「ヴァーサス ケン・ローチ映画と人生」



My best director,is Ken Loach.


原題 VERSUS: THE LIFE AND FILMS OF KEN LOACH 2016年 イギリス

監督ルイーズ・オズモンド
製作レベッカ・オブライエン
編集ジョビー・ジー

出演
ケン・ローチ
キリアン・マーフィ
ガブリエル・バーン
ポール・ラヴァーティ
レベッカ・オブライエン
アラン・パーカー

製作のレベッカは、ケン・ローチ作品を多く製作してきた人。


ヴァーサス ケン・ローチ映画と人生




2014年に引退を決意したのち、
2016年「わたしは、ダニエル・ブレイク」を作ったケン・ローチ。
なぜ?  やっぱり怒りが原動力だったのね。

引退を決めたのち、保守党が大勝利してこれは大変と思ったケン・ローチ。
国が国民をどう扱うかを描くため、再び声をあげた。

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「わたしは、ダニエル・ブレイク」の何が一番胸を打ったか、
なんでケン・ローチをますます尊敬したか、は、
<女の必需品 生理用品をきちんと描いてくれたこと>。
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このドキュメンタリー映画は、彼の映画製作への取り組み方だけでなく、
わたしが今まで知らなかった、
ケン・ローチの生い立ち、仕事の歴史、
プライベートの出来事も明かしてくれている。

子供を交通事故で亡くしていたなんて・・・・



ケン・ローチ本人の言葉がたくさん聞けて、すごくすごく貴重な映画!





あらためて、「ケス」の原作を読もうと思った。







なんどもなんども繰り返し見たい。

***お宝映画にいたします***




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「だれのものでもないチェレ」




原題 ARVACSKA(孤児) 1976年 ハンガリー

監督 ラースロー・ラノーディ

出演
ジュジャ・ツィノコッツィ
シャンドル・ホルヴァート
アンナ・ナジ
マリアン・モール

ひゃ〜!ここにも「悪童日記」のばあちゃんが!
ピロシュカ・モルナール
若い頃は普通。。。。。




cyere.jpg




1930年代初めのハンガリー
孤児院から農家に引き取られた女の子チェレは、
服も靴も与えられず、ろくに食事も与えられず、
折檻されながら牛の世話や家事をする毎日。

とうとう農家を逃げ出しても、
再びもらわれていった家で、労働を強いられ暴力をふるわれる。
この家には秘密があり、それをチェレに知られたと思う主は、
チェレを毒殺しようとする。







ミクロシュ・ホルティ政権下と言っても、
ハンガリーの歴史全然知らないので、どんな状況だったのか、
検索してもあまりはっきりとは理解できませんが、
孤児院が地獄で、養子をとるのは、
政府から金が出る&働き手を得るためだけで、
子供の人権なんてもんは、誰も考えつかないような時代だったことは確かね。
このくらい前の時代なら、今は先進国と言われる国々でも、
世界中でこんなもんだったとは思うけど。

いやー、びっくりしたけど、
かなり長い時間、丸裸なんだね、チェレ。
7歳とはいえ、今じゃ絶対作れないね、こりゃ。

なんで丸裸なのかは、
「お前はうちの子じゃないから服は贅沢。」
誰もそれをおかしいと思わない社会だったからってことで、
いやはや、なんだろ、人間って

チェレみたいに、ろくに服も着ず、
近所のオヤジに強姦された子供がどれほどいたことだろう。
強姦されたって、本人はそれが何かわかってないし、
おっかない養父母になんか言うわけないし。

すげえな大人って


ラスト、私には悲劇じゃないです。
このように、死んだ方がマシな子供がたんといるのが現実なんだから。


監督は、
「どんな人間でも人を侮辱してはならない」という抗議として、
この作品を作ったそうです。
どんだけ抗議してもこういうことは無くならないのが世の中だけどね。


5000人だか7000人だかの女の子の中から選ばれた
チェレ役ジュジャちゃん、現在51歳。
途切れることなく女優業を続けていますね。

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原作は短編小説。
ある少女の実体験に基づく小説だそうです。

これらの本を見つけました。

ハンガリーの著名な作家
モーリッツ・シグモンドMóricz Zsigmond。
この二冊の中には原作の「Árvácskaみなし児」は入っていませんでしたが、
シグモンドの他の作品2作は入ってます。
どちらも、貧しい家族の愛情あふれる日常がテーマの短編。
とても良かったです。

モーリッツ

トランシルヴァニア



「かえるくんとマックス」




オランダの好きな映画「ネコのミヌース」Minoes
のスタッフが作ったというので見てみた。



原題 KIKKERDRIL 2009年 オランダ

監督 シモーネ・ファン・デュッセルドープ

出演
ニーノ・デン・ブレイヴ (マックス)
ホイットニー・フランカー (イェッサ)
タイス・フックネ
ユール・フライダッハ

「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」のヒロイン、
ジョルジナ・フェルバーンが出てる!





