース・ケルナー(ロニー少女時代)
エリザベス・バンクス(刑事)
コモン
クレア・フォーリー


Every Secret Thing



赤ん坊が行方不明になり、遺体で発見された事件の犯人は、
近所に住む二人の少女だった。

服役を終えて実家に帰ったロニーとアリスは、
前科者のレッテルを背負いながら、新しい人生を模索していた。

しかし、二人の出所後間も無く、
またもや幼児が消える事件が起きる。
犯人はアリスなのか?それともロニーなのか?








ダコタが主役じゃありません。
小説では、ダコタ(ロニー)の心情も詳しくありましたが、
映画はアリスに焦点を当てています。

アリス役女優、素晴らしい存在感!
この人だけで、映画化成功、と言ってもいいくらいの。

小説の陰惨悲惨、狂気は、映像にすると半減いたしますが、
女の悲しさは伝わると思います。


ボルティモアだなー、やっぱ。

子供は、行動の先を読めないから、こんな事件はいくらでもおきるわね。
自分はなんとかやらずに済んだ、運がよかった、と思いました。



ローラ・リップマンの小説のこと、以前書いてました。

ボルティモアについての過去記事


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「いつも心はジャイアント」




原題 JATTEN 2016年 スウェーデン/デンマーク

監督 ヨハネス・ニホーム 

出演
クリスティアン・アンドレン
ヨハン・シレーン
アンナ・ビェルケルード
リンダ・フェイス



スウェーデン/デンマーク



リカルドは狭頭症を患い、ダウン症の患者たちと施設に住む。
母親はリカルドを産んで神経症にかかり、その後うつ病になり施設暮らし。

リカルドが夢中になっているのがペタンク。
片目しか見えず、その片目の視力も悪いため、
チーム仲間が投げた球に気づかず、ぶつかってしまう。
この事故で、リカルドをチームに置いておくと責任問題が発生すると
考えたリーダーたちは、リカルドをチームから外すことにする。

ペタンクの相棒ローランドは、二人でチームを作ろうと提案。
北欧選手権で優勝を狙って練習に励む。

リカルドは誕生日にママの住む施設に行き、
開くことのないドアの郵便受けにトロフィーと絵を押し込む。








リカルドが生きる現実世界はドキュメンタリータッチ。
リカルドの頭の中は、自分が巨人になった世界のファンタジー。

二つの世界がラストに向けて近づき、
死の悲しみと愛に包まれる喜びに圧倒される。



難病ものではありますが、センチな音楽なんて使わず、
西部劇のような勇ましい音楽が使われているのがいい。
ジャイアントになったリカルドが「オラオラぁ」って進んでいく感じで。



***ネタバレ***

ママは狂っていたけれど、リカルドを愛する心は病気に負けず、
だからこそ、息子を遠ざけてしまった自分に、失った親子の時間に、
もう耐えられなくなって飛んでしまったんだね。

リカルド、やっとママに会えて良かったね。



ローランド役のおじちゃん、どっかで見たな、と思ったら、
「ミレニアム」シリーズに出てた人でした。
リカルドを演じるクリスティアンは、神経線維腫患者。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

砂の上でやるスポーツだからか、
ビーチバレーの大会と同じ場所なのがちょっと笑えた。
屋内に砂を敷き詰めて、ビーチバレーのほうには、
ヤシの木と青空が書いてある布を張っててね。

一箇所に隣り合わせで球技やってたら、
ボールもぶつかると思うよー。欧州大会だっていうのに。
微笑ましいけどね







「ブランカとギター弾き」



あああ、、、、いい映画だったなぁぁ

涙が止まらなかったよ映画館出てからもしばらく。




原題 BLANKA 2015年 イタリア

監督 長谷井宏紀 


出演
サイデル・ガブテロ (ブランカ)
ピーター・ミラリ (ピーター)
ジョマル・ビスヨ (セバスチャン)
レイモンド・カマチョ (ラウル)

ブランカ以外 本当に路上で生きてる子供と盲人


ギター弾き



フィリピン マニラ
ストリートチルドレンのブランカ
父は死に、母は男と出奔

ある日街角のテレビで、
女優が養子をもらうニュースが放送されていた。
それを観ていた男が、「俺もあの女買いたい」と言ったのを聞き、
ブランカは、「母親を買えるの?」と驚き、
お金をためて母親を買おうと思いつく。

