「ヒッチハイク・キラー」






原題 ROAD GAMES 2015年 イギリス/フランス 未公開

監督 アブナー・パストール 

出演者は、みんな何かで見た顔
アンドリュー・シンプソン(イギリス人ヒッチハイカー)
ジョゼフィーヌ・ドゥ・ラ・ボーム(フランス人ヒッチハイカー)
フレデリック・ピエロ
バーバラ・クランプトン


このポスターでは内容を誤解するのでは?


アンドリュー・シンプソン ジャック



”ヒッチハイカーは乗せるな”の看板のある、フランスの田舎道。
イギリス人の若者がヒッチハイクをしている。
やはりヒッチハイクをしていたフランス人女性と知り合い、
なんとなく一緒に旅することに。

やっと二人を乗せてくれた初老の地元の男性は、しきりに家に寄れと言う。
親切にも食事と部屋を提供する男性だが、話題が、
近隣で連続している殺人事件になると、妻の態度が一変する。

朝、若者が目覚めると、旅の相棒は消えていた。








最初に 死体引きずりシーンがあり、
次に男性ヒッチハイカーが(荷物もなしに)映るので、

”ヒッチハイカーが、乗せてくれた人を殺しまくる映画か?”

と、一瞬思いましたが、それじゃ普通すぎるもんね。
そんで、次に出て来たなんとなく過去に問題ありそうな女の子が犯人か?
と、一瞬思ったところで、押し付けがましい親切心見せつけるオヤジが怪しいと感じ、
巨乳中年妻の態度を見て、ますますオヤジを怪しんだのに、
途中で余計なイカレじじいが登場。

えーーー どうなってんの?

でも、
真相はなかなかに良かったです。


映像にきちんと高級感と緊張感があるので、
ストーリーはチープなヒッチハイカーホラーものですが、
ヨーロッパの人間ドラマの雰囲気が感じられる。
あの夫婦のルックスの力も大きいと思う。

不満が一つ。
イカレじじいは、出さなくていいんじゃない?




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「FOUND ファウンド」



⚫︎12分300円の守銭奴ナビパークが、早くも10分300円になっていた衝撃



原題 FOUND 2012年 カナダ

監督スコット・シャーマーは、
おっかない系の作品を作り続けている人のようです。

出演
ギャヴィン・ブラウン (弟)
イーサン・フィルベック (兄)
フィリス・マンロー (母)
ルーイー・ローレス (父)
アレックス・コギン (弟の友達)
シェーン・ビーズリー (ビデオの主役)




この写真から期待する中身とはちょっと違います。
いい意味で。
第一、兄ちゃん、こんなに筋肉ついてないしね。

「FOUND ファウンド




兄さんは人の首を切り取ってバッグに入れている。
その秘密を知ってるのは僕だけ。
僕はホラー映画が好きで、友達のデヴィッドとダークな漫画を描いている。
兄さんの部屋にもホラービデオがいっぱいある。
僕は学校ではいじめられている。
兄さんはママともパパとも喧嘩してる。
僕がいじめられてる話を兄さんにしたら、やり返せ!と励ましてくれた。
生首の秘密を僕が知っても、「お前には何もしない」と言う。










殺しの理由に人種差別思想があるんで、
単純なホラー好きには気持ちのいいもんじゃないわね。


後半までは、
これは内気でいじめられっ子の男の子が、強さの象徴としてホラーを好み、
サイコパスではあるが自分には優しい兄に励まされ、その兄も超えて成長していく物語。
だと思って、なかなかいい気分で見ていたのよ。

そんだけど、 劇中劇のあの性欲虐待殺人が出てきてから、
やっぱ狂ったホラー映画かなー?と思い直し、
いよいよの大惨劇からは、もう、何が何だか。。。。。。
すごいことになっちゃうんだが、主役の子の魅力で、
何か爽やかに感じちゃったりしてな。

はははははは :(´◦ω◦`):  はぁ〜ぁぁっ・・・・・・・

あそこまでやっちゃうのが評価されて色々受賞してんのかな?
途中までで終わらせるって手もあると思う。
あの子が自分が書いたホラー漫画を燃やすあたりで。でも、
そんな甘い青春ストーリーにしてはいけなかったんだね。
原作があるんだから、ラストはああなってるんでしょうねきっと。

原作読みたいけど、翻訳本は出てないみたいね。
著者が脚本も書いてます。

著者トッド・リグニイAmazonサイト



目ん玉ほじくりシーンが見事!