カエル君





マックスは、喉の手術をするお兄ちゃんに、
「カエルの卵を食べないと、もう2度と話せなくなる」と言われ、
危ないからと禁止されてる川に行き、卵を取ろうとする。

転んで、卵を入れるビンを割ってしまったマックスは、
看護師になりたい女の子イェッサに出会い、
彼女が持っている入れ物をくれるように頼むが、
遊んでくれたらねと言われ、渋々おままごとに付き合うことに。
看護師としてカエルの卵に興味を持ったイェッサは、
マックスの卵取りに一緒に行くことにした。
友達の誓いをたてる二人だが、マックスがついた嘘のせいで、
イェッサはカンカン!









ヨーロッパの子供の映画って、なんていいんだろう!
訓練された職業子役の感じは絶対ないんだよね。
たとえベテラン子役でも。
そんで、子供が子供の考えをすること、子供なりの行動をすることが、
対大人じゃないのね。大人の目を意識した内容になってない。
悲劇でも喜劇でも。

私はハリウッド映画の子供の描きかたが嫌い。

随所で出てくる歌が可愛く楽しく、
子供たちの動きが可愛く楽しく、
とってもいい映画でした。

スプリンクラー?の中ではしゃぐシーンも素晴らしかったが、
マックスとおばあちゃんの、パンケーキの歌のシーンが大好き〜


あ〜 面白かった +゚。*(*´∀`*)*。゚+




**主演のニーノ君は、順調に俳優として成長しているようで、
大きくなったお顔は、ちょっと、コリン・ファレルに似ているよ〜





「好きにならずにいられない」



あたくしは、


ブサイクで、けなげなものが好き

なのでこの映画、ものすごーーーーーく気に入ってるのです。


原題 FUSI 2015年 アイスランド/デンマーク

監督 ダーグル・カウリ 

出演
グンナル・ヨンソン(フーシ)
リムル・クリスチャンスドウティル(シェヴン)



こんな、おたく童貞コメディみたいなポスター、嫌だ。
この映画に合わない。フーシに失礼だよ。(怒)


好きにならずにいられない



フーシ43歳 独身実家住まい 空港の荷物係
趣味は第二次世界大戦のジオラマ作り
無口で無愛想で巨体でハゲ
職場ではいじめられている

フーシの誕生日
母の彼氏が、女っけのないフーシのためにダンス教室に申し込む
少しだけ親しくなった女性は精神的に不安定
フーシは彼女をほおって置けない









ほとんどの時間、涙が流れっぱなしだった。

誰かのために一生懸命になれるって、なんて美しいことなんだろう。


邦題のダメなのは、
まるでモテないデブはげ男が、ちょっと優しくしてくれた女にその気になって、
どんどん突っ走るような、誤解されるタイトルにしてるから。
この映画は、シンプルに主人公の名前にした原題が正しい。
だって恋愛映画なんかじゃないもん。
これは、彼が人生に目覚める過程の映画。
新しい一歩を踏み出す映画。
あの女性は、彼が人生を切り開くためのきっかけだったんだ。

これからのフーシが変わっていく様子が目に見えるようなラストシーン。


すごく、いい映画でした。




こちらに、フーシ役グンナルと 監督のインタビュー記事が載ってます。

「好きにならずにいられない」公式サイト









「リベンジャーズ・トラジディ」



⚫︎出会い系アプリをやってる友達によると、
既婚者お断りと書いていても、連絡してくるのは既婚者ばかりだそうです。



もう~~~~~~~~~

大好き大好き大好き大好き~~~~~~~~~

こういうタイプの映像 ヽ(≧∀≦)ノ

クール!
クレイジー!


ケレン味と毒と官能が、ケン・ラッセルの「サロメ」を思い出させる
だけどケン・ラッセルと違っていやらしさは無く、
品もあったりして、突き抜けててカッコいい!

