JAL内映画鑑賞



忘れないうちに飛行機で見た映画のことを書いておきます。

「パッセンジャー」「夜に生きる」「ムーンライト」


「ゴーン・ガール」は、またもや見てしまった。
大好きな殺害シーンは、何度見ても本当に胸が踊る。

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「パッセンジャー」

原題 PASSENGERS 2016年 アメリカ

監督にびっくり!ノルウェーのめちゃ面白かった映画
「ヘッドハンター」のモルテン・ティルドゥムだったのねー。

出演
ジェニファー・ローレンス
クリス・プラット
マイケル・シーン
ローレンス・フィッシュバーン
アンディ・ガルシア←ええーっつ!?どこにでてた?


パッセンジャー



なんとなく、大したことなさそうだとバカにしてたんだけど、
思ってたのと違って、なかなか良かった。
予告だけだと、都合よく若い男女が目覚めるって、無いな、
と思ってたんだけど、
なぜ彼女が目覚めることになったかの過程が良かったし、
元からロボット顔のマイケル・シーンがあまりにも適役だったし、
主演二人の魅力が素晴らしく、とても共感できました。
何か、とてもお似合いというか、しっくりくる組み合わせだった。

やっぱ、ジェニファー・ローレンスって、ただもんじゃ無い。

「NO! You die, I die!」名台詞ですねえ





プールのシーンが美しい
(何もあんなにセクシー系水着 着ることないとは思うけど、ジェニファー)

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「夜に生きる」

原題 LIVE BY NIGHT 2016年 アメリカ

*とてもいいタイトルですね。

監督・製作・主演べン・アフレック

出演
エル・ファニング
ブレンダン・グリーソン
クリス・メッシーナ
シエナ・ミラー
ゾーイ・サルダナ
クリス・クーパー

LIVE BY NIGHT


私は、ギャングを美化する映画は大嫌い(特に禁酒法時代)だから、
「ゴッド・ファザー」も映画としてのできに関係なく、大嫌い!
この映画も、禁酒法時代のヤクザもんが主役だから、
終始嫌な気持ちにとらわれ、なんの共感も同情も愛着も感じず、
登場人物の誰をも好きになることができなかった。


ベンアフだから、
もちょっと違うものになってるかと期待してたんだけど、
退屈と嫌悪感しか覚えなかった。





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「ムーンライト」

原題 MOONLIGHT 2016年 アメリカ

監督・脚本 バリー・ジェンキンズ 
原案 タレル・アルヴィン・マクレイニー

出演
<シャロン>
アレックス・ヒバート/アシュトン・サンダーズ/トレヴァンテ・ローズ
<ケヴィン>
ジャナン・ピテー/ジャハール・ジェローム/アンドレ・ホランド

マハーシャラ・アリ
ジャネール・モネイ
ナオミ・ハリス



アカデミー賞作品賞受賞、納得!
これを選んだアカデミー会員、捨てたもんじゃない。


ムーンライト


マイアミの貧困地域に生まれ、
麻薬中毒の母親と暮らすシャロンの成長を、
少年期、青年期、成人期の3部に分けて描いた作品。





ああああ・・・・・
なんていい映画。。。。。。

しみた しみたよオーーーーーー


こんなに静かに描いても、痛みや苦しみ、そして愛も、
強く強く表現できるんだー。
見て時間がたつほどに、じんわり涙がにじむような映画だった。
名作だと思う。


監督インタビュー動画




音楽も素晴らしい!

もう一度見て、いつかじっくり書きたいです。

公式サイト

ムーンライト






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「持たざるものが全てを奪う/HACKER」



▪️JALの座席表を見せようとして夫がPCの前で私を呼ぶので近づいたら、
クリック間違えてエッチな下着のサイトが開いた


この、どーでもいいめんどくさ邦題は、
同じくハッカー映画「ピエロがお前を嘲笑う」のアレでしょうね

原題 HACKER 2015年 アメリカ

監督 アカン・サタイェフ 

出演
カラン・マッコーリフ
ロレイン・ニコルソン
ダニエル・エリック・ゴールド
クリフトン・コリンズ・Jr


持たざる者が全てを奪うHACKER



ルーマニアからカナダの田舎に移民した一家。
父親は怠け者、母が懸命に働く、息子はPCが遊び相手。

母は、勤めていた銀行をクビになり、息子は得意のPCで金を稼ぐ。
都会でもっと稼ごうと、息子アレックスはトロントに出る。
母を泣かせた銀行への恨みから、ハッカー集団に接触する。
知り合った男と組んでカード詐欺をするようになる。
やがて女の詐欺師も加わり、三人はますます大金を手にするようになる。

一方、ハッカー集団のリーダー、”ゼット”に会いたいアレックスは、
認めてもらうため、大規模なATM詐欺を実行する。



*確かに!次世代スターが総出演です。
みんなキュートです




母親を助けるためのはずだったのに、
どんどん違う方向に流れていく。
大金手にした若者がそうなるのは仕方ないけど、
痛みが見えてこない。


ハッカー映画としては、技術的な部分をあまり描いてないのが物足りないし、
犯罪映画としては、全体的に変に甘い感じがするし、
はっ!!? これ、もしかして、青春映画なのか?