ブランカは路上で歌う盲人ピーターの稼ぎを盗もうとするが、
一緒に稼ぐことにする。

「困ったことがあっても歌えば大丈夫」
ピーターはブランカに歌うことを促し、
ブランカの歌声を聴いたバーの経営者に住み込みで雇われるが・・・









愛、 なんだよね、この映画は



人と人との思いやり
他人の痛みを自分のものののように感じる心
誰かが幸せになるように願う心

そして監督の、人々への愛


路上で出会うちびっこセバスチャンの、
明るいようで本当は寂しい心もいとおしい。


ピーターの
「世界がみんな盲人だったら戦争は起きない
みんな見えるものに執着しすぎる」

セバスチャンの
「携帯もゲームもいらない。俺を売ってもいいからブランカを逃して!」

ブランカの
「大人は子供を買うのに、子供が大人を買っちゃいけないの!?」


泣く   泣きまくる


爽やかなラスト 



ブランカが歌う、叙情的で感情を揺さぶるフィリピン民謡
「カリノサ」、監督が日本語をつけてます。
映画公式サイトで聞けます。


フィリピン民謡「Cariñosa 」





エンドロールが始まる前に出たテロップで、
涙どーーーーっ・・・

(T T)



ブランカ役サイデル・ガブテロちゃん、来日レポ

Cinema Art Online


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路上で生きる子供がいる世界のこと、違う視線で考えた。

普通、子供が家も親もなく、
教育を受けられないことを嘆くのは当然として、
実は、親といるより路上の方がよっぽど幸せ、
っていう生活を送る子供もいるはずって。
そういう、親から離れたい子供にとっては、
物乞いしようがゴミ漁ろうが道端で寝ようがほっといてくれる社会、
金を稼いでもいい誰も通報もしない社会がありがたいという場合もある。
たとえ危険でも。

文明社会のいやなところの一つが、子供は親といるべきという考えと法律。






「アムール、愛の法廷」



▪️「うちで一番きれいな場所はどこかわかる?」と夫に聞かれ、
「わかんない」というと、「エアコン、自動クリーナーが毎日働いてる」
私の掃除がダメという皮肉なのか、ただのユーモアなのかわからず悩む。




わーい!ビアギッテが出てるー!

(シセ・バベット・クヌッセンSidse Babett Knudsen
=「コペンハーゲン/首相の決断」のビアギッテ)

と、喜んで再生したが、
すごく胸糞悪い思いをする羽目になった映画。


原題 L'HERMINE 2015年 フランス


監督 クリスチャン・ヴァンサン 

私、この人の映画、ダメだ。「大統領の料理人」もムカついてた。
生理的に気持ち悪い。

他、出演者
ファブリス・ルキーニ
エヴァ・ラリエ
コリンヌ・マシエロ
ソフィ=マリー・ラルイ



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あんまり融通の利かないタイプらしい裁判官じじいが、
昔入院した時の麻酔医が、陪審員として目の前に現れ、
当時優しかったからって、自分に惚れてると思い込みやがり、
(しかもまだ既婚だったくせに)
振られた過去を蒸し返し、。。。。。という気色悪いにもほどがあるストーリー。


医者が、「患者に優しくしちゃいけない?」と言うと、
「男はその気になる」って、ばあああーか 馬鹿め

だいたい、男は、って、おめえ男じゃねえから、じじいだから。
「フランスでは」って、(医者はデンマーク人)
フランスは、医者が患者に優しくしただけで色恋だと思う国かよ?!
ヤダヤダ



こんな吐き気がする映画に、なぁにが、
「いつだって、愛は思いがけず訪れる。」だよ!

頭おかしいんじゃないの?


しかも、そんなキモい元患者に再会した彼女、
離婚したし、友情を育みましょ、っぽい雰囲気になってる。

普通、女がこういうやつになびくことはなぁーーーーーい!!

監督、女のこと何もわかってない。


気持ち悪くてすぐにでも止めたかったけど、
ビアギッテのために我慢して見た。

フランス語も完璧だなんて

ビアギッテ LOVE

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大好きドラマ
「コペンハーゲン首相の決断 Borgen」
ファイナルシーズン UKTrailer




「ジョイ」




自分で設計開発したモップを通販番組で自分で宣伝し、
大成功を収めた女性の実話の映画化。



原題 JOY 2015年 アメリカ

監督 デヴィッド・O・ラッセル

出演
ジェニファー・ローレンス
ロバート・デ・ニーロ
エドガー・ラミレス
ダイアン・ラッド
ヴァージニア・マドセン
エリザベス・ローム
イザベラ・ロッセリーニ
ブラッドリー・クーパー
ダーシャ・ポランコ
マディソン・ウルフ



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ミミと言う名の女性が、
孫娘のジョイについて語ると言う形になってます。

ジョイは子供の頃から物を作るのが好き。
大人になったジョイは、二人の子供、
テレビ中毒の母親と、離婚しているが同居している元夫、
母と離婚しているが居候している父親の面倒を見ながら、
いくつもの仕事で生活費を稼ぐ生活をしていた。