原題 REVENGERS TRAGEDY 2002年 イギリス

監督 アレックス・コックス 
音楽 チャンバワンバChumbawamba

出演
クリストファー・エクルストン(復讐者ヴィンディチ)
アンドリュー・スコフィールド(ヴィンディチ兄)
カーラ・ヘンリー(ヴィンディチ妹)
マージ・クラーク(ヴィンディチ母)
ジーン・バトラー(毒殺されたヴィンディチの妻)
デレク・ジャコビ(デューク公爵)
ダイアナ・クイック(デューク後妻)
エディ・イザード(デューク長男)
マーク・ウォーレン(デューク次男)
フレイザー・エアーズ(デュークの息子?)
ジャスティン・サリンジャー(デュークの息子?)
アンソニー・ブース(判事?)
ソフィー・ダール(判事?妻)
ショーン・メイソン(曲芸師?)
ステファン・グラハム(警官)



リベンジャーズ・トラジディ






荒れたリヴァプールの街
金と権力で黒も白にする公爵デュークは、好色ジジイ。
街中に監視カメラを仕掛け、人々を意のままに操ろうとする。
デュークに目をつけられた妻を、結婚の宴で毒殺されたヴィンディチは、
復讐の機会を狙っている。

デュークの長男がヴィンディチの妹を欲しがるのをチャンスとし、
父息子もろとも殺してやろうと計画を立てる。

一方、デュークの息子の一人が判事の若い妻を強姦し、
デュークの後妻は、先妻の息子と不倫する。









17世紀の劇作家で詩人のトーマス・ミドルトン作「復讐者の悲劇」が原作。
舞台を近未来のリヴァプールに変えて、
ロックでドラマチックでかっこいい退廃劇にしてくれた。
どろっどろのシェイクスピアみたいな愛憎劇だけどね。


さっすが英国、
舞台劇のお芝居が板についてるなー

「華麗なるペテン師たち」のダニーが、おばかさんの次男役

時々入るカメラ目線のセリフも、
愚息らのヘアメイクもファッツションも、
カール・ラガーフェルドみたいな、デューク爺さんのメイクと衣装も、
ヴィンディチの母ちゃんの怪メイクも、
何もかも好みだわ!!!

ワクワクしながら観ました。お宝映画に入ります。

ラストも洒落てる






*それにしても、年寄りがきつめのメイクすると、
なんともグロテスクなカリスマ性が出ることよ。
悪魔とか妖怪とか鬼とかって、年寄りが派手なメイクしたのを、
人々が見間違えたんじゃないか?と思っちゃうよ。

メイクはM・A・Cでした。発色いいもんね☆

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Chumbawamba
ヒット曲「Tubthumping」









「僕がいない場所」



これまで二作しか見てないけど、とても好きになったポーランドの監督、
ドロタ・ケンジェジャフスカDorota Kedzierzawska
(何回練習しても言えない)監督の作品。



原題 JESTEM 2005年 ポーランド

監督 ドロタ・ケンジェジャフスカ

出演
ピョトル・ヤギェルスキ
アグニェシカ・ナゴジツカ
バジア・シュカルバ

エディタ・ユゴフスカ
パヴェウ・ヴィルチャック

ドロタ監督は、出演する子供たちは自分で探す。
大人も子供もプロはほとんど使わない。

素晴らしい子供達


僕がいない場所



ポーランドの警察署 子供が名前を聞かれている


国立孤児院に暮らすクンデルは、詩が好き。
孤児院に馴染めず、脱走してママの住む家に帰る。
しかし母親は、男なしでは生きられない女で、
息子を邪魔にする。

あてもなく放浪するクンデルがひと時の宿にしたのは、川辺に放置された船。
空き缶を金に換えてなんとか生活する。

川岸の家に住むクレツズは、クンデルに興味をもち、船に出入りするようになる。
美しい姉に比べて父親にもブサイクと言われるクレツズは、
酒で悲しさを紛らわしていた。

二人は少しずつ心を通わせるが、ママへの恋しさが募ったクンデルは、
再び家に戻ってみるが、今度はもう二度と来ないでと言われてしまう。

絶望し自殺しようとするクンデル。









男の方が子供より大事ってぇ母親がなんぼでもいることは、
男が子供を殴っても止めずに、
死なせる事件が続くことでもよーくわかる。

そんな母親でも慕ってしまう子供の哀れさよ。。。。。

この映画、親に疎まれた子供が浮浪児となり、
自分の力だけで生きていく健気な映画かと思って見ていたら、


なんと!