主演のギャヴィン君のスター性が映画を一段上げたよね。

ギャヴィン君について語る監督。
こんな頭おかしい映画の監督は爽やか好青年の雰囲気







ギャヴィン君出演 2014年 「The Impersonators」
こりゃ面白そうだなー





カナダの映画TV産業は、アメリカ依頼の仕事がかなりの割合を占めるそうです。



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主人公が入り込むレイルロードミュージアムが気になったので調べたら、
インディアナ州スミスヴィルという街にある本物の博物館でした!

骨のガンで、足が不自由な獣医師ベイカーさんが、
古い駅を改造し、博物館にしたようです。
なんと、改築中にノコギリで指を切り落とし、「おいら、これをミイラにする!」
と決め、屋根を新しくする費用を作ろうと、
瓶詰めにしてeBayに出品したら断られたと!
博物館に来たお客さんに買ってもらうのを待ってるそうですよん♬

Haunted Train at Bakers Junction

WEBサイト
住所:7898 S Fairfax Rd, Bloomington, IN 47401 USA

入場料は寄付?な感じ??

ここのサイトに詳しいこと書いてあります。

Roadsideamerica.com


映画の中で、主人公たちを怒鳴りつける声だけありましたが、
あれ、もしかしてベイカーさんご本人?クレジット確かめなかった。







誰か行ってきてぇ〜!!!


あと、主人公が母親とホラーDVDを借りにいく店もあった。

Video To Go
住所:557 E Temperance St, Ellettsville, Indiana 47429




すげえな、インディアナ州




「アンジェラ」



⚫︎マルセイバターサンドは、味は好きだが干しぶどうが大嫌いなので、
おいし〜い♡ と 気持ち悪いよ〜 が交互にきて、気持ちの整理がつかない。



リュック・ベッソン監督のやつ

原題 ANGEL-A 2005年 フランス

出演
ジャメル・ドゥブーズ (アンドレ)
リー・ラスムッセン  (アンジェラ)



アンジェラ


男 

のための映画ですね。


チビで借金まみれでチンケな詐欺やらかしてる男に、
180cm金髪美女が、マイクロミニドレスのお股広げて、
「なんでも言われたことをするわ」
「あなたのしたいようにするわ」

「じゃあ キスしろ」

グエッ、  もうこのシーン見ただけで削除しようと思いました。


男の借金返すために男のいいなりに他の男とヤる

ああそうでしょうとも、そういう女が欲しいんだろうよ、男はよ、

気持ち悪いんだよ!


守護天使とやらが売春するなんつー話、おめえの頭ん中だけにしとけ!ベッソン



冷静に考えて
天使役がミスキャストな気がする。
「私には過去がないのぉーーーーー 」なんて叫んで泣いても、
あの外見のスーパーモデルに共感や同情がわくもんですかいね。
ちーともかわいそうに見えませんよ。

タバコ吸いまくって
天使だから健康被害関係ない ってあたりは笑えたが。



リー、「ファム・ファタール」では大好きだが、この映画では嫌い。
ジャメル、「アメリ」では大好きだが、この映画では嫌い。








「MAY メイ」



⚫︎アーモンド飲料って、
インスタントラーメンをそのままかじった時の味じゃない?



原題 MAY 2002年 アメリカ

監督 ラッキー・マッキー 
素晴らしい名前ですね


出演
アンジェラ・ベティス
ジェレミー・シスト
アンナ・ファリス
ニコール・ヒルズ



MAY メイ」



小さい頃、片目が悪く眼帯していて友達ができなかったメイは、
母親から一体の人形をもらい、その人形だけが友達だった。

大人になり、目は治っても、変わり者のメイに興味を示すのは、
職場のレズビアンと、ホラーマニアの男だけ。
レズビアンは浮気性、ホラーマニアはキモいメイから距離をおく。

施設で子供の相手をするが、人形を持って行ったら壊された。

誰も私を見てくれない。
それなら自分で理想の友達を作ればいい。










可愛いアンナ・ファリスちゃんがレズビアン役

ホラー映画かと思ったら、
ベトベトした描写が気持ち悪くてうすらエロい、
中途半端オタクフェティシズム映画でした。


<突っ込みたい>

・変人女子って、ああいう服は着ませんよ。
めちゃださいか、ゴス系ロリ系に行く、そういうのはわかるが、
あんなヘンテコすぎるつぎ当て服を手作りしてまで着る女はいません。