でも、青春映画にしては恋は全面に出てきません。


アレックスとサイが、
トロントでケチな商売してた頃は面白かったんだけど、
キーラが入って世界規模で動くようになってから、
ぜーんぜん面白くなくなった。
キーラの心理が見えてこないし・・・

まあ、キーラの裏にいる“おじさん”が、
最後にはどんでん返しの存在になるんだろうとは予測してたけど、
どんでん返しのわりに、爽快感・やられた感は無いですね。


トロント 香港 ニューヨーク タイ と、
国際的に移動してるはずが、ちんまりした映画の印象です。
青春映画だから、これでいいのかな?

全体的に、心理描写が浅い。


と、あまりいいこと書いてないけど、
アレックスは可愛いし、サイはかっこいいし、
キーラも可愛いし、主演者達の魅力を楽しんだので満足。


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うーん、やはり、この人たちの顔は似ている
肌の質感とマニアックなイメージと気持ち悪さは違うけど・・・


ゼット役だったクリフトン・コリンズ・Jr

クリフトン・コリンズ・Jr


と、バーン・ゴーマン

クリフトン・コリンズ


写真だとあんまり似てないかもしれないけど、
この二人のどちらかが出てると、いつも、どっちなのか一瞬考えてしまう。



ところでこれは昨日書いてた下書きです。

今、ニューヨーク ブルックリン 10日14:53




「ザ・ギフト」



久しぶりのレベッカ・ホール鑑賞

原題 THE GIFT 2015年 アメリカ


監督は、ゴード役のジョエル・エドガートン(脚本も)

出演
ジェイソン・ベイトマン
レベッカ・ホール
ジョエル・エドガートン


ザ・ギフト



シカゴから夫の故郷に越してきた夫婦。
引っ越しの表向きの理由は、夫の転職。
実は妻が流産(多分)の経験で精神的に不安定になり、
静かな環境でやり直すための引っ越しだった。

新居用の家具を買いに行った店で、
夫に声をかけてきたのはゴード。
以来、ゴードは何かしらプレゼントを持って家に来るようになる。

夫とゴードは高校の同級生だったが、
二人の関係に疑問を持った妻は、夫の過去を調べることに。






いやぁ〜。。。 あの、「キンキー・ブーツ」の彼が、こんな映画をねぇ・・・
こんな映画を作るとはねぇ〜・・・・・・

すっばらすいぃ!!!


見終わってから、
「THE GIFT」というタイトルの恐ろしさに気づき、
背筋がぞおぉぉぉぉ〜・・・・・・・・・・

後になって考えるほどに、GIFTの意味に震え上がる!


贈り物って、大切な人に、
その人のことを想ってその人が喜ぶ顔が見たくて、
相手への自分への幸せの行為、としか考えてなかったけど、
国や時代により、権力者に娘を差し出すことがギフトだったり、
牛をもらう代わりに娘をやったり、
嬉しいどころか恐ろしい事態にもなるのだなー。と思い出させてくれた。

ほんで、この映画のギフトって、
物をあげるギフトっていうのは表面だけで、
ゴードにとっては、逆にもんのすげえギフトを手にいれたという。。。。

ヒーーーーーーっ
怖いヨーーーーー (゜Д゜)〜〜〜!!!


子供を亡くした経緯や夫婦の形など、説明描写はあまり入れず、
それでも、こちらに伝わるようにできています。うまいです。
もちろんラストも『ご想像にお任せします』になっている。うまいです。

広い家だからこその、ちょっとした暗がりや曲がり角の恐怖や、
妻が、昼間誰もいない家で過ごす時の、
漠然とした不安感も伝わってくる。うまいです。

夫の人格がわかってきたあたりの、女として感じる妻と同じ嫌悪感。
ひじょーに共感します。うまいです。

ラストへの持っていき方。
ぐえええええええええ まさか!?
ぎえええええええええ ヤメローー!!
もうだめだーーーーーー!
叫びそうになりました。 うまいです。

殺人も血みどろもスプラッターも無い
なのにこんなに恐ろしい。

おすすめです!