それはそれは恐ろしい恐ろしい、女心の映画
だったんですねぇ〜

ぶるっ・・・・・ (゜Д゜)!!!


美しい姉のことよ。12歳くらいでしょうかねぇ? あの子は

浮浪児に気がついて、その浮浪児が自分に見とれていることに気がついてて、
それは当然のことで、『誰もが私に振り返り、誰もが夢中になるのよ』
と自負して生きてきたあの子にとって、
手の届かない美少女である自分にこがれているだけなら、
浮浪児がなにしてようと見て見ぬふりをしてあげる。
だって私のシモベだもの、あの子も。ってな。

ところが、よりによって、ブッサイクな妹といい仲になりやがって!
あんたまじ!?許せないわ! 通報してやる。
妹の幸せなんてぶち壊してやる!ってなもんよね。

ああ こわ。。。。。。。   こええよー


ドロタ監督って、
子供の愛おしい部分と憎たらしい部分を、ちゃんと両方描くんだよなー。
「明日の空の向こうに」でも、にいちゃんに隠れてチョコを独り占めしたり、
タバコ吸ったり、大人をおだてたり、そういうところも入れてくれてた。

_________________


「名前はなんだ?」

「僕は・・・・・・・   僕だ」

誰も愛してくれないなら名前なんて意味がない

だから、名前なんて言わない もう名前はいらない
うん、そうだよね     

胸が痛い


また、「明日の空の向こうに」のあの子たちに会いたくなった。



「マーターズ」




か・い・か・ん。。。。。。。。。。

か・た・る・し・す、、、、、、、、、、、、

ものすごい解放感と爽やかさ

なにこれ?
すぐにもう一回再生したよ。


そういえば、今はなき、ホラー専門か?!だったシアターN渋谷で、
チラシを見た時、かなり心踊ったもんだ。思い出した。


これね  美しーーーー

チラシ




なんで見なかったんだろう?レイトショーのみだったのかなー?
と思ったら、やっぱりそうだった。



原題 MARTYRS 2007年 フランス/カナダ

監督 パスカル・ロジェ

出演
モルジャーナ・アラウィ(アンナ)
ミレーヌ・ジャンパノイ(リュシー)
エリカ・スコット(アンナ子供時代)
ジェシー・ファム(リュシー子供時代)
イザベル・シャス (幻覚の)
エミリー・ミスクジャン(金属目隠しの)


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女の子がどこかから全身傷だらけで逃げ出す。
施設に保護されたその子リュシーは、
廃墟で排泄用の穴の開けられた椅子に座らされ鎖で繋がれ、
拷問を受けていた様子。
施設ではアンナというひとりの少女と仲良くなる。

ある家庭。兄と取っ組み合う妹。
よくある家庭の光景。和やかな朝食。

ドアベルが鳴り、応対に出た父親がライフルで吹き飛ばされる。
家に入ってきたのは、若い女性。
彼女は母親を殺し、息子に、「親の正体を知ってる?」と聞く。
一家を撃った女性は、子供の頃から見続けていた幻覚に、
「(復習は)終わったわ」と告げ、車で待つ友人にも、電話をかける。

撃った女性はリュシー 友達はアンナ








最初のシーンで思ったのは、
あれ?この子西欧人にしては足の形と長さがアジア人みたい。
ほんでどうやらアジア系の女優が成人後を演じるから、
この子もアジア系なんだな、とわかった。

ミレーヌ・ジャンパノイ、フランスと中国の血。
出演作今までに見てるはずなんだけど、印象に残ってなかった。
顔立ちは完全にアジアなのに、瞳だけ薄くてステキ。でも
やっぱり足はアジアだったわ。



この映画のなにが素晴らしいって、
特殊メイクよ!特殊メイク!
特殊メイク ブノワ・レスタン!すげえ
弟子入りしたい!!!!


金属目隠しの子の身体のメイク、
最初、薄いシリコンのボディウエアにメイクしてるのかな?
それとも、メッシュ状のボディウエアにメイクしてるのかな?
で、アップのシーンだけ素肌にメイクしてるのかな?
と、じっくり見たが、素肌っぽくて、
お風呂に浸かっても取れないし、
アップになってもすごい皮膚感だし、
す、スゲェェェェェェ!!!!!の

アンナが拷問でモウロウとしてからのメイクも、スンバラシイ!