・挙動不審女はキモいだけでしょ。そそる?男ってそうなの?
(あー、ヤれそうならどんな女でもいいのか)

・猫の手術シーンの猫肌がすごく違うよ。

・相手の男の反応が嘘くさくて、いくら作り物でも冷めるし、大根役者に見える。
(この俳優、他の作品ではいいのになー)


全然楽しくないすっきりしない。
変にメイをかばった、男目線映画でした。好きじゃない。
処女イカれ女ものとして、スペインホラー「ネスト」の足元にも及ばない。


主演女優は同じ年にTVの「キャリー」でキャリー役やったそうだが、
どう見ても30歳なのに、高校生の役は無理すぎるだろうよ。
この手の神経質そうでちょいと怖い顔って、
「ネバーエンディング・ストーリー」のなんとかの君系統だね。
すごく苦手




「トッド・ソロンズの子犬物語」



⚫︎うさぎをネズミ科だと思ってる人がいることにすごく驚いた日




原題 WIENER-DOG 2015年 アメリカ

なんでわざわざ監督の名前をタイトル(邦題)につけるの?なんで?
この監督の作品がみんなこういう感じだから?一定のファンがいるから?
私は他の作品を見てないからわからない。


出演
キートン・ナイジェル・クック/トレイシー・レッツ/ジュリー・デルピー
グレタ・ガーウィグ/キーラン・カルキン/コナー・ロング/ブリジット・ブラウン
ダニー・デヴィート
エレン・バースティン



トッド・ソロンズの子犬物語







人間不信で人間嫌いの人が、
『そんなことないよぉ〜 へへへっ』(´∀`*;)ゞ  と、とぼけながら作ったらこうなった、
みたいな映画。


もちろん、私のようなひねくれ者が、気に入らないわけがない。

<可愛い子犬が、いくつかの家庭で飼い主と絆を結びながら、
小さな冒険を続ける。>

そんなありがちな、いい人ぶった物語じゃぁありませんのよ。



*最高のセリフの数々

「なぜ躾けるって言うの?」
Why do people say house broken? だったかな
「犬が持つ意思を打ち砕くからだ」
You have to break dog the will. だったかな

「人間に従うように」
「意思とは個性だ」

これは大人が子供を躾けるという、
ムシズが走る大嫌いな言葉を、とてもよく説明してる。
自分の都合よく動く子供にするために、子供の個性を潰すのが大人だからね。


野良犬に孕まされためす犬のくだりは、
「レイプよ」
「(野良犬は)レイプしてレイプしてレイプしたから撃ち殺された」
「(メス犬は)性感染症になり死んだ」

そうだそうだ、レイプ犯は撃ち殺されて当たり前。
レイプされると妊娠だけでなく性感染症が恐怖。







どこか、「バス男」を思い出すうすらボンクラムードもあり。



非常に面白かった。


ラスト、うまいじゃん。



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ずーっと流れた曲
「Clair de Lune 」







「スリー・ビルボード」



⚫︎「疲れた耳には笑いがうめきに聞こえる」
(映画 ディーン君がいた瞬間 より)


原題 THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOURI
    2017年 イギリス/アメリカ

監督脚本 マーティン・マクドナー 

フランシス・マクドーマンド
ウディ・ハレルソン/サム・ロックウェル/ジェリコ・イヴァネク
ジョン・ホークス
ピーター・ディンクレイジ
ルーカス・ヘッジズ
ダレル・ブリット=ギブソン
クラーク・ピータース
サンディ・マーティン
ブレンダン・セクストン三世

そして、ケイレヴ・ランドリー・ジョーンズ




THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOURI






ミズーリ州エビング
滅多に人が通らない田舎道の脇に立つ、古い3つの広告看板
(スリー・ビルボード・アウトサイド)

7ヶ月前に娘を強姦殺害された母親は、
捜査を進めない警察署長に向けるメッセージのため、
ビルボードを一年間借りることを思いつく。
19歳の女と浮気して家を出た、暴力夫が置いていった車を売り、
一ヶ月分のレンタル料を払って出した広告の文字は、
事件を忘れたい街の人々と、差別主義者だらけの警察官たちの逆鱗に触れる。

母親は、脅しや嫌がらせに屈することなく立ち向かう。








いやーーーーーーー!!良かった!