ある日父親の恋人のヨットを汚し、モップで掃除したことがきっかけで、
手を汚さずに水分を絞れるモップを思いつき、借金して制作、
テレビの通販番組で売ることに。







どんな映画に出ていても、どんな役でも、
なぜにジェニファー・ローレンスから目が離せなくなるのでしょう?
なぜにこうも物語に集中させる力があるんでしょう?
まるでBob the Catじゃん


それにジェニファー・ローレンスって、
ティーンにもなれるしおばさんにもなれる不思議な女優ね。

この映画と同じ年に、「ハンガー・ゲームFINAL」に出てるから、
カットニス17歳くらいの役と、ジョイ30代の役をこなしたわけだ。

監督は、最初にジェニファーを起用した「世界にひとつのプレイブック」で、
彼女が若すぎるとわかってても、演技が素晴らしくてキャスティングしたと言ってる。
この監督作のジェニファーは、いつも実年齢よりずっと上の年齢の女性役ね。


ジョイがこうと決めたら強気で突き進むど根性が好きだ。
テレビ初出演の時、「男社会でやっていくならスカートはかないと」
と言われたことなんか無視して、これが自分、と、
いつものパンツルックになるところがいい。

ジョイの娘が、「これは遊びじゃないのね」と、
ママのやることに自分も協力しているのがいい。
子供にはわからない、と突き放すような大人じゃないジョイがいい。


子供の頃に得意だったり好きだったことって、
その人の生涯通じて影響を与えるんだなー、と思いました。


________________________



ジョイのホームページ

Joy Mangano



1996年のジョイ
ミラクルモップの宣伝




2016年のジョイ
メイシーズと提携してるんだねー










「ファウンダー」



▪️「ミイディアム」でアリソンが目覚めるシーンで、
たまにパジャマ着てないと、やったんだな?やったんだな?と心で問い詰める




マクドナルドを、
小さなレストランから巨大産業にした男の、実話を基にした映画。



原題 THE FOUNDER 2016年 アメリカ

監督 ジョン・リー・ハンコック

出演
マイケル・キートン
ローラ・ダーン
ニック・オファーマン
ジョン・キャロル・リンチ
リンダ・カーデリーニ
パトリック・ウィルソン
B・J・ノヴァク
ケイティー・ニーランド



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1954年
ミルクセーキマシンのセールスマン、レイ・クロックは、
マシンを8台も注文した、田舎のレストランに興味がわく。

その店は、独自のシステムと調理器具で、ウエイトレスも皿も無い、
テイクアウト専門のバーガー店だった。

この店に惚れ込んだレイは、
国中に広がるフランチャイズにしようと経営者に申し出るが、
経営者であるディックとマックは、乗り気にならない。








レイがダメダメセールスマンとして描かれている。
自伝によると、ダントツ一位の売り上げを誇るセールスマンだった。
これ、本人が見たら怒るんじゃ無い?と思った。死んでるから見られないが。

あと、離婚時の妻への財産分けに関して、
自伝ではマクドナルドの株をあげたと書いてあるが、
映画ではムカつくケチ野郎になっている。
これもどうなの?どっちが本当?
自分が他の女と結婚したくての離婚だから、
どっちでも腹立つけどね。


それはそれとして、映画としてどうかというと、
最初に、アップのセールストークシーンを入れたところがいいなと。
一発で、この男が何者なのかを見せてくれてる。
サービス業がまだ成熟していない時代の、
アメリカのダイナー(ドライブイン)のダメなところ描いてるから、
マクドナルドのシステムが人々に受け入れられた理由も納得できる。


ビジネスが巨大になっていく過程が、
あまりにも急激にワンカット入れるだけみたいな説明なので、
もう少し時間を割いても良かった?
間延びしないようにうまいこと編集して入れてみたら?
と思った。


どちらかというと、レイをいけ好かない奴として扱ってるので、
マイケル・キートンの、人を不快にさせる顔がドンピシャだった。
(私はこの顔が大の苦手、ついでにローラ・ダーンの顔も大の苦手)
映画には無いが、レイは、マック兄弟のすぐそばにマクドナルドを作って、
兄弟の店を潰してるから、確かにいけ好かない野郎です。

この人の考えでは、
ささやかな幸せのある今に満足して上を目指さない人々は、
愚鈍な怠け者ってことのようです。自伝でも映画でも。


出演してる役者たちにまるっきり華がないっていうのも、
実在の人物の映画としてはいい。
下手に絶世の美男美女使われると、現実味ないもんね。



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個人的に非常にワクワクしたのは
行った場所がいくつも出てきたから。



2015年 セントルイス

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2015年イリノイ州デスプレーンズ 
クロックによるチェーン店一号店

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2016年カリフォルニア州サンバーナーディーノ近くのROUTE66

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2016年カリフォルニア州ロサンゼルス
ホットドッグ PINK'S

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そして、たくさんの、
ROUTE66始め、アメリカの国道の標識