アンナ役女優、途中までは大して興味湧かなかったけど、
こうなってからの顔の演技が上手いわー。
向こうの世界に行っちゃった目つきが最高よ。
皮はぎされてる時の表情も最高!あそこで悲鳴をあげさせない監督の演技指導グレート!
あの透明バスタブ?に浮かんでる最後のシーンは、
私には、天使の羽が見えるくらいに美しく神々しかった。

美術品だね、あれは


ケイティ・ペリーのRiseにある、
『🎵 I will transform.』 のようだな、と思った。

いや、なにも意識を超越させるためには痛いめにあわないと、
って意味じゃないよ。この映画はその意味だけどね。
現実には、何か苦しい出来事に直面した時の人が、
苦しみを乗り越えた先に生まれ変わって羽ばたく、
みたいなことね。


アンナはまだ生きてる 生きてて「マーターズ(殉教者)」じゃなくて
「マーターズ(証人)」になってる。何の証人か?
奴らの犯行の証人としてか?命の神秘の証人か?

奴らの親玉に最後に伝えた言葉は謎のままですが、
フランス語がわかる人なら、口の動きで見当つくのかなー?
まあ、私にはそれはどうでもいいや。

親玉のセリフ「疑いなさい」ってえのは、死後の世界とかそういうこと?
これもあたしゃどうでもいいや。自殺の謎もどうでもいい。
この映画で断然重要なのは、私にとってビジュアルだもん。

があああああっつ (。Д゚; 三 ;゚Д゚)

好きすぎてなにをどう説明していいかわかんなくなるよお!
「mother!」の複雑さとはまた別の複雑さ。もう一回書くかも。


一つの疑問として、
なんで一家殺害の後にアンナとリュシーはあの家にとどまったかですが、
リュシーが監禁拷問されてたのは15年も前だし、
トラウマ抱えて記憶もあいまいな自分の言うことなんか、誰も信じてくれないだろうし、
幻覚見てること幻覚に襲われてるはずなこと、でも本当は自分で自分を傷つけてることなんか、
アンナ以外に誰も知らないし知られたくないし、
長年の恨みを晴らした後にも蘇る恐怖に、もう、
アンナが迎えに来てくれるのを待つ事しか思い浮かばなかったはず。

んで、アンナはアンナで、愛する友達(恋する)が大変な事してしまったのに動転し、
最初は通報するつもりだったのに、とにかくリュシーを落ち着かせたくて、
時間がたってしまった。

それから、死体を隠すことに対しては、隠すことへの疑問より、
(狼狽えた人は、おかしな行動に出るもんでしょうけど)
一回バスルームに持ってく疑問
とりあえず一箇所に集めたかったのかな?
埋めるつもりなら二度手間なのにね。
ここだけ、変えて欲しかったなー

あ、あと、排泄の穴あき椅子に座らせるのに、パンツ履いたまんま、ってダメじゃん。
脱がせないとな。


☆アンナについて感じたこと。それは、
「この子は、弱っている者、かわいそうな者のお世話をするのが好き」
な子なんだな、ということ。看護師さん気質なのかもしれないし、
もしかしたら、傷ついた者の世話=自分が上に立てる
支配者の快感として味わいたい子なのかも。


****施設にいたアンナが、成人後ママに電話をしているので、
孤児ではなく親の事情で預けられていたか、養子にもらわれたか、
どっちかなんだろうなー


あの、17年間も女子供をさらって、拷問の限りを尽くしてきた金持ち集団、
世界のどこかにいそうだ。ただのフィクションとは思えないな。



監督の作品で、私の好きな「トールマン」もそうだったけど、
普通のホラー系映画とは違うんだよね。着地点がホラーの域を超えている。
トールマンに関してのインタビューを読むと、
ちゃんとFBIに助言してもらい、全身全霊でストーリーを練り上げた。そうです。
マーターズに関するインタビューは見つからないけど、
トールマン同様全身全霊で挑んだ気概を感じます。

この監督、好きだ



*殺される息子役が、グザヴィエだった。まだ監督として有名になる前みたいね。
私はグザヴィエ監督の作品が全部生理的に大嫌いなのです。
世間の高評価が全くわかりません。



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ディオールのCMのミレーヌ・ジャンパノイ
こういう、どこの国の人かわからない美貌って、
わからなさって、人を惹きつけるよね。






この映画をみてこの曲を思い出す私の感覚はなんだ?