ものすごくいい作品だった! 拍手


サム・ロックウェルにも、ケイレヴにも、
フランシス・マクドーマンドにも、演技賞をあげたい!
アーロンも良かったのだけれど、あまり署長らしさが見られず、
ということは、アーロンの持ち味はこの役では生かされないということなのか?
個人的に、アーロンは、白い制服が似合わないというか、
もっと薄汚い方が似合うというかハマる。
サム・ロックウェルの母親役の女優の化け物感もすげえ

ケイレヴ、珍しくイカレポンチの役じゃないけど、
やっぱりちょいと斜めに構えた人物で、それでも素晴らしくいい!
オレンジジュースのシーンなんか、可愛くて可愛くて



ミズーリ州の田舎というもの、「ウィンターズ・ボーン」でも感じたけど、
いわゆるホワイト・トラッシュが暴力的な生活をしていて、
人種差別も根強い。
そんな背景の中、エビング・ポリス・デパートメントはほとんど機能せず、
暴力警官が市民を殴りつける。


言えないんだけど、言えないんだけど、裏と表があるんです。
母親と娘の関係にも、警察署長にも、ばか警官にも。


私が「いぇーい!いいぞいいぞ」と拳を突き上げたくなったのは、
説教しにきやがった神父に母親が言ったこと。

「同じ服着てアジトがある、ギャングと同じね。
あなたが2Fでくつろいでる時、下で仲間が少年を犯している。
あなたは見て見ぬ振り。あなたも同罪では?」


きゃっほー!ザマアミロ (*・`ω´・)

最後の、母親とバカ警官のやりとりもいいです。
大人だなー


エンドロールで音楽を確かめたかったんだけど、読みきれなかったわ。

西部劇調の音楽が、母親の荒っぽい行動を応援するっていうか、
西部劇は嫌いだけど、なんかかっこいい。


大人の深いヒューマンドラマです。何やらユーモアもあります。

観て!


あ、ご注意。
犯人探しのサスペンス映画ではありません。人間を描いた、ドラマ映画です。




「150ミリグラム ある女医の告発」



⚫︎ラジオ英会話のおじさんが、英文が流れるたびに必ず
「皆さん」と一言付け加えるのがなぜなのか気になって気になって、
勉強に身が入らない。



原題 LA FILLE DE BREST 2016年 フランス 未公開

監督 エマニュエル・ベルコ

出演
シセ・バベット・クヌッセン
ブノワ・マジメル
シャルロット・ラメル
イザベル・ドゥ・エルトフ
ララ・ノイマン
フィリップ・ウシャン
パトリック・リガルデ
ギュスタフ・ケルヴィン


シセ



フランスの、大きな製薬企業セルヴィエ社の薬害事件の映画化。
メディアトールという薬は、糖尿病の治療薬兼「やせ薬」として、
1976年~2009年販売され、500~2000人を死亡させた。

大学病院の医師イレーネは、
患者が心臓弁膜症を発症し死亡したことに疑問を抱き、
患者が服用していたヤセ藥を調べる。
すると、その薬メディアトールの服用者で、死んだ人々が大勢いると気付き、
2007年、メディアトールの副作用の危険性を製薬会社に指摘した。
しかし会社は、その報告を無視したため、
イレーヌは2010年に「メディアトール150 mg : 何人死んだ?」という本を出版する。









医師として、患者に納得いかない症状が現れたり亡くなったりした時、
とことん追求して患者を楽にしようと頑張る。
そんな当たり前のことをしたイレーヌが、まれな医者に思えちゃう。
私はいい医者に当たったことがないからね。

闘ってる時もそうだけど、
権力側から圧力かけられてもマスコミに持ち上げられても、
一貫して自分の主義「全ては患者のため」からずれない。
そんなイレーヌの潔さ誠実さに感動しながらみました。


*好きなシーン

・本が出版されマスコミに取り上げられ、頑張ってきたことが報われと知った時、
車の中でイレーヌが泣く。あの顔、素晴らしい!

・母親がテレビで自分の行いを話す姿を見る子供達の顔。
母を誇りに思うあの顔。



2015年の「アスファルト」で、
とても面白かった俳優ギュスタフ・ケルヴィンが真面目な役だった。
この人、熊みたいで可愛くて好き。


イレーヌ役Sidse Babett Knudsen
この人が演じたからこその爽快感。

デンマーク語、フランス語、英語完璧。
大好き、この女優さん
絶対正義の顔してる。絶対に信頼できる顔してる。
シセっていう名前も素敵


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ご本人  イレーヌ医師