しかし、、、最悪に気持ち悪かったスペイン映画
「スリーピング・タイト」を思い出しました。
あの映画は、あまりにも嫌い(映画としてはすごくよくできてるの)なので、
書く気になれない。











「或る終焉」



原題 CHRONIC 2015年 メキシコ/フランス

Chronic 病気が慢性ってことの慢性って意味らしい。

監督 ミシェル・フランコ 

編集、フリオ・ペレス四世 四世って何者?と検索したら、
「イット・フェローズ」でも編集してたー!
うまいな、この人の編集って。緊張感や期待感を煽るのよね。


出演
ティム・ロス
サラ・サザーランド
ロビン・バートレット
マイケル・クリストファー
ナイレア・ノルビンド


ティム・ロスがカンヌ映画祭の審査員だった年、監督の「父の秘密」が受賞し、
その縁で本作につながったらしい。



arusyuuenn.jpg


終末看護の仕事をする男
一人を看取えば、次の患者の元に行く。

昔 離婚し、妻と娘には長いこと会っていない。

患者の世話とランニングで一日を終える。

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この予告動画でも、ちらっと見えますが、「女 SUSHI」って・・・・
どこ?このロケ地? どこの寿司屋?

結末は、胸をつかれたと言うよりも、あ〜あ、って感じです。




監督の祖母が亡くなるまでの数ヶ月、
世話をした看護師は、家族にも理解できない祖母の感情を理解し、
家族の知らない遺品を見せてくれた。
監督は、看護師の人生に興味を持ってこの映画を作ったそうだ。
彼女は、20年間の末期患者の付き添い看護師の仕事で、
慢性的なうつ病chronic depression を患っていた。

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冒頭の、ガリガリの女性の体を洗うシーンから、
(あの患者さんのガリガリぶりは拒食症のモデルさん??)
目が離せなくなりました。すぐにこの映画に引き込まれました。
無駄な音楽、セリフのない、患者と看護師の日常。

患者が亡くなった後に看護師が街でつく、罪のない嘘。

やがて、看護師の、病気を持った息子がいた過去が示される。


ティム・ロスだからなのか、男だからなのか、
患者に妙に寄り添うのがちょっと気持ち悪く思えるの・・・
呼ばれてないのに葬儀に出るとか、
頼まれてもないのに患者にプレゼントするとか、
おばちゃん看護師がしたら、まー、親切な看護師、と思えるんだろうけど。
セクハラ疑惑も仕方ないかも。
まああれは、すけべじじいのせいなんだけどね。
(じじいのすけべのシーンは全て早送った、キモいから)

じじいの腕の下に枕を置くシーンは、腕って置き場に困る物体で、
寝るとき、どうにも納まりつかず疲れるときあるから、すごく実感できた。



ラスト、やっぱり、「父の秘密」の監督!  うん!!
すごいな
すごいって言うのは、死に関わる仕事を続けていて、
慢性的な鬱になっている人間だもの、注意力散漫にもなるわな、ってことを、
このやり方で見せてくれたからです。

「父の秘密」過去記事





「パパが遺した物語」



▪️熱で寝込んでも、
夕飯は外で食べて来てと夫に言えない小心者です



ああああああ・・・・

痛い・・・ とても痛いよーーー

なぜに人は、自分で自分を罰してしまうのか?


原題 FATHERS AND DAUGHTERS 2015年 アメリカ/イタリア

監督 ガブリエレ・ムッチーノ 

出演
ラッセル・クロウ/アマンダ・セイフライド
アーロン・ポール
ダイアン・クルーガー
クヮヴェンジャネ・ウォレス
ブルース・グリーンウッド
ジャネット・マクティア
ジェーン・フォンダ
オクタヴィア・スペンサー

カイリー・ロジャーズ



FATHERS AND DAUGHTERS




小説家の夫と、妻。
車の運転中に、夫の浮気が原因で喧嘩が始まり、
事故を起こす。

妻は死亡、夫は後遺症がのこる。
7歳の娘は無事だったが、発作を起こす父親には子育ては無理と、
妻の姉夫婦が娘を預かり、父親を入院させる。

父と娘の絆は強く、父の最期の小説は、
親子を書いたものだった。


25年後、問題のある子供のカウンセリングをする娘は、
男と行きずりの関係を繰り返す日々を送っていた。









ラッセルの演技について書くべきでしょうけど、
私はあの子のことしか考えられない。

なぜ?なぜこんなヤリマンなの?
なぜ、相思相愛の男がいるのに他の男とヤるの?

と思うのが普通の感覚よね。

ものすごくわかるんだ、あの子の行動。
あれは、自分には価値がないと思ってる女の行動なんだよね。
価値がないから誰とでもヤれるし、心の繋がりなんて信じられない。
だけどヤってる時だけは一応相手は自分のもの。
誰もがヤりたいと思う外見を持ってるのも災いしてる。
愛する父がもういない自分なんて、無価値。
「捨てられるのが怖い」というより、
父以外に、純粋に愛してくれる人がいるのが信じられなくて、
幸せという状態が居心地悪くて、嫌われることをわざとするのよ。
幸せを壊してこそ、自分らしい、これが本当の自分と思えるのよ。

幼少期に刻み込まれた傷は多分一生治らないから、
自分で自覚して思いとどまるしかない。

あの子がかわいそうで仕方なかった。
彼氏は「理解したい」って言うけど、理解できないと思う。
一見、ハッピーエンドだけど、先は難